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少し酷い描写があると思いますが、ご了承願います。
[漢字]天彩 綾[/漢字][ふりがな]あまいろ あや[/ふりがな]が死んだ。
綾…彼女は俺の幼馴染で、俺の初恋の人。
病に倒れ、そのまま還らぬ人となった。
あの紅葉のような赤髪、夕暮れのような橙色の瞳。
よく付けていた黒いリボンを、綾の母から頂いた。
そのリボンから、もう見えない綾の笑顔を思い出し、泣いて…寂しくなって、またリボンを見て…そんな負のリサイクルから、数週間抜け出せずにいた。
その間、毎晩寝ようとすれば悪夢に起こされた。
寂しくて、苦しくて、リボンに話しかける。
「……綾…」
「ん、なぁに」
……幻聴か…俺も疲れてるんだな…
「はぁ…」
「え、なんの用?」
………綾が、目の前にいる。
「はっ!?あ、綾…お前…!い、生きて…!」
「生きてないよ。直人の幻覚」
彼女の話をまとめれば、今目の前にいる綾は俺の幻覚で、俺が拠り所を求めた結果、自分で都合よく作り出してしまった…所謂“都合のいい存在”。
だが、あまりいい状況ではないらしい。このまま行けば、俺は“精神世界に閉じ籠もってしまう”……つまり、実質的な死、である。
本物の綾も、それは望んでいないだろう…ということらしい。
「だからさ、直人。」
彼女そっくりの笑顔で
「私以外にも」
彼女そっくりの声で
「目を向けてほしいな」
なんて残酷なことを口にするんだろうか。
「そんなこといったって…俺…」
「そんな弱気になんないで!ほらほら!」
綾が背中を押してくれる状況が嬉しくて、でも同時に、いつかまた一人になってしまうのか寂しくて……
「行きたくない、なぁ」
「まぁ…そこまで言うなら…数日だけ、世界じゃなくて私に目を向けよ…?」
俺たちは…正確には、俺一人だけなのだが…俺たちは数日間、遊んで回った。
母や父には急に外に出るようになった為、“自殺しようとしている”と勘違いされ、すごく心配された。
(そのあと誤解は解けた)
「さて!めっちゃ遊んだことだしさ、そろそろ世界に飛び込む時間だよ」
「あ、あぁ…」
「ほら!霊能力(?)的なアレで女の子呼んどいたからさ。あの子と仲良くなることから始めよ〜!」
…なんだこのお節介な幻覚は。
まぁいい、はじめの一歩を、踏み出してみようか。
「あああああの!!!ええと!ワァ…」
1人目からコミュ障は、高レベル過ぎませんか…???
綾…彼女は俺の幼馴染で、俺の初恋の人。
病に倒れ、そのまま還らぬ人となった。
あの紅葉のような赤髪、夕暮れのような橙色の瞳。
よく付けていた黒いリボンを、綾の母から頂いた。
そのリボンから、もう見えない綾の笑顔を思い出し、泣いて…寂しくなって、またリボンを見て…そんな負のリサイクルから、数週間抜け出せずにいた。
その間、毎晩寝ようとすれば悪夢に起こされた。
寂しくて、苦しくて、リボンに話しかける。
「……綾…」
「ん、なぁに」
……幻聴か…俺も疲れてるんだな…
「はぁ…」
「え、なんの用?」
………綾が、目の前にいる。
「はっ!?あ、綾…お前…!い、生きて…!」
「生きてないよ。直人の幻覚」
彼女の話をまとめれば、今目の前にいる綾は俺の幻覚で、俺が拠り所を求めた結果、自分で都合よく作り出してしまった…所謂“都合のいい存在”。
だが、あまりいい状況ではないらしい。このまま行けば、俺は“精神世界に閉じ籠もってしまう”……つまり、実質的な死、である。
本物の綾も、それは望んでいないだろう…ということらしい。
「だからさ、直人。」
彼女そっくりの笑顔で
「私以外にも」
彼女そっくりの声で
「目を向けてほしいな」
なんて残酷なことを口にするんだろうか。
「そんなこといったって…俺…」
「そんな弱気になんないで!ほらほら!」
綾が背中を押してくれる状況が嬉しくて、でも同時に、いつかまた一人になってしまうのか寂しくて……
「行きたくない、なぁ」
「まぁ…そこまで言うなら…数日だけ、世界じゃなくて私に目を向けよ…?」
俺たちは…正確には、俺一人だけなのだが…俺たちは数日間、遊んで回った。
母や父には急に外に出るようになった為、“自殺しようとしている”と勘違いされ、すごく心配された。
(そのあと誤解は解けた)
「さて!めっちゃ遊んだことだしさ、そろそろ世界に飛び込む時間だよ」
「あ、あぁ…」
「ほら!霊能力(?)的なアレで女の子呼んどいたからさ。あの子と仲良くなることから始めよ〜!」
…なんだこのお節介な幻覚は。
まぁいい、はじめの一歩を、踏み出してみようか。
「あああああの!!!ええと!ワァ…」
1人目からコミュ障は、高レベル過ぎませんか…???