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魔王になったらいつの間にか魔界を救ってました

#10

8話

[美音視点]

僕はとある人に頼まれて、リブレ村に来ている。


今回の依頼主は、西魔界の外れに住んでいるお年寄りだそうで。


食料や日用品を届けてほしいとのこと。



「あれ、美音さん。お久しぶりですね。」



この人はデュマンさん。とても頭が切れるし、いい人。


「お久しぶりです、今日は買い物代行を頼まれまして。」


「あれ、そんなことしてましたっけ?」


「いや、本来はしてないんですけどね。」


そう、僕は本来なら美咲たちのところにいるはずだった。


朱里は学校とやらに行っているし、会いたくても会えない。




「そうなんですか、がんばってくださいね。」


[水平線]

「たしか、このへんらしいけど・・・・。」


僕がいるのは、薄く暗い空が広がる森の中。


こんなところに、住んでいる人がいるのか。



「あら、そこのお兄さんかしら?」


しわがれた、女性の声。



[太字]―――気づかなかった、気配を感じ取れなかった。
[/太字]


・・・僕が、気づかなかった?



「あ、依頼主の方ですか?こちらが品物です、僕はこれで。」


僕は、寒気を感じてすぐに去ろうとする。


「お兄さん、まだわかっていないの?」


先ほどとは全く違う凛とした声。同じ人が話しているはずなのに。




そしてその瞬間、僕は金縛りにあったかのように動けなくなる。



「あなた、何者なんですか?」


僕は冷静を装って、質問する。



「魔王の相棒とか言われているのに、意外と馬鹿なのね〜?笑

 そんなんで、魔王様と対等でいられるなんて良いご身分だこと。」



僕の心に、少しずつ穴が空いていく。




―――このままでいいのか?


そんなはずない。


―――僕に出来ることはないのか?


今の僕にできることなんて。



―――僕が得意なことはなんだ?


だから、そんなものないって・・・!



―――僕のスキルは?


・・・・「回復」と「分析」。




―――[漢字]お前[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]は何ができる?



・・・・・・できるだけ多くの情報を集めること。



―――わかってたんでしょ、本当は。諦めるなよ、可能性があるんだから。



うん、わかってた。でも、今はさっきまでとは違うから。




[太字][大文字]僕は、僕なりに攻略してみせる。
[/大文字][/太字]

[小文字]「『上級光魔法 聖なる光の加護』」[/小文字]


これで、金縛りが無効化され自由に動けるようになった。


ここで勝負を仕掛けてもいいけど・・・・。



先に、相手の分析からかな。


『分析』



相手の能力は・・・・。




[太字]なんだ、そういうことか。[/太字]



相手の能力は、動きを止めるものじゃない。



[大文字]「見た相手を自在に操る程度の能力」[/大文字]




それなら簡単だ。



見られたらGAMEOVERなら。





[大文字][太字]見られなければそれでいい。[/太字][/大文字]

作者メッセージ

ご閲覧感謝感謝☆

今回は、美音視点で書いてみました。

美咲や美音の前に現れた敵達の目的とは――?

それでは、また次回お会いしましょう!

2025/01/23 06:59

みかん@活休中
ID:≫ 78UZVo6DJIHP2
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魔救能力魔法最強ただの無双物語

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