「お、みんな来た来た。」
「え、なんでこんなに国民の人たちいるの?」
バチクソ困惑中の美音はほっといて。
「私達のバトルを見る覚悟はできたかー!」
ウォォォォォォォ!!!!
「ぶちかますぜーー!」
イエェェェェェェイ!!!
「おぉ、ハイテンション。」
美音、そんな冷静にツッコまないで。 ちょっと恥ずい。
「はい、ということで。 私vs美音のバトルの観戦者。」
「やっぱり戦闘狂多いよね、ここの人たち。」
まぁ・・・・・・、否定はしないけど?
西魔界の全体の半分くらい来てるね、多い。
「勝てばいいのよ、勝てば。それじゃ、始めますか。」
「そうだね、そろそろかな。」
こんな会話をしているけど、私達はふたりとも臨戦態勢に入る。
「『アイテムBOX 創造と破滅』」
「『究極聖魔法 弱者と強者の違い』 弱者と強者の違いは冷酷になれるかどうか。」
だから、と美音は続ける。
「僕は美咲がギッタギタになっても動じない。」
ほぇ、そんなに煽るようになったんだ。
「美音、それは当然のことなんだよ?笑
私は、敵に慈悲なんかないしボッコボコにする。それは、相手が美音でも一緒。
それが戦場で生き延びるための術。」
そう、敵に情が湧いても仕方がない。
[太字]どうせ、みんな私に負けるのだから。[/太字]
優花や紫薇が特別だっただけで、基本は一発で仕留めるのが基本。
今回は模擬戦だけど・・・・・。
[大文字]全力でいかせてもらうよ。[/大文字]
[水平線]
[第三者視点]
「『上級零魔法 [漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』」
美咲が『[漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』を発動。
「毎回それ使ってるよね。ずるくない?」
『[漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』は使用者の魔力と体力が無限になる。
それは、いくらでも攻撃できるし疲れることもない状況であるということ。
「努力の賜物だから。しょうがない。」
魔力と体力が尽きることがなくなった美咲を前にしても美音は果敢に攻撃を仕掛ける。
キンッ カキンッ
美咲の杖と、美音の光の剣が交わる。
キンッ
美咲は少し驚いたようにこう言う。
「美音さ、最近攻撃を受け流すの上手くなってるよね。」
「美咲は分析できるくらい余裕なんだね。」
お互い一歩も引かない。
「久しぶりに使おうかな、『上級雷魔法 風神雷神への雨乞い』」
ゴロゴロゴロ ビュービュー
美咲の得意魔法、『風神雷神への雨乞い』。
威力と範囲、どちらも一級品だ。
美咲が杖を掲げると、太陽は隠れて視界が悪くなっていく。
暗雲が少しずつ現れ、辺りが暗くなる。
そして、すべての雷と風が美音に襲いかかる。
地面が抉れ、地響きがなる。
「『上級光魔法 聖なる光の加護』」
こんな状況の中でも、美音は冷静さを失わない。
ピカァァァ キラッ
雷の一部を光が吸収したようだ。
その証拠に、美音の手からほのかな光が溢れ、膜のように覆っている。
「そっちのほうがずるいじゃん〜、攻撃の浄化とかどうやって対応すんのよ。」
「これが実力だから。」
少し、得意げな顔をしてそう答える美音。
今のところは互角のようだ。
「それじゃ、そろそろ本気でやるか。」
「そうだね、そろそろいいかな。」
・・・・さらに戦いが激しくなりそうだ。
[水平線]
[観戦室にて]
「なんて火力をしてるんでしょうね・・・・・、お嬢様たちは。」
火力が高いことで有名な2人だが、それでも高すぎる。
「・・・・シャルム。今日は確か満月だったよな。」
美和が突然そんな質問をする。
「ええ、満月ですけど・・・・。」
シャルムはきょとんとしながらそう答える。
「美咲の技の火力がいつもより低い。 0.8倍くらいになっている。
たしか、能力無効の襲撃をくらったときも、満月だった。」
そうなのだろうか、と思いながらシャルムは続きを促す。
シャルムは、魔力は見られるが正確な火力まではわからないからだ。
「美咲は、何者かの能力を受けている可能性がある。」
[水平線]
[美和視点]
おかしい、いくら美音が訓練をしても。
美咲の火力と同等になるはずがない。
普段の火力からして絶対にありえない。
一週間前は美咲のほうが火力が高かったはず。
たった一週間で、ここまで成長できるものなのか?
