[美和視点]
・・・・・ここは、どこだ?
真っ白な壁に真っ白なベッド、そんな殺風景な部屋の中に我はいた。
よく見ると、壁はなにかの膜に覆われている。
ぼんやりとした感じで、手足の感覚はなく、ただ天井を見つめていた。
我の部屋じゃない・・・・、我の部屋じゃない!?
意識が急速に覚醒し、手足の感覚が戻っていく。両手両足を動かし、体の感覚を確かめる。
・・・・おかしな点はなさそうだ。少しホッとする。
それにしても、いったいここは?
ガチャン
瞬時にドアの方へ目を向ける。
小さな子どもだ、手には料理が乗ったお盆が。
「ご昼食をお持ちしました!」
ハキハキとした明るい声で、そう言う。
「ここはどこだ?我をここに連れてきたのは誰だ?」
思っていたことをすぐに伝える。この違和感が我を救っている、そう思った。
「残念ながら言えないんですよ、口止めされてるので。」
どこか寂しそうな顔で彼はそう言った。
「そうか、なら一人にしてくれ。お前に用はない。」
「わかりました![小文字]本当に忘れちゃうんですね。[/小文字]」
バタン
大きな音をたててドアが閉まる。
ここはどこなんだ・・? かすかに見覚えがあるが・・・。
そう思ったところで我は気づく。
「『月神の加護』を使えば出れるんじゃないか・・・!?」
そうだ、強行突破してしまえばいい。火力には自信がある。
「『神降・月華神威』」
我の技は、主である月神様の力を降ろすもの。『神降ろし』に近いものだ。
我くらいの地位なら、自由に扱うことができるのだ。
いつものように目の前に現れた魔法陣から、4本の真っ白なレーザーが出て壁を破壊する。
・・・・そう錯覚していたのは、慢心のせいなのだろうか。
「―――使えない。」
そう、使えなくなっていた。我の戦闘時の9割ほどを占めている『月神の加護』が。
これじゃあ、我を捕まえた張本人と戦闘するとしたら・・・・。
ゾッと寒気が襲う。犯人次第で、我の運命は変わってしまう。
それでも。
我にできることはもう何もない。
ここに閉じ込めた犯人が、脱出の道具を部屋に置くとも思えない。
なら、我にできることは一つ。
[太字][大文字]「仲間を信じて待つ。それだけだ。」[/大文字][/太字]
・・・・・ここは、どこだ?
真っ白な壁に真っ白なベッド、そんな殺風景な部屋の中に我はいた。
よく見ると、壁はなにかの膜に覆われている。
ぼんやりとした感じで、手足の感覚はなく、ただ天井を見つめていた。
我の部屋じゃない・・・・、我の部屋じゃない!?
意識が急速に覚醒し、手足の感覚が戻っていく。両手両足を動かし、体の感覚を確かめる。
・・・・おかしな点はなさそうだ。少しホッとする。
それにしても、いったいここは?
ガチャン
瞬時にドアの方へ目を向ける。
小さな子どもだ、手には料理が乗ったお盆が。
「ご昼食をお持ちしました!」
ハキハキとした明るい声で、そう言う。
「ここはどこだ?我をここに連れてきたのは誰だ?」
思っていたことをすぐに伝える。この違和感が我を救っている、そう思った。
「残念ながら言えないんですよ、口止めされてるので。」
どこか寂しそうな顔で彼はそう言った。
「そうか、なら一人にしてくれ。お前に用はない。」
「わかりました![小文字]本当に忘れちゃうんですね。[/小文字]」
バタン
大きな音をたててドアが閉まる。
ここはどこなんだ・・? かすかに見覚えがあるが・・・。
そう思ったところで我は気づく。
「『月神の加護』を使えば出れるんじゃないか・・・!?」
そうだ、強行突破してしまえばいい。火力には自信がある。
「『神降・月華神威』」
我の技は、主である月神様の力を降ろすもの。『神降ろし』に近いものだ。
我くらいの地位なら、自由に扱うことができるのだ。
いつものように目の前に現れた魔法陣から、4本の真っ白なレーザーが出て壁を破壊する。
・・・・そう錯覚していたのは、慢心のせいなのだろうか。
「―――使えない。」
そう、使えなくなっていた。我の戦闘時の9割ほどを占めている『月神の加護』が。
これじゃあ、我を捕まえた張本人と戦闘するとしたら・・・・。
ゾッと寒気が襲う。犯人次第で、我の運命は変わってしまう。
それでも。
我にできることはもう何もない。
ここに閉じ込めた犯人が、脱出の道具を部屋に置くとも思えない。
なら、我にできることは一つ。
[太字][大文字]「仲間を信じて待つ。それだけだ。」[/大文字][/太字]