文字サイズ変更

春の遺言、君の体温(ねつ)の残り香

#4

自己紹介

先生「じゃあ、出席番号1番から順番に頼むわ!名前と、好きなもん、嫌いなもん。あ……苦手なもんでもええで!あとは適当に一言な!」

次々とモブたちが立ち上がり、無難な挨拶を済ませていく。千鶴は頬杖をつきながら、隣の席でソワソワしている凪を横目で見た。

ったく、あんなに震えて……。

そしてついに、凪の番が回ってくる。

凪「え……あ……1年A組、凪です……っ。えっと、好きなのは、静かなところで……嫌いなのは、えっと、その、……女の、人が、ちょっと、苦手、です……。」

教室内が少しザワつく。「えー!あんなに可愛いのに!」「もったいない!」という女子たちの声が聞こえた瞬間、凪の肩がビクッと跳ねた。

千鶴「(机をバンッ!と叩いて立ち上がる)……はい次、俺。千鶴。好きなもんは特にねぇけど、嫌いなもんは凪にベタベタしてくる奴ら。以上。」

先生「おーおー、千鶴くん、尖りすぎやろ。反省文、もう一枚追加しとくか?」

千鶴「……ちっ。っつーか先生、次進めてくださいよ。」

千鶴は凪の裾をそっと引っ張って座らせる。凪は顔を真っ赤にしながら「ありがと……」と小さく呟き、千鶴の袖をぎゅっと握りしめた。


自己紹介が一段落し、休み時間に入ると、またしても女子たちが遠巻きにこちらを伺っている。

凪「千鶴……また、来るかな……。」
千鶴「安心しろ。俺が全部追い払ってやるから。……それより、お前さっきの自己紹介、頑張ったじゃん。」
凪「えへへ……千鶴が隣にいてくれたからだよ。」

そう言って笑う凪の顔を見て、千鶴は胸の奥がキュッとなるのを感じた。


……あぶねぇ。この笑顔、俺以外の奴に見せんじゃねぇよ。

作者メッセージ

てぇてぇ、、:(´ཀ`」 ∠):

2026/03/22 18:35


ID:≫ 8hMcn.vWKf9vE
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12 #BL過激表現あり

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はさんに帰属します

TOP