文字サイズ変更

それでも隣に、心を連れて

#1

星喰 光との旅

冷たい風が、俺…[漢字]奏芽 唯斗[/漢字][ふりがな]かなめ ゆいと[/ふりがな]の頬を撫でて行く。
前を歩く少女の白銀の長髪も、まるで遊んでいるかのようにヒラヒラと泳いだ。

「んう…唯斗、少し…冷えてきたね〜」

そういいつつ、先導していた少女…もとい、[漢字]星喰 光[/漢字][ふりがな]ほしばみ ひかり[/ふりがな]が振り向いた。

「そうだな、どこか…宿か何かがあればいいんだがな」

無論、宿があったところで俺たちのような旅人、入れてもらえるか分からないが。
この世界の旅人は無法者が多く、宿に無賃で泊まる上に豪華なサービスを提供したりする。
そんな奴らと同じ職に就いてるのは随分癪だが、あいつら如きのせいで、好きなことをしないのはもっと癪だ。

「光、向こうに拓けたところがある。そこで休もうか」

「りょーかい!」

俺たちは旅人という職に就いて世界を旅している。勿論旅で給料が貰えるわけではなくそこで経験したことや持ち帰ったものを発信したりし、国に貢献することで給料がもらえる。
備品は全て旅人が各自で揃え、死亡した場合も保険金が下りるようなことはない。

「唯斗〜?テント、建てたよー今日はここで寝泊まりするにしても、この寒さは…」

「ありがと。確かに少し寒いかもしれないな、まぁ、いざとなったら…な」

「おっけーい」

旅の目的について、彼女は自身の見た目を変えてくれる魔法使いを探している。
彼女の瞳や髪色、全てにおいて昔畏怖の対象であった“神喰”と呼ばれる種族に瓜二つなのだ。
『神喰は神をも喰らう。人類は喰らわれる側でしかないのだ』
昔の人の手記に、そう記されていた。神喰とは、そういうものなのだ。

「唯斗、次の街までどれぐらい?」

「あと数日は歩くと思うぞ。暫くこうやって休憩できる場所はないと思うから、今のうちに休んでおけよ」

「はぁい」

なんの変哲もない、ただの旅でよかったのに

2025/12/14 10:37

伯猷 流歌@haiyuu ruka
ID:≫ 1tMlJSQdBLcoU
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12 #暴力表現 #NL隣に心

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は伯猷 流歌@haiyuu rukaさんに帰属します

TOP