冷たい風が、俺…[漢字]奏芽 唯斗[/漢字][ふりがな]かなめ ゆいと[/ふりがな]の頬を撫でて行く。
前を歩く少女の白銀の長髪も、まるで遊んでいるかのようにヒラヒラと泳いだ。
「んう…唯斗、少し…冷えてきたね〜」
そういいつつ、先導していた少女…もとい、[漢字]星喰 光[/漢字][ふりがな]ほしばみ ひかり[/ふりがな]が振り向いた。
「そうだな、どこか…宿か何かがあればいいんだがな」
無論、宿があったところで俺たちのような旅人、入れてもらえるか分からないが。
この世界の旅人は無法者が多く、宿に無賃で泊まる上に豪華なサービスを提供したりする。
そんな奴らと同じ職に就いてるのは随分癪だが、あいつら如きのせいで、好きなことをしないのはもっと癪だ。
「光、向こうに拓けたところがある。そこで休もうか」
「りょーかい!」
俺たちは旅人という職に就いて世界を旅している。勿論旅で給料が貰えるわけではなくそこで経験したことや持ち帰ったものを発信したりし、国に貢献することで給料がもらえる。
備品は全て旅人が各自で揃え、死亡した場合も保険金が下りるようなことはない。
「唯斗〜?テント、建てたよー今日はここで寝泊まりするにしても、この寒さは…」
「ありがと。確かに少し寒いかもしれないな、まぁ、いざとなったら…な」
「おっけーい」
旅の目的について、彼女は自身の見た目を変えてくれる魔法使いを探している。
彼女の瞳や髪色、全てにおいて昔畏怖の対象であった“神喰”と呼ばれる種族に瓜二つなのだ。
『神喰は神をも喰らう。人類は喰らわれる側でしかないのだ』
昔の人の手記に、そう記されていた。神喰とは、そういうものなのだ。
「唯斗、次の街までどれぐらい?」
「あと数日は歩くと思うぞ。暫くこうやって休憩できる場所はないと思うから、今のうちに休んでおけよ」
「はぁい」
なんの変哲もない、ただの旅でよかったのに
前を歩く少女の白銀の長髪も、まるで遊んでいるかのようにヒラヒラと泳いだ。
「んう…唯斗、少し…冷えてきたね〜」
そういいつつ、先導していた少女…もとい、[漢字]星喰 光[/漢字][ふりがな]ほしばみ ひかり[/ふりがな]が振り向いた。
「そうだな、どこか…宿か何かがあればいいんだがな」
無論、宿があったところで俺たちのような旅人、入れてもらえるか分からないが。
この世界の旅人は無法者が多く、宿に無賃で泊まる上に豪華なサービスを提供したりする。
そんな奴らと同じ職に就いてるのは随分癪だが、あいつら如きのせいで、好きなことをしないのはもっと癪だ。
「光、向こうに拓けたところがある。そこで休もうか」
「りょーかい!」
俺たちは旅人という職に就いて世界を旅している。勿論旅で給料が貰えるわけではなくそこで経験したことや持ち帰ったものを発信したりし、国に貢献することで給料がもらえる。
備品は全て旅人が各自で揃え、死亡した場合も保険金が下りるようなことはない。
「唯斗〜?テント、建てたよー今日はここで寝泊まりするにしても、この寒さは…」
「ありがと。確かに少し寒いかもしれないな、まぁ、いざとなったら…な」
「おっけーい」
旅の目的について、彼女は自身の見た目を変えてくれる魔法使いを探している。
彼女の瞳や髪色、全てにおいて昔畏怖の対象であった“神喰”と呼ばれる種族に瓜二つなのだ。
『神喰は神をも喰らう。人類は喰らわれる側でしかないのだ』
昔の人の手記に、そう記されていた。神喰とは、そういうものなのだ。
「唯斗、次の街までどれぐらい?」
「あと数日は歩くと思うぞ。暫くこうやって休憩できる場所はないと思うから、今のうちに休んでおけよ」
「はぁい」
なんの変哲もない、ただの旅でよかったのに