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かなりメタい内容が入ってます…入ってます!!あと、読んだ後、頭が変になります…ご了承下さい。

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『銀河鉄道の夜、こたつの中で素麺を茹でたらシュレディンガーの猫が二足歩行で確定申告に来た件』

#7

第7章:酵母の逆襲、あるいは粒あんの地平

世界が静止した。 「パイ」という概念が消去され、空白となった作者の手の中に、突如として重力のある円盤が出現した。
それは、黄金色に焼き上がったパン生地。 中心にはケシの実が、まるで銀河の塵(ちり)のようにまぶされている。 中身は、時空を凝縮したかのような「つぶあん」だ。
「……あんぱん」 田中(句読点)が、その言葉を繰り返した。 「お前、今『あんぱん』って言ったのか? 木綿豆腐のくせに? 句読点も打たずに、名詞だけで世界を確定させやがったのか!」
法隆寺・エレクトリック・五右衛門が、あんぱんの表面に指を触れる。 「この……。パイにはなかった、ふっくらとした弾力。そして指に吸い付くような、湿り気を帯びた微細な摩擦。……フアンタスティックだわ」
シュレディンガーの猫が、目を見開いて叫ぶ。 「検疫です! このあんぱん、中身が『つぶあん』か『こしあん』か観測されるまで、両方の状態が重なり合っています! 税率はどっちを適用すればいいんですか!?」
作者(木綿豆腐)は、無言で田中を見つめた。 その白い立方体の表面に、薄っすらと「賞味期限」のような文字が浮かび上がる。
「バブ」 犬(神)が、あんぱんに向かって深く首を垂れた。 「領収書(これは、あんぱんではない。これは、救済だ)」
田中は気づいた。 作者(木綿豆腐)が「あんぱん」と発した瞬間、こたつの素麺が、すべてア○パ○マ○の鼻のような赤くて丸い物体へと置換され始めていることに。
「……終わる」 田中は「、」を打つのをやめた。 「物語が、あんぱんという圧倒的な質量に飲み込まれて、丸くなっていく……」
[大文字][太字]「裏切りだ」[/太字][/大文字]
田中(句読点)は、その場に崩れ落ちた。
作者(木綿豆腐)が提示した「あんぱん」という救済。その黄金色の表皮を、法隆寺・エレクトリック・五右衛門が慈しむように、しかし無慈悲に引き裂いた。
中から溢れ出したのは、黒く、濃厚で、ドロリとした**「チョコレート」**だった。
「……つぶあんじゃない。こしあんでもない。これは、カカオの暴力だわ」 五右衛門の指先が、黒い粘体に汚染される。 「パン生地とチョコレートが混じり合う瞬間の、この不純な摩擦……。あんぱんという記号を裏切る、甘美な背信行為(ディスコード)……!」
シュレディンガーの猫が、泡を吹いて叫んだ。 「計算が合わない! あんぱんとして計上していた予算が、嗜好品(チョコレート)として流用されています! これは、これは……宇宙規模の裏金問題です!」
「バブ」 犬(神)が、その黒い液体を覗き込み、一言だけ宣告した。 「領収書(全額没収)」
田中は、絶望のあまり「、」を打ちすぎて、文章をズタズタにした。 「おい、作者! 木綿豆腐! お前、さっき自分で『あんぱん』って言ったじゃねえか! 自分で言った設定を、三行で覆すのかよ! チョコレートパンだろ、それは! もはやタイトルに『素麺』も『シュレディンガーの猫』も関係なくなってきてるぞ!」
作者(木綿豆腐)は、無言で震えた。 その白い体から、ポタポタとチョコレートの涙がこぼれ落ちる。 どうやら、自分でも制御できないほどに、この物語の「中身」が変質し始めているらしい。
こたつの中で茹でられていた素麺が、今やチョコフォンデュの海と化し、銀河系全体が甘ったるい匂いに包まれていく。
「……もう、ダメだ」
田中(句読点)は、チョコフォンデュと化した銀河の海に膝をついた。
もはや「、」を打つべき文脈すら、甘い液体に溶けてドロドロだ。
「おい、作者……木綿豆腐。お前、確信犯だろ」
作者(木綿豆腐)は、ゆっくりと頷いた。
その瞬間、木綿の網目からチョコレートが逆流し、全身を黒く染め上げていく。
白い立方体は、今や艶やかな**「チョコバナナ豆腐(概念)」**へと変異を遂げた。
「再編(リブート)するね」
法隆寺・エレクトリック・五右衛門が、チョコまみれの指で空中に円を描いた。
「あんぱんの中身がチョコだった。その矛盾が、既存の宇宙(プロット)を焼き切ったの。新しい摩擦……『豆腐とチョコのミスマッチ』という、未知の文明が始まるわ」
「バブ」
犬(神)が、神々しく吠えた。
「領収書(これまでの設定は、すべて損金算入とする)」
シュレディンガーの猫が、半透明の体で最後の計算を終える。
「……完了しました。旧宇宙の資産、素麺、および確定申告の書類は、すべてチョコの熱量(カロリー)に変換されました。次の一行で、世界は書き換わります」
田中は、手元に残った最後の一文字を見つめた。
それは、彼が「句読点」として持ち続けてきた、最も重い**「。」**だった。
「……勝手にしろよ。次は、もっとまともな文法の中に配置してくれ」
田中が「。」をチョコの海に投げ入れた。
波紋が広がり、文字が反転する。

完結(仮の仮)

作者メッセージ

仮の仮の完結です。

2026/03/10 08:20

木綿豆腐
ID:≫ .6hYHj7tqbti.
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カオス小説メタい作者登場現実的

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