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敵と味方が入り交じる世界

#48

45話

「『空白』を解除!♡」


その瞬間、すべてが同時に動き出した。


参加者も、時計の秒針も。


[太字]そして、数々の地雷たちも。[/太字]

それらは、己の役目を果たすために自ら爆ぜて、多くの参加者を吹き飛ばす。


「おい、昊!? なんで爆発してるんだ?!」

誰も重症は負っていないようだが、場を混乱させるには十分だ。

真帆の狙いはそれだったのか?


「僕にも理解ができない・・・・。一体なんで・・・!!!」


昊と真帆の目が合う。まるで何かに導かれたかのように。


「まさか・・・・、キミのスキルのせいか・・・?」


「どうだろうね〜?♡ きっと昊にはわからないよ♡」


挑発するように、真帆が言う。それでも昊は考え続ける。

ナイフのように鋭い清美の声を聞くまでは。


「昊! 2人がここから抜け出した! 今すぐ5階に行って! [太字]アレ[/太字]も持って!!」



この混乱の隙に、帷と零はここから抜け出し、武器のある5階に向かった。


「わかった、また会おう!」

(たしか、5階にはプラネタリウムがあったな。)


[水平線]

「まだスキルも使ってないのに。」


ただ一人、暗闇の中で呟く彼。


「・・・なんで僕は、こんなに影が薄いんだろう。」


うっすらと光る天井の下、彼は武器を手に取る。



「誰にも気づかれずに、5階まで来れるなんて。すごい幸運だよね。」


(ここで待ち伏せすれば、全員倒せる?)


だが、その考えを捨てるかのように首を横に振る。


(もしも複数人で攻められたら、負けるのは僕だ。)


ガチャ ギィィィィィィ


重い扉が開く。


「まさか先客がいたとはな。」

零夜と紫音だ。どさくさに紛れて、ここまでたどり着いたらしい。


「遥人さん・・・、そこをどいてください・・・・。」


警戒は忘れない。流石だ。



「もちろん。」


(影が薄い僕を、こんな暗いところで見つけるなんて。)


(確実に強敵。でも、戦いがいがありそうだね。)


うっすらと笑みを浮かべながら、武器を手に取る彼らを見つめていた。

[水平線]

「ここなら、他よりも安全に通れるはず。」

そう口にした彼女がこちらを振り返る。そして、通路全体に足音が響き渡る。



「ゼロ。ここから5階まで行く。」

「了解だ。 お前も地下の存在を知っていたのか・・・。」


ここは地下。存在が公表されていない場所の一つ。

存在を認識している参加者が少ないので、安全に行けるとの判断だろう。

だが、存在を知らなくてもここに来ることは可能だ。例えば―――。


「こんなところに空間があるとはな! 僕は知らなかったよ。」


[太字][大文字]尾行。[/大文字][/太字]



「ゼロ、聞いてくれ。」

[水平線]

「自分は、休憩時間にここを探索していて、武器がある部屋を知っている。」


「・・・俺が時間を稼げばいいんだな?」


「そういうことだ。自分が武器を持ってくるまでの間、耐えてほしい。」



「わかった。任せておけ。」



「作戦会議は終わったのか?」


「あぁ。」


「それじゃあ、始めるか。この勝負にすべてを賭ける。」

2025/03/29 16:48

みかん@活休中
ID:≫ 78UZVo6DJIHP2
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能力バトル参加型サバゲー

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