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魔王になったらいつの間にか魔界を救ってました

#14

12話

「美咲! そっちにはいた!?」

「いない! ったく、どこに行ったんだ!?」


朱里ちゃんがいなくなって、約20分が経った。彼女はまだ見つからない。


「[小文字]なんでGPSが反応しないんだよっ![/小文字]」


「え、美音。朱里ちゃんにGPSつけてたの?」


聞こえてしまった、GPSをつけてるなんて初耳なんだけど。


「そりゃそうでしょ、大事な妹なんだよ?」

そんな会話をしていると、バタバタと音がしてバタンと大きな音をたて扉が開いた。

「―――いたぞ!!!!」

「太陽さん、どこにいました?」





美音は強く拳を握りしめながら、冷静を装って聞く。でも心配しているのは、誰が見てもわかる。


朱里ちゃんのことが大好きで仕方がないのは知っているから。


「こっちについてきてくれ!」

[水平線]
[朱里視点] 〜20分前〜

お兄ちゃんもお姉ちゃんも、難しいこと話しててつまんない!

私がすごいもの見つけられたら、褒めてくれるかな〜?


あれ、あの子。知らない子だ!話してみよっと!

いろんな子と話してるけど、あの子は見たことないな〜!



「ねぇねぇ!何してるの?一緒に遊ぼうよ!」

私が話しかけた子は、ちょっとだけ光っている黃色の水?が入っている瓶を持っていた。

まるで、その瓶の中に吸い込まれるみたいにきれい!

「何それ?きれいだね〜!」

とってもきれいだけど、それ以上に怖い。 でもそんなこと言ったら、この子が悲しんじゃう。



・・・・・この子。


「[小文字]なんで喋らないの?[/小文字]」


そう思ったんだけど・・・・。


「ねぇ。」


―――びっくりした〜。それにしてもかっこいい声だな〜!



彼女は、彼が怪しげな瓶を持っていることすら忘れて話し続けた。


彼女は無知だった。自分に迫る危機に気付けないほどに。



「一緒に、宝探ししない?」


急に投げかけられた提案。彼の手には、古そうな紙が握られている。[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]朱里[/ふりがな]の答えは・・・・。



「いいよ!どんなお宝だろ〜ね!」


「俺は、もう宝を見つけていますけどね。」


先程まで、話していた彼が消える。そして。


朱里の後ろには、朱里の知らない男が。


「お兄さん・・・・・、誰?」


ようやく自分がおかれている状況に気づいたようだ。

彼はニッコリと微笑み、こう彼女に囁いた。

「俺ですか? あなたを仲間にしに来ました。」


そう言ってはいるが、朱里のような子どもには耐えられないような圧を感じさせる。



「大丈夫。君が暴れなければ痛いことはしないから。」



そう言った彼の手では、毒針が静かに輝いていた。

作者メッセージ

ご閲覧感謝!

2025/03/04 18:10

みかん@活休中
ID:≫ 78UZVo6DJIHP2
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魔救能力魔法最強ただの無双物語

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