[美音視点]
僕はとある人に頼まれて、リブレ村に来ている。
今回の依頼主は、西魔界の外れに住んでいるお年寄りだそうで。
食料や日用品を届けてほしいとのこと。
「あれ、美音さん。お久しぶりですね。」
この人はデュマンさん。とても頭が切れるし、いい人。
「お久しぶりです、今日は買い物代行を頼まれまして。」
「あれ、そんなことしてましたっけ?」
「いや、本来はしてないんですけどね。」
そう、僕は本来なら美咲たちのところにいるはずだった。
朱里は学校とやらに行っているし、会いたくても会えない。
「そうなんですか、がんばってくださいね。」
[水平線]
「たしか、このへんらしいけど・・・・。」
僕がいるのは、薄く暗い空が広がる森の中。
こんなところに、住んでいる人がいるのか。
「あら、そこのお兄さんかしら?」
しわがれた、女性の声。
[太字]―――気づかなかった、気配を感じ取れなかった。
[/太字]
・・・僕が、気づかなかった?
「あ、依頼主の方ですか?こちらが品物です、僕はこれで。」
僕は、寒気を感じてすぐに去ろうとする。
「お兄さん、まだわかっていないの?」
先ほどとは全く違う凛とした声。同じ人が話しているはずなのに。
そしてその瞬間、僕は金縛りにあったかのように動けなくなる。
「あなた、何者なんですか?」
僕は冷静を装って、質問する。
「魔王の相棒とか言われているのに、意外と馬鹿なのね〜?笑
そんなんで、魔王様と対等でいられるなんて良いご身分だこと。」
僕の心に、少しずつ穴が空いていく。
―――このままでいいのか?
そんなはずない。
―――僕に出来ることはないのか?
今の僕にできることなんて。
―――僕が得意なことはなんだ?
だから、そんなものないって・・・!
―――僕のスキルは?
・・・・「回復」と「分析」。
―――[漢字]お前[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]は何ができる?
・・・・・・できるだけ多くの情報を集めること。
―――わかってたんでしょ、本当は。諦めるなよ、可能性があるんだから。
うん、わかってた。でも、今はさっきまでとは違うから。
[太字][大文字]僕は、僕なりに攻略してみせる。
[/大文字][/太字]
[小文字]「『上級光魔法 聖なる光の加護』」[/小文字]
これで、金縛りが無効化され自由に動けるようになった。
ここで勝負を仕掛けてもいいけど・・・・。
先に、相手の分析からかな。
『分析』
相手の能力は・・・・。
[太字]なんだ、そういうことか。[/太字]
相手の能力は、動きを止めるものじゃない。
[大文字]「見た相手を自在に操る程度の能力」[/大文字]
それなら簡単だ。
見られたらGAMEOVERなら。
[大文字][太字]見られなければそれでいい。[/太字][/大文字]
僕はとある人に頼まれて、リブレ村に来ている。
今回の依頼主は、西魔界の外れに住んでいるお年寄りだそうで。
食料や日用品を届けてほしいとのこと。
「あれ、美音さん。お久しぶりですね。」
この人はデュマンさん。とても頭が切れるし、いい人。
「お久しぶりです、今日は買い物代行を頼まれまして。」
「あれ、そんなことしてましたっけ?」
「いや、本来はしてないんですけどね。」
そう、僕は本来なら美咲たちのところにいるはずだった。
朱里は学校とやらに行っているし、会いたくても会えない。
「そうなんですか、がんばってくださいね。」
[水平線]
「たしか、このへんらしいけど・・・・。」
僕がいるのは、薄く暗い空が広がる森の中。
こんなところに、住んでいる人がいるのか。
「あら、そこのお兄さんかしら?」
しわがれた、女性の声。
[太字]―――気づかなかった、気配を感じ取れなかった。
[/太字]
・・・僕が、気づかなかった?
「あ、依頼主の方ですか?こちらが品物です、僕はこれで。」
僕は、寒気を感じてすぐに去ろうとする。
「お兄さん、まだわかっていないの?」
先ほどとは全く違う凛とした声。同じ人が話しているはずなのに。
そしてその瞬間、僕は金縛りにあったかのように動けなくなる。
「あなた、何者なんですか?」
僕は冷静を装って、質問する。
「魔王の相棒とか言われているのに、意外と馬鹿なのね〜?笑
そんなんで、魔王様と対等でいられるなんて良いご身分だこと。」
僕の心に、少しずつ穴が空いていく。
―――このままでいいのか?
そんなはずない。
―――僕に出来ることはないのか?
今の僕にできることなんて。
―――僕が得意なことはなんだ?
だから、そんなものないって・・・!
―――僕のスキルは?
・・・・「回復」と「分析」。
―――[漢字]お前[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]は何ができる?
・・・・・・できるだけ多くの情報を集めること。
―――わかってたんでしょ、本当は。諦めるなよ、可能性があるんだから。
うん、わかってた。でも、今はさっきまでとは違うから。
[太字][大文字]僕は、僕なりに攻略してみせる。
[/大文字][/太字]
[小文字]「『上級光魔法 聖なる光の加護』」[/小文字]
これで、金縛りが無効化され自由に動けるようになった。
ここで勝負を仕掛けてもいいけど・・・・。
先に、相手の分析からかな。
『分析』
相手の能力は・・・・。
[太字]なんだ、そういうことか。[/太字]
相手の能力は、動きを止めるものじゃない。
[大文字]「見た相手を自在に操る程度の能力」[/大文字]
それなら簡単だ。
見られたらGAMEOVERなら。
[大文字][太字]見られなければそれでいい。[/太字][/大文字]