みんなが朝ごはんを食べ終わって、一息ついた頃。雪斗くんが帰ってきた。
「ただいま。あ、おはよう、比奈ちゃん」
「おはよう!雪斗くん、朝からどこ行ってたの?お散歩?」
「いや、散歩ではないんだけど・・・」
「?」
雪斗くんがそわそわしてる。まさか、聞いちゃいけなかったやつ!?!?だから、みんなも止めてたの??私のバカァ!
「ごめんね!雪斗くんの事情も知らずに電話もかけて・・・」
「ううん。大丈夫。比奈ちゃんには言ったほうがいいかな・・・。この先長い付き合いになりそうだしね」
雪斗くんは私を外へ連れて行った。連れてこられたのは、ハウスの近くにある海が見える広場。
「田村さんには言ってあるんだけど、実は僕。病気を抱えてるんだ。その・・・精神のほう?」
「そう・・・なんだ・・・」
「僕、今はアイドルしてるけどみんなと比べたらアイドル歴がすごく浅くて。それまで僕は普通のこどもだったんだ。アイドルになる前の僕の家族は控えめに言っても崩壊してた。母はヒステリック持ちで気に食わないことがあると騒いで、父はキレ症で母が騒いだことにキレて大声をあげる。お姉ちゃんがいたんだけど、耐えられなくて大学進学と同時に家を出ていった。その時僕は小学高学年だったからついていくこともできたんだけどお姉ちゃんの財力では僕をこれから養うのは無理だった。予想できるかもだけど、僕はそんな母と父の的にされていた。毎日、暴言をはかれ母からは生まれてきたことを否定され僕の日常は壊滅的なものだったんだ。そんな時、僕が住んでいたのは都会だったから地域からの選抜ミスターコンがあったんだ。それに僕は選ばれて優勝した。そこの審査員だったのが田村さん。田村さんは僕の家庭環境を察してくれて引き取ってくれた。しばらくは田村さんの家で普通に養子として過ごしていたんだけど、僕が高校受験を終えた頃、田村さんにアイドルにならないかとオファーされたんだ。僕のアイドル人生はここから始まったわけ。でもやっぱりあの時の記憶がフラッシュバックすることが多々あって・・・特に朝。朝が一番酷かった。なぜなら毎朝母にまな板で叩き起こされるから怖くて早朝に起きて逃れてるんだ。その影響が今も続いてる。だから、気を紛らすために散歩してるんだ」
雪斗くんの話を聞いて、私は涙が止まらなかった。私は雪斗くんの大変な過去を思い出させて言わせてしまった。
「ごめんね・・・私、なにも知らなくて・・・!!」
「ううん。僕こそなんとも言えない気持ちにさせてごめん。」
「雪斗、比奈ちゃん。」
「奏汰くん・・・」
「あー!雪斗が比奈ちゃん泣かせた!!」
「一成!!」
「比奈ちゃん、これハンカチ。涙拭きな。」
「ありがとう・・・一也くん・・・」
「・・・帰れるか?」
「うん。ありがとう・・・」
「迷惑かけてごめん。今日の撮影しようか」
「さ、さあ始まりました。リンションのシェアハウスストーリー!今回は夜からの仕事に行くメンバーに密着です!今日夜から仕事に行くのは、一也くんと奏汰くんです!まず一也くんに密着です!!」
「ただいま。あ、おはよう、比奈ちゃん」
「おはよう!雪斗くん、朝からどこ行ってたの?お散歩?」
「いや、散歩ではないんだけど・・・」
「?」
雪斗くんがそわそわしてる。まさか、聞いちゃいけなかったやつ!?!?だから、みんなも止めてたの??私のバカァ!
「ごめんね!雪斗くんの事情も知らずに電話もかけて・・・」
「ううん。大丈夫。比奈ちゃんには言ったほうがいいかな・・・。この先長い付き合いになりそうだしね」
雪斗くんは私を外へ連れて行った。連れてこられたのは、ハウスの近くにある海が見える広場。
「田村さんには言ってあるんだけど、実は僕。病気を抱えてるんだ。その・・・精神のほう?」
「そう・・・なんだ・・・」
「僕、今はアイドルしてるけどみんなと比べたらアイドル歴がすごく浅くて。それまで僕は普通のこどもだったんだ。アイドルになる前の僕の家族は控えめに言っても崩壊してた。母はヒステリック持ちで気に食わないことがあると騒いで、父はキレ症で母が騒いだことにキレて大声をあげる。お姉ちゃんがいたんだけど、耐えられなくて大学進学と同時に家を出ていった。その時僕は小学高学年だったからついていくこともできたんだけどお姉ちゃんの財力では僕をこれから養うのは無理だった。予想できるかもだけど、僕はそんな母と父の的にされていた。毎日、暴言をはかれ母からは生まれてきたことを否定され僕の日常は壊滅的なものだったんだ。そんな時、僕が住んでいたのは都会だったから地域からの選抜ミスターコンがあったんだ。それに僕は選ばれて優勝した。そこの審査員だったのが田村さん。田村さんは僕の家庭環境を察してくれて引き取ってくれた。しばらくは田村さんの家で普通に養子として過ごしていたんだけど、僕が高校受験を終えた頃、田村さんにアイドルにならないかとオファーされたんだ。僕のアイドル人生はここから始まったわけ。でもやっぱりあの時の記憶がフラッシュバックすることが多々あって・・・特に朝。朝が一番酷かった。なぜなら毎朝母にまな板で叩き起こされるから怖くて早朝に起きて逃れてるんだ。その影響が今も続いてる。だから、気を紛らすために散歩してるんだ」
雪斗くんの話を聞いて、私は涙が止まらなかった。私は雪斗くんの大変な過去を思い出させて言わせてしまった。
「ごめんね・・・私、なにも知らなくて・・・!!」
「ううん。僕こそなんとも言えない気持ちにさせてごめん。」
「雪斗、比奈ちゃん。」
「奏汰くん・・・」
「あー!雪斗が比奈ちゃん泣かせた!!」
「一成!!」
「比奈ちゃん、これハンカチ。涙拭きな。」
「ありがとう・・・一也くん・・・」
「・・・帰れるか?」
「うん。ありがとう・・・」
「迷惑かけてごめん。今日の撮影しようか」
「さ、さあ始まりました。リンションのシェアハウスストーリー!今回は夜からの仕事に行くメンバーに密着です!今日夜から仕事に行くのは、一也くんと奏汰くんです!まず一也くんに密着です!!」