「祐樹、ちょっと頼みたいことがあるんだけどいいかしら?」
ある夏休みの日、俺は母さんにある頼み事をされた。それは、俺のじいちゃんがやってる夏祭りの屋台の手伝いだった。
「なんで?いっつもじいちゃんとばあちゃんが二人でやってるじゃん」
「それが、おばあちゃんちょっと前に腰を痛めちゃってね・・・。長時間外にいるのはきついのよ。お母さんもそこまで暇じゃないし・・・。祐樹、いいでしょ?お小遣いあげるから!」
「えー・・・。まあ小遣いくれるなら・・・」
「ありがとうね!おじいちゃんに言っとくわ!」
そんなこんなで俺はじいちゃんの手伝いをするのだった。じいちゃんが屋台で出してるのはわたあめ。まあわたあめなんて、砂糖入れてかき混ぜるだけだろ?楽勝楽勝!
夏祭り当日。
「じいちゃーん、来たよー」
「おお、祐樹。夏休みなのに悪いな〜。さて行くとするか〜」
「え、もう!?まだ三時だよ!?」
「なに言ってんだい!行って屋台を立てて、わたあめの機械持ってって、試運転して会計できる準備するんだぞ〜?」
思ったより屋台は大変。それが今の俺の気持ちだ。それを毎年じいちゃんはやっているのか・・・。
「ほれ、祐樹機械を設置してくれ。コード踏むなよ?」
あーーーもう!機械は重いし暑いし嫌になる!!夜まで体力絶対持たないって!!!!
「よし、じゃあ祐樹そろそろ営業しようかね」
「え、まだ五時前だよ?花火七時前じゃん!」
「屋台は花火と関係ないぞ? さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!今年は看板孫がいますよ〜!」
じいちゃんはそう言うと呼び込みを始めた。最初こそお客さんは来なかったが六時前後になるとどっとお客さんが来た。
「わたあめ2つ!」
「はいよ!祐樹、ほれわたあめ作るんだ!」
「わーったよ!!ってあれ、全然形まとまんない・・・」
「はっはっは、祐樹は才能がないな〜。ほれ、じいちゃんに貸してみ。祐樹は会計をよろしくな」
「はーい」
わたあめは俺が思ってる以上にまとまらなくてふと長い変な形になってしまった。でもじいちゃんが作るとふんわり大きいきれいな形が作れた。
「じいちゃんすごいね。俺にはできないや」
「そんな数時間で習得はできやんわい!ほれ、まだまだお客さん捌くぞ!わたあめは人気だからな!」
じいちゃんの言う通り花火の時間に近づくにつれお客さんが増えてきてとうとう列になた。
「え、祐樹じゃん!なになに?手伝い?」
「うるっせー!母ちゃんに頼まれたんだよ!!ほらわたあめ!一個220円です!」
たまたま来た友達にいじられて頼んできた母さんに文句を言いたいところだったが、忙しすぎてそれどころではない。
「おにいちゃん!わたあめひとちゅくだしゃい!」
「はい、一つね。220円です!ありがとう」
「やったー!おにいちゃん!ありがと!!!!」
嫌々手伝いを始めた俺だったが、やっぱり買ってくれる人の笑顔は素敵だし、お礼も嬉しい。そう思えた俺の一夏だった。
俺がこの経験をきっかけに、じいちゃんの屋台を継いだのは誰にも言えない秘密。
ある夏休みの日、俺は母さんにある頼み事をされた。それは、俺のじいちゃんがやってる夏祭りの屋台の手伝いだった。
「なんで?いっつもじいちゃんとばあちゃんが二人でやってるじゃん」
「それが、おばあちゃんちょっと前に腰を痛めちゃってね・・・。長時間外にいるのはきついのよ。お母さんもそこまで暇じゃないし・・・。祐樹、いいでしょ?お小遣いあげるから!」
「えー・・・。まあ小遣いくれるなら・・・」
「ありがとうね!おじいちゃんに言っとくわ!」
そんなこんなで俺はじいちゃんの手伝いをするのだった。じいちゃんが屋台で出してるのはわたあめ。まあわたあめなんて、砂糖入れてかき混ぜるだけだろ?楽勝楽勝!
夏祭り当日。
「じいちゃーん、来たよー」
「おお、祐樹。夏休みなのに悪いな〜。さて行くとするか〜」
「え、もう!?まだ三時だよ!?」
「なに言ってんだい!行って屋台を立てて、わたあめの機械持ってって、試運転して会計できる準備するんだぞ〜?」
思ったより屋台は大変。それが今の俺の気持ちだ。それを毎年じいちゃんはやっているのか・・・。
「ほれ、祐樹機械を設置してくれ。コード踏むなよ?」
あーーーもう!機械は重いし暑いし嫌になる!!夜まで体力絶対持たないって!!!!
「よし、じゃあ祐樹そろそろ営業しようかね」
「え、まだ五時前だよ?花火七時前じゃん!」
「屋台は花火と関係ないぞ? さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!今年は看板孫がいますよ〜!」
じいちゃんはそう言うと呼び込みを始めた。最初こそお客さんは来なかったが六時前後になるとどっとお客さんが来た。
「わたあめ2つ!」
「はいよ!祐樹、ほれわたあめ作るんだ!」
「わーったよ!!ってあれ、全然形まとまんない・・・」
「はっはっは、祐樹は才能がないな〜。ほれ、じいちゃんに貸してみ。祐樹は会計をよろしくな」
「はーい」
わたあめは俺が思ってる以上にまとまらなくてふと長い変な形になってしまった。でもじいちゃんが作るとふんわり大きいきれいな形が作れた。
「じいちゃんすごいね。俺にはできないや」
「そんな数時間で習得はできやんわい!ほれ、まだまだお客さん捌くぞ!わたあめは人気だからな!」
じいちゃんの言う通り花火の時間に近づくにつれお客さんが増えてきてとうとう列になた。
「え、祐樹じゃん!なになに?手伝い?」
「うるっせー!母ちゃんに頼まれたんだよ!!ほらわたあめ!一個220円です!」
たまたま来た友達にいじられて頼んできた母さんに文句を言いたいところだったが、忙しすぎてそれどころではない。
「おにいちゃん!わたあめひとちゅくだしゃい!」
「はい、一つね。220円です!ありがとう」
「やったー!おにいちゃん!ありがと!!!!」
嫌々手伝いを始めた俺だったが、やっぱり買ってくれる人の笑顔は素敵だし、お礼も嬉しい。そう思えた俺の一夏だった。
俺がこの経験をきっかけに、じいちゃんの屋台を継いだのは誰にも言えない秘密。