文字サイズ変更

それでも隣に、心を連れて

#3

朝倉 和琉

「こりゃどっちが子守されてんのか、分かんねぇ…」

そんな声が漏れた途端、和琉の心配そうな、哀れそうな目が俺を捉えた。

「えっと、お、おにい…さん?名前…教えて…くれる…?」

「あ、あぁ…奏芽 唯斗だ…ええと、好きに呼んでくれ」

「うん」

それにしても、よく見るとこう…危ないな。ボロボロの服に、ボサボサな金髪。ルビーのような赤い瞳。何処かの令嬢だと言われても納得してしまう。

「お前…和琉、だっけ?こんなとこでなにしてんの?」

数分お喋りしてなんとなくコミュ力が上がった気がする。

「あっ…んっと…わかんない…でも…助けてほしい…かも…わかんないけど…」

なるほど。あの謎の声の目的は分からないが、本当に守ればいいらしい。光も多分、こんなふうに守るのだろう。多分。

「んじゃ、俺と行くか」

「え、あ、うん」

とりあえず、光を探さねぇとな…。

「和琉、銀色?白色?の髪のねーちゃん見てないか?」

「見てない…」

「そうか、まぁ、探すか…」

長い旅になりそうだな。そう思ったと同時に、和琉が声を発した。

「あ、でもその人も私みたいに子供を守ってるなら…場所…わかる、かも…」

「え、マジ!?どこ?」

「多分…アイト村…の…とこ…」

というか、なんでそんな詳しく知ってるんだ…?

「あの、多分それ、わたしの…弟…だから…」

「いやーなるほどな…って、心読んだ?」

「わたしの…能力…」

うわコイツ心読めるのかよ!やべー、秘密の考え事できねぇ…。

「秘密事…聞かないように…するね…」

ねぇなにそれ!!プライバシーには配慮してますってか!!

「ぷらいばしー…?」

「っと、こんなことしてても仕方ねぇ、光…探しに行くか」

「うん」

2025/12/31 12:11

伯猷 流歌@haiyuu ruka
ID:≫ 1tMlJSQdBLcoU
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12 #暴力表現 #NL隣に心

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は伯猷 流歌@haiyuu rukaさんに帰属します

TOP