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魔王になったらいつの間にか魔界を救ってました

#15

13話

「『究極妖術 死神の迎えは命との別れ』」


朱里が生み出した大きな鎌が、彼に向かって振り抜かれる。


「そんな鎌に当たるわけ無いでしょう?『中級毒魔法 ベノムソード』」


鎌を余裕で避けた彼は、両手から紫色の禍々しい剣を生み出し、

数十本もの剣を朱里へ向けて投げた。


「お兄さん、なんで避けちゃうの!?『中級霊魔法 霊はあなたの足枷となる』」


その剣に霊が取り付いたかのように、剣がカランと音を立て地面に落ちる。


「まだまだガキだから未熟ですね、君は。」


「どういうこと・・・・?」



「こういうことですよ、っと」



物陰から、先ほどまで話していた彼と全く同じ姿の人物が現れる。


「お兄さんが二人いる・・・・?なにかの魔法?それとも・・・・?」



「それがわからないなら、まだまだ未熟なんですよ。学習してください。」


馬鹿にしたように彼が言う。


「これで終わりですね、『究極光魔法 絶望は光の裏にある』」



少しずつ辺りが光に包まれ、彼の足元から魔法陣が現れる。

その魔法陣さえもが光に呑まれ、エネルギーを放出する。


まるで衝撃波のようなビームが朱里を襲う。



ダダダダダダダダダ



「・・・なんですか、この音は。」


彼は不快感をあらわにする、それもそうだろう。正体のわからない音がなっているのだから。



彼と朱里の間に、小さな子どもが遊ぶような普通のボールが投げ入れられる。



「朱里ちゃん、助けに来た!『言霊を扱う程度の能力』、『爆ぜろっ!!!!』」

その瞬間。


ドカァァァァァァァァァン


投げ込まれたボールが、美咲の能力によって爆発した。


「一体誰の仕業・・・・、っと!後ろからはずるいと思いますよ!?」

美音が後ろから不意打ちを仕掛けたが、失敗に終わった。


「さっさとくたばれ、朱里を傷つけようとするやつに生きる資格はない。」


「「お前、命と別れる準備はできたか?」」


[水平線]
「『上級毒魔法 毒霧』」


あたりが禍々しい紫色に染まり、緊張感が高まる。


「ふふ、息が苦しいでしょ? 少しずつ苦しんでください。」



「ゲホッ 息を吸ったら体に負荷がかかる!! できるだけ我慢して!」

「朱里、絶対に吸ったらダメだよ!!!」


当然かのように笑顔でそう言った彼は、霧の影響を受けていないようだ。

彼自身を守るかのように、彼の周りにだけ霧が展開されていない。


普通の人物なら、ここで息絶えていくのだろう。


[太字][下線]普通の人物なら[/下線][/太字]、の話だが。



「『上級光魔法 聖なる光の加護』、朱里には触れさせない。」


足元に渦巻く光が、彼らを守る。まるで彼の思いに応えるかのように、渦はさらに輝く。


「お前、名前は?何のためにここに来た?」


余裕を取り戻した美咲が質問を口にする。



「俺は [漢字]凪沙[/漢字][ふりがな]なぎさ[/ふりがな]って言います。趣味は・・・・、あなた達が苦しむのを見ること、ですかね。」


[太字]「そして、さようなら。あの方のために消えてください。」[/太字]



「敬語なのに、謙遜を全く感じられないんだけど。」


美咲が苦笑いでそう言う。


[太字]戦いはまだ終わらない。[/太字]

2025/03/11 06:52

みかん@活休中
ID:≫ 78UZVo6DJIHP2
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魔救能力魔法最強ただの無双物語

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