少し調査をする必要があるな。
――我は自然と伝説の「[太字]満月の夜の脅威[/太字]」を思い出していた。
あれは伝説だ、現実に起こるなんてありえない。
そう思いながらも、妙な納得感があった。
「あの伝説と同じ展開になることだけは防がなくては。」
[水平線]
[美咲視点]
「・・・・やばいかも、美音が思ったよりも強くなってる。[小文字]こんなに成長を・・・・?[/小文字]」
さっきも攻撃を掠った、そろそろ致命傷になる攻撃に当たってもおかしくない。
自分が少しずつ焦り始めていることに、私は気づいていない。
「そんなこと言ってる暇あるなら攻撃しなよ、『能力発動 光を操る程度の能力』」
美音が新しく光の剣を生み出し、攻撃。
ちょうど死角から攻撃され、少し反応が遅れる。
[大文字]「ちょ、やばい―――」[/大文字]
[水平線][美音視点]
これなら、いけるかも・・・・・!
はっきり言って、僕に勝ち目はほぼない。
相手は魔法を撃ち放題だし、疲れることもない。
なのに僕は、魔力に限界もあるし動き続ければ疲れる。
それなのに、かなりの強敵である美咲に攻撃を当てることができた。
最初に出会ったときは、互角くらいだったのに。
相手が「疲れ」と「魔力切れ」を対策しているのであれば、それ以外を攻めれば良い。
そう思って、死角から攻撃を仕掛けることを心がけた。
それが、こんなに上手くいくとは。
僕は少しの間、高揚感に浸る。
自分でも、美咲と十分に戦える。
―――そう思い込んでいるからだ。
[太字][大文字]「やっぱり美音は、まだまだね。」[/大文字][/太字]
そう言った美咲の手には、黒と黄色の柄の刀があった。
その美咲は怪我を負っていない。
「・・・・・え?さっきまで杖を持っていたはずじゃ・・・・・!」
「そうだね、私は、自分の武器である『創造と破滅』を持っていた。でも―――」
「私のアイテムBOXは、私の時間を奪わない。
だから『創造と破滅』とこの『妖刀 菊』の持ち替えにかかる時間はゼロ。」
僕の頭の中は疑問ばかりだ、それを美咲にそのままぶつける。
「それでも、美咲は結界なんて張らなかった・・・・!攻撃を防ぐなんてそんな――」
そこで僕は口を閉じる。 分かってしまった、この謎が。
「美音が思っている通りだよ、私は美音の攻撃をすべて弾き返した。
この刀は攻撃が必中になるからね、単体にしか攻撃できないのが少し不便だけど。」
だから、と続けてこう言う。
「だから、今回も私の勝ちだよ、美音。」
「『究極聖霊術 禁じられた[漢字]変化[/漢字][ふりがな]へんげ[/ふりがな]』」
そして、と美咲は続ける。
僕は覚悟する、何度も見たことがあるからだ。
これまで見てきた中でも、かなりの強さを誇る技だから。
[大文字]「今回は『[太字][漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな][/太字]』になる。」[/大文字]
・・・・・・・・・・・・・?
「ちょ、美咲!? 知らない言葉使わないで!?」
[水平線]
[第三者視点]
一応説明しておこう。
『禁じられた[漢字]変化[/漢字][ふりがな]へんげ[/ふりがな]』は『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』か『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』になることができる。
それぞれ出来ることが限られているが、強力な技だ。
それは、『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』しか知らない美音も分かっている。
『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』は式神を使役することができ、さらに『占術』と『呪詠』を扱うことが出来る。
『占術』と『呪詠』は占いや呪いだ。
そして、『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』は・・・・・・。
[太字][大文字]四大精霊[/大文字]を使役することができる。[/太字]
[水平線]
[美音視点]
「ということで、私は今。四大精霊を使役することができる。」
四大精霊って、たしか相当有名なはず・・・・・!
やはり美咲がすることはいつもおかしい、予想ができない。
―――[太字]「四大精霊を使役」[/太字]という部分に聞き覚えがある気がした。
「もしかして、それって・・・・・。」
「そうだよ、母さんも精霊使い。それに影響された。」
「それじゃあ、今はお母さんは精霊を使役できないんじゃ・・・?」
同じ精霊を複数人で使役することはできない。
だから・・・・・、と思った。
「いや、これは正確には4つの属性しか使えなくなる代わりに『加護』がつく。
残念なことに本物は使役できないんだ。本物の精霊使いは母さんだからね。
でも、母さんに少しでも近づくために、名前を『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』にしたの。」
息を整えてから、美咲は続ける。
「よし、美音。続きを始めようか、聞きたいことは聞けたでしょ?」
そう笑いながら言う美咲、君は心の中でも笑えているのだろうか。
「え、なんでこんなに国民の人たちいるの?」
バチクソ困惑中の美音はほっといて。
「私達のバトルを見る覚悟はできたかー!」
ウォォォォォォォ!!!!
