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【大型参加型】何でも屋Absolute Vanta残り7枠

#31

零の大怪我

拠点の重い扉が開き、ずるりと引きずるような足音と共に零が帰還した。
漆黒のロングコートは刃物で幾重にも切り裂かれ、その隙間から覗く白Tシャツは、もはや元の色が分からないほどに赤黒く汚れている。

零「……あはは、ただいま。ちょっと……ミスっちゃった」

辻「首領……っ! その傷、どう見ても『ちょっと』じゃないだろ!」

真っ先に駆け寄ったのは、京士郎だった。凄惨な返り血と傷の深さに、一瞬で顔色を変える。

零「京士郎……ごめんね。悪いけど、外の守りを固めてきてくれるかな。鼠が一匹でも入り込めないようにね。」

零が青白い唇で笑うと、京士郎は拳を固く握りしめ、弾かれたように吠えた。

辻「当たり前だろ! クソッ……これ以上、指一本触れさせるかってんだ。あとの野郎は俺が全員ブチのめしてくる。……おい、! 首領を頼んだぞ!」

京士郎は怒りと使命感を剥き出しにして、嵐のように外へと飛び出していった。

姫叶「ぼす! ぼす、大丈夫!? ねえ、ひめのこと分かる!? どこが痛いの……っ」

梅紀「零さん! 嘘だろ、あんなに強いあんたが……これ、ひどすぎるよ……っ」

姫叶は零の無事な方の裾を握りしめて涙を浮かべ、梅紀は動揺を隠せずにその大きな身体を震わせている。零は二人を安心させるように、血に汚れた手袋を脱ぎ、震える手で二人の頬を撫でた。

零「大丈夫だよ、ひめ。梅紀くんも。……僕が死ぬわけないじゃない。君たちを置いてさ」

そこへ、梓が無機質な足取りで救急箱を持って現れた。

梓「……首領、あまり動かないでください。断面が荒いですね、美しくありません。早く整えないと」

梓が道具を広げると、律とこもが、厳しい表情で零の左右に陣取った。

律「首領。あれほど深追いはするなと忠告したはずですが。……こも、強めに縛ってください。少しは身に染みた方がいい」

こも「了解です、律さん。……首領、これ、かなり染みますからね。……えい」

こもが容赦なく傷口を消毒し、律が深い刺し傷を縫合し始める。普通の人間なら絶叫してのたうち回るような激痛のはずだった。しかし、零は眉一つ動かさない。

呻き声すら漏らさず、彼はただ穏やかな、聖母のような笑顔を浮かべて、心配そうに覗き込む姫叶と梅紀を見つめ続けている。

梅紀「ねぇ、零さん……本当に、本当に大丈夫なの……? 嘘ついてない?」

姫叶「ぼす……痛いの我慢しちゃダメだよ……っ」

二人の切実な問いかけに、零は群青色の瞳を細め、心底幸せそうに微笑んだ。

零「もちろん、大丈夫だからね? ……君たちがそばにいてくれるなら、これくらい、なんてことないんだ。……ほら、もうすぐ終わるから。終わったら、みんなで甘い物でも食べようね」

処置を進める律たちの手元では、肉を焼くような音と縫い合わせるような生々しい音が響いている。その凄惨な光景の中で、零の笑顔だけが、不気味なほど優しく、静かに揺れていた。

作者メッセージ

文字数めちゃくちゃ多いですねぇ。

埋まってから書きたいので本編はまだ先かも?って感じです。

参加待ってます!

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AIツール #暴力表現何でも屋参加型

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