文字サイズ変更

魔王になったらいつの間にか魔界を救ってました

#13

11話

[美和視点]



・・・・・ここは、どこだ?

真っ白な壁に真っ白なベッド、そんな殺風景な部屋の中に我はいた。

よく見ると、壁はなにかの膜に覆われている。


ぼんやりとした感じで、手足の感覚はなく、ただ天井を見つめていた。



我の部屋じゃない・・・・、我の部屋じゃない!?




意識が急速に覚醒し、手足の感覚が戻っていく。両手両足を動かし、体の感覚を確かめる。



・・・・おかしな点はなさそうだ。少しホッとする。


それにしても、いったいここは?


ガチャン


瞬時にドアの方へ目を向ける。


小さな子どもだ、手には料理が乗ったお盆が。



「ご昼食をお持ちしました!」



ハキハキとした明るい声で、そう言う。


「ここはどこだ?我をここに連れてきたのは誰だ?」



思っていたことをすぐに伝える。この違和感が我を救っている、そう思った。



「残念ながら言えないんですよ、口止めされてるので。」


どこか寂しそうな顔で彼はそう言った。


「そうか、なら一人にしてくれ。お前に用はない。」

「わかりました![小文字]本当に忘れちゃうんですね。[/小文字]」




バタン


大きな音をたててドアが閉まる。


ここはどこなんだ・・? かすかに見覚えがあるが・・・。


そう思ったところで我は気づく。


「『月神の加護』を使えば出れるんじゃないか・・・!?」



そうだ、強行突破してしまえばいい。火力には自信がある。



「『神降・月華神威』」


我の技は、主である月神様の力を降ろすもの。『神降ろし』に近いものだ。

我くらいの地位なら、自由に扱うことができるのだ。


いつものように目の前に現れた魔法陣から、4本の真っ白なレーザーが出て壁を破壊する。



・・・・そう錯覚していたのは、慢心のせいなのだろうか。



「―――使えない。」



そう、使えなくなっていた。我の戦闘時の9割ほどを占めている『月神の加護』が。


これじゃあ、我を捕まえた張本人と戦闘するとしたら・・・・。


ゾッと寒気が襲う。犯人次第で、我の運命は変わってしまう。




それでも。



我にできることはもう何もない。


ここに閉じ込めた犯人が、脱出の道具を部屋に置くとも思えない。



なら、我にできることは一つ。





[太字][大文字]「仲間を信じて待つ。それだけだ。」[/大文字][/太字]

作者メッセージ

ご閲覧感謝!

2025/03/01 12:08

みかん@活休中
ID:≫ 78UZVo6DJIHP2
コメント

この小説につけられたタグ

魔救能力魔法最強ただの無双物語

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はみかん@活休中さんに帰属します

TOP