「ぶちかますぜーー!」
イエェェェェェェイ!!!
「おぉ、ハイテンション。」
美音、そんな冷静にツッコまないで。 ちょっと恥ずい。
「はい、ということで。 私vs美音のバトルの観戦者。」
「やっぱり戦闘狂多いよね、ここの人たち。」
まぁ・・・・・・、否定はしないけど?
西魔界の全体の半分くらい来てるね、多い。
「勝てばいいのよ、勝てば。それじゃ、始めますか。」
「そうだね、そろそろかな。」
こんな会話をしているけど、私達はふたりとも臨戦態勢に入る。
「『アイテムBOX 創造と破滅』」
「『究極聖魔法 弱者と強者の違い』 弱者と強者の違いは冷酷になれるかどうか。」
だから、と美音は続ける。
「僕は美咲がギッタギタになっても動じない。」
ほぇ、そんなに煽るようになったんだ。
「美音、それは当然のことなんだよ?笑
私は、敵に慈悲なんかないしボッコボコにする。それは、相手が美音でも一緒。
それが戦場で生き延びるための術。」
そう、敵に情が湧いても仕方がない。
[太字]どうせ、みんな私に負けるのだから。[/太字]
優花や紫薇が特別だっただけで、基本は一発で仕留めるのが基本。
今回は模擬戦だけど・・・・・。
[大文字]全力でいかせてもらうよ。[/大文字]
[水平線]
[第三者視点]
「『上級零魔法 [漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』」
美咲が『[漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』を発動。
「毎回それ使ってるよね。ずるくない?」
『[漢字]無限空間[/漢字][ふりがな]インフィニティワールド[/ふりがな]』は使用者の魔力と体力が無限になる。
それは、いくらでも攻撃できるし疲れることもない状況であるということ。
「努力の賜物だから。しょうがない。」
魔力と体力が尽きることがなくなった美咲を前にしても美音は果敢に攻撃を仕掛ける。
キンッ カキンッ
美咲の杖と、美音の光の剣が交わる。
キンッ
美咲は少し驚いたようにこう言う。
「美音さ、最近攻撃を受け流すの上手くなってるよね。」
「美咲は分析できるくらい余裕なんだね。」
お互い一歩も引かない。
「久しぶりに使おうかな、『上級雷魔法 風神雷神への雨乞い』」
ゴロゴロゴロ ビュービュー
美咲の得意魔法、『風神雷神への雨乞い』。
威力と範囲、どちらも一級品だ。
美咲が杖を掲げると、太陽は隠れて視界が悪くなっていく。
暗雲が少しずつ現れ、辺りが暗くなる。
そして、すべての雷と風が美音に襲いかかる。
地面が抉れ、地響きがなる。
「『上級光魔法 聖なる光の加護』」
こんな状況の中でも、美音は冷静さを失わない。
ピカァァァ キラッ
雷の一部を光が吸収したようだ。
その証拠に、美音の手からほのかな光が溢れ、膜のように覆っている。
「そっちのほうがずるいじゃん〜、攻撃の浄化とかどうやって対応すんのよ。」
「これが実力だから。」
少し、得意げな顔をしてそう答える美音。
今のところは互角のようだ。
「それじゃ、そろそろ本気でやるか。」
「そうだね、そろそろいいかな。」
・・・・さらに戦いが激しくなりそうだ。
[水平線]
[観戦室にて]
「なんて火力をしてるんでしょうね・・・・・、お嬢様たちは。」
火力が高いことで有名な2人だが、それでも高すぎる。
「・・・・シャルム。今日は確か満月だったよな。」
美和が突然そんな質問をする。
「ええ、満月ですけど・・・・。」
シャルムはきょとんとしながらそう答える。
「美咲の技の火力がいつもより低い。 0.8倍くらいになっている。
たしか、能力無効の襲撃をくらったときも、満月だった。」
そうなのだろうか、と思いながらシャルムは続きを促す。
シャルムは、魔力は見られるが正確な火力まではわからないからだ。
「美咲は、何者かの能力を受けている可能性がある。」
[水平線]
[美和視点]
おかしい、いくら美音が訓練をしても。
美咲の火力と同等になるはずがない。
普段の火力からして絶対にありえない。
一週間前は美咲のほうが火力が高かったはず。
たった一週間で、ここまで成長できるものなのか?
