「美咲! そっちにはいた!?」
「いない! ったく、どこに行ったんだ!?」
朱里ちゃんがいなくなって、約20分が経った。彼女はまだ見つからない。
「[小文字]なんでGPSが反応しないんだよっ![/小文字]」
「え、美音。朱里ちゃんにGPSつけてたの?」
聞こえてしまった、GPSをつけてるなんて初耳なんだけど。
「そりゃそうでしょ、大事な妹なんだよ?」
そんな会話をしていると、バタバタと音がしてバタンと大きな音をたて扉が開いた。
「―――いたぞ!!!!」
「太陽さん、どこにいました?」
美音は強く拳を握りしめながら、冷静を装って聞く。でも心配しているのは、誰が見てもわかる。
朱里ちゃんのことが大好きで仕方がないのは知っているから。
「こっちについてきてくれ!」
[水平線]
[朱里視点] 〜20分前〜
お兄ちゃんもお姉ちゃんも、難しいこと話しててつまんない!
私がすごいもの見つけられたら、褒めてくれるかな〜?
あれ、あの子。知らない子だ!話してみよっと!
いろんな子と話してるけど、あの子は見たことないな〜!
「ねぇねぇ!何してるの?一緒に遊ぼうよ!」
私が話しかけた子は、ちょっとだけ光っている黃色の水?が入っている瓶を持っていた。
まるで、その瓶の中に吸い込まれるみたいにきれい!
「何それ?きれいだね〜!」
とってもきれいだけど、それ以上に怖い。 でもそんなこと言ったら、この子が悲しんじゃう。
・・・・・この子。
「[小文字]なんで喋らないの?[/小文字]」
そう思ったんだけど・・・・。
「ねぇ。」
―――びっくりした〜。それにしてもかっこいい声だな〜!
彼女は、彼が怪しげな瓶を持っていることすら忘れて話し続けた。
彼女は無知だった。自分に迫る危機に気付けないほどに。
「一緒に、宝探ししない?」
急に投げかけられた提案。彼の手には、古そうな紙が握られている。[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]朱里[/ふりがな]の答えは・・・・。
「いいよ!どんなお宝だろ〜ね!」
「俺は、もう宝を見つけていますけどね。」
先程まで、話していた彼が消える。そして。
朱里の後ろには、朱里の知らない男が。
「お兄さん・・・・・、誰?」
ようやく自分がおかれている状況に気づいたようだ。
彼はニッコリと微笑み、こう彼女に囁いた。
「俺ですか? あなたを仲間にしに来ました。」
そう言ってはいるが、朱里のような子どもには耐えられないような圧を感じさせる。
「大丈夫。君が暴れなければ痛いことはしないから。」
そう言った彼の手では、毒針が静かに輝いていた。
「いない! ったく、どこに行ったんだ!?」
朱里ちゃんがいなくなって、約20分が経った。彼女はまだ見つからない。
「[小文字]なんでGPSが反応しないんだよっ![/小文字]」
「え、美音。朱里ちゃんにGPSつけてたの?」
聞こえてしまった、GPSをつけてるなんて初耳なんだけど。
「そりゃそうでしょ、大事な妹なんだよ?」
そんな会話をしていると、バタバタと音がしてバタンと大きな音をたて扉が開いた。
「―――いたぞ!!!!」
「太陽さん、どこにいました?」
美音は強く拳を握りしめながら、冷静を装って聞く。でも心配しているのは、誰が見てもわかる。
朱里ちゃんのことが大好きで仕方がないのは知っているから。
「こっちについてきてくれ!」
[水平線]
[朱里視点] 〜20分前〜
お兄ちゃんもお姉ちゃんも、難しいこと話しててつまんない!
私がすごいもの見つけられたら、褒めてくれるかな〜?
あれ、あの子。知らない子だ!話してみよっと!
いろんな子と話してるけど、あの子は見たことないな〜!
「ねぇねぇ!何してるの?一緒に遊ぼうよ!」
私が話しかけた子は、ちょっとだけ光っている黃色の水?が入っている瓶を持っていた。
まるで、その瓶の中に吸い込まれるみたいにきれい!
「何それ?きれいだね〜!」
とってもきれいだけど、それ以上に怖い。 でもそんなこと言ったら、この子が悲しんじゃう。
・・・・・この子。
「[小文字]なんで喋らないの?[/小文字]」
そう思ったんだけど・・・・。
「ねぇ。」
―――びっくりした〜。それにしてもかっこいい声だな〜!
彼女は、彼が怪しげな瓶を持っていることすら忘れて話し続けた。
彼女は無知だった。自分に迫る危機に気付けないほどに。
「一緒に、宝探ししない?」
急に投げかけられた提案。彼の手には、古そうな紙が握られている。[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]朱里[/ふりがな]の答えは・・・・。
「いいよ!どんなお宝だろ〜ね!」
「俺は、もう宝を見つけていますけどね。」
先程まで、話していた彼が消える。そして。
朱里の後ろには、朱里の知らない男が。
「お兄さん・・・・・、誰?」
ようやく自分がおかれている状況に気づいたようだ。
彼はニッコリと微笑み、こう彼女に囁いた。
「俺ですか? あなたを仲間にしに来ました。」
そう言ってはいるが、朱里のような子どもには耐えられないような圧を感じさせる。
「大丈夫。君が暴れなければ痛いことはしないから。」
そう言った彼の手では、毒針が静かに輝いていた。