少し調査をする必要があるな。
――我は自然と伝説の「[太字]満月の夜の脅威[/太字]」を思い出していた。
あれは伝説だ、現実に起こるなんてありえない。
そう思いながらも、妙な納得感があった。
「あの伝説と同じ展開になることだけは防がなくては。」
[水平線]
[美咲視点]
「・・・・やばいかも、美音が思ったよりも強くなってる。[小文字]こんなに成長を・・・・?[/小文字]」
さっきも攻撃を掠った、そろそろ致命傷になる攻撃に当たってもおかしくない。
自分が少しずつ焦り始めていることに、私は気づいていない。
「そんなこと言ってる暇あるなら攻撃しなよ、『能力発動 光を操る程度の能力』」
美音が新しく光の剣を生み出し、攻撃。
ちょうど死角から攻撃され、少し反応が遅れる。
[大文字]「ちょ、やばい―――」[/大文字]
[水平線][美音視点]
これなら、いけるかも・・・・・!
はっきり言って、僕に勝ち目はほぼない。
相手は魔法を撃ち放題だし、疲れることもない。
なのに僕は、魔力に限界もあるし動き続ければ疲れる。
それなのに、かなりの強敵である美咲に攻撃を当てることができた。
最初に出会ったときは、互角くらいだったのに。
相手が「疲れ」と「魔力切れ」を対策しているのであれば、それ以外を攻めれば良い。
そう思って、死角から攻撃を仕掛けることを心がけた。
それが、こんなに上手くいくとは。
僕は少しの間、高揚感に浸る。
自分でも、美咲と十分に戦える。
―――そう思い込んでいるからだ。
[太字][大文字]「やっぱり美音は、まだまだね。」[/大文字][/太字]
そう言った美咲の手には、黒と黄色の柄の刀があった。
その美咲は怪我を負っていない。
「・・・・・え?さっきまで杖を持っていたはずじゃ・・・・・!」
「そうだね、私は、自分の武器である『創造と破滅』を持っていた。でも―――」
「私のアイテムBOXは、私の時間を奪わない。
だから『創造と破滅』とこの『妖刀 菊』の持ち替えにかかる時間はゼロ。」
僕の頭の中は疑問ばかりだ、それを美咲にそのままぶつける。
「それでも、美咲は結界なんて張らなかった・・・・!攻撃を防ぐなんてそんな――」
そこで僕は口を閉じる。 分かってしまった、この謎が。
「美音が思っている通りだよ、私は美音の攻撃をすべて弾き返した。
この刀は攻撃が必中になるからね、単体にしか攻撃できないのが少し不便だけど。」
だから、と続けてこう言う。
「だから、今回も私の勝ちだよ、美音。」
「『究極聖霊術 禁じられた[漢字]変化[/漢字][ふりがな]へんげ[/ふりがな]』」
そして、と美咲は続ける。
僕は覚悟する、何度も見たことがあるからだ。
これまで見てきた中でも、かなりの強さを誇る技だから。
[大文字]「今回は『[太字][漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな][/太字]』になる。」[/大文字]
・・・・・・・・・・・・・?
「ちょ、美咲!? 知らない言葉使わないで!?」
[水平線]
[第三者視点]
一応説明しておこう。
『禁じられた[漢字]変化[/漢字][ふりがな]へんげ[/ふりがな]』は『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』か『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』になることができる。
それぞれ出来ることが限られているが、強力な技だ。
それは、『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』しか知らない美音も分かっている。
『[漢字]陰陽師[/漢字][ふりがな]式神使い[/ふりがな]』は式神を使役することができ、さらに『占術』と『呪詠』を扱うことが出来る。
『占術』と『呪詠』は占いや呪いだ。
そして、『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』は・・・・・・。
[太字][大文字]四大精霊[/大文字]を使役することができる。[/太字]
[水平線]
[美音視点]
「ということで、私は今。四大精霊を使役することができる。」
四大精霊って、たしか相当有名なはず・・・・・!
やはり美咲がすることはいつもおかしい、予想ができない。
―――[太字]「四大精霊を使役」[/太字]という部分に聞き覚えがある気がした。
「もしかして、それって・・・・・。」
「そうだよ、母さんも精霊使い。それに影響された。」
「それじゃあ、今はお母さんは精霊を使役できないんじゃ・・・?」
同じ精霊を複数人で使役することはできない。
だから・・・・・、と思った。
「いや、これは正確には4つの属性しか使えなくなる代わりに『加護』がつく。
残念なことに本物は使役できないんだ。本物の精霊使いは母さんだからね。
でも、母さんに少しでも近づくために、名前を『[漢字]精霊使い[/漢字][ふりがな]フェアリーエンプレイヤー[/ふりがな]』にしたの。」
息を整えてから、美咲は続ける。
「よし、美音。続きを始めようか、聞きたいことは聞けたでしょ?」
そう笑いながら言う美咲、君は心の中でも笑えているのだろうか。