閲覧前に必ずご確認ください

この作品はnmmn、キャラ崩壊、捏造設定等を含みます。

そして、小説執筆初心者が書くにじさんじ様の恋愛女性向け夢短編集です。

その他、ヤンデレ要素など含む可能性もあります。

それでも良い方は、温かい目で見守ってくださると幸いです。

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njsj短編集

#7

fsm_あなたのためだけに

[水平線]




あぁ、つまらない。

いつもと全く変わらない、退屈な日々に嫌気が差す。



私、◇◇●●は、代々神社の管理を任されてきた、宮司の家系に生まれた巫女だ。

学校には通えず、寝ても覚めても神社、神社、神社...

神様の言うとおり、なんて戯言でしかない。

神様の話なんて、誰が聞くか。

だって神様は、私の願いを、叶えてはくれないのだから。



ある日、お守りを買いにきたおばあさんに、変な噂を教えてもらった。

なんでも、村の外れにある、皆に忘れられた神社でお願い事をすると、どんな願いも「フシミ様」が叶えてくれるらしい。

でも、その神社は神出鬼没、いつどこにあるのか分からないらしい。

あくまで噂だ。「お願い事」なんて、叶えてもらったことなんて一度もないのだし、デマに決まっている。

分かっていた。分かっていたはずだった。

でも、そこで立ち止まったら、誰の役に立っているかも分からないまま、誰にも知られず死ぬかもしれない。

不安と好奇心が、頭をよぎった。


気付けば私は、箒を置いて走り出していた。



[水平線]



どのくらい走っただろうか。

辺りは既に暗く、体中の色んなところに痛みが走った。

ふと立ち止まった。止まって息を整えようとした。

でも、前をしっかり見た瞬間、私は息を呑んだ。


廃れた、大きな神社が、そこにはあった。

管理が行き届いておらず、鳥居には蔦が伸び、木造の本殿は、外からでも至る所が腐っているのが分かった。

だが不思議なもので、神社はお世辞にも綺麗とは言えないものなのにも関わらず、壮大さや雰囲気を感じさせられた。


一歩、鳥居の前へ足を運ぶ。

遠く後ろで、風が大きく鳴く音がする。

その風は、私に「本当に、足を踏み入れるのか」と問いかけているようで、少しだけ体が固くなる。

それでも私は、また一歩踏み出していった。




二礼。

二拍手。


私が願うのはたった一つ。


「───────」





しゃらん。



鈴の音がした。








「その願い、叶えてあげるっすよ」


[水平線]



『大丈夫、オレがいますから。』

夢の中で、誰かがそう言っていた。


そう、この人だ。

私が、夢に見ていた人。


「あの、あなたは...」

fsm「伏見ガクっす!サクッとガクって呼んでくれよな!」


意外ときちんとしている名前に驚きながらも、ガク...さん?と困惑気味に声を出す。


「私、噂を聞いて来たんですけど...あなたは、神様なんですか?」

fsm「...まあ、近しいものではあるかも」

少し目を逸らしてそう言った、フシミ様改めガクさんは、にこりと笑って、またそんなことはどうでも良くて〜と声を出した。


fsm「お願い!叶えてあげますよぉ!このお狐様が!」

「え...っと、それは...」

叶えられることを望んでいたはずなのに、いざそう伝えられると、自身の願いにずしりと重みが増す。

なぜ、どうやって、具体的には、と質問が止めどなく脳内で溢れる中、ガクさんはさっきと打って変わり、静かに笑った。


fsm「...普通、混乱するっすよね。急に、あなたのお願いを叶えます!って言われたって、色々気になるだろうし。」

心の中を読めるのだろうか、私の心内を丁寧に言い当てるその様に、急に人間離れした何かを感じた。

fsm「でもごめんなさい、あんまり詳しくは言ったらいけない決まりなんです。」

「...そう、なんですね」

fsm「...急かすつもりは、ないんですけど。」


fsm「決めるなら。選択するなら。今しかないっすよ。」


風が、揺れる。

私達の周りだけ、別の世界に来てしまったような、そんな感覚がした。

ガクさんは、ここが当たり前であるかのように、説明を続けた。


fsm「●●さんのお願い抽象的なんで、その定義が、価値観が、同じとは限りません。それに、こちらはこちらで色々掟があるんで...それこそ、●●さんが思うような未来になるかは、本当に分からない。」

fsm「でも、それでも俺を頼るなら、今しかないっすよ。この神社、明日にはもう、ここにはないと思うんで。」



fsm「あなたは、全てを投げ出して、幸せになる覚悟は、ありますか?」


木々が、ひしめき合う音が、耳鳴りのように響く。

少し寒気がするような、とても熱いような。

違和感まみれのその場所に、ただ1人、狐が私を真っ直ぐに見つめている。

でも不思議と、その存在は違和感には感じなかった。


「......正直、怖いです。」

ぽろりと、本音が溢れる。

「どうなるのか、分からないし、色んなことを考えてしまう。」

ネガティブな未来を頭の中に浮き起こすと、ガクさんの、私へ問う表情が思い起こされた。

そして、決心した。


「それでも、私は───あなたに、願います。」

「ガクさん、私を...このクソみたいな世界から、連れ出してください。」


「あなたなら、私を助けてくれると、信じています。」

ガクさんの、泣きそうな表情で笑っている姿を最後に、私の意識は途切れた。



fsm「...それが、あなたの...●●さんの、願いなら。俺は、何だってしますよ。」


[水平線]



「ガク!あれっ、あれは何!?」

fsm「落ち着いてください!大丈夫っすよ、全部回るっすから!」

鼻息を荒くしてジェットコースターを指差す彼女──●●。

前までは全てを諦めたような顔をしていたのに、今では目を爛々と輝かせて、遊園地を楽しむ女子そのものだ。

「分かったっ!じゃあ、最初はどこへ行く?」

fsm「最初は〜...一番近いんで、こことかどうっすか?」

「うん、なんか楽しそう!行ってみよう!」

2人は案内図を覗き込んで笑い合い、まだ見ぬアトラクションへと、歩き出した。


[水平線]


「っは〜、楽しかったね!ごめんね、我儘言っちゃって...」

fsm「●●のお願いは、何でも叶えたいからな!」


日も暮れ始め、閉園時間が迫る頃。

最期のアトラクションである、遊園地の中で、彼女は楽しかったと笑った。

それでも、後悔はずっと、オレの心の中にあった。


fsm「...これが、オレにとっては、せめてもの...償いっすから」

ぼそりと呟いた独り言に、彼女は顔を傾けた。


「.........後悔してるの?あの時の、選択。」

fsm「っ!?...なんで、...」


あの願いを聞いた後、彼女の記憶は一度消して、改変した。

そして、学校にも通わせ、伏見の本殿の生活できるように改築し、住まわせている。

覚えているはずがない。あの時のこと。

迷いと、悔いの選択を。



今でも思う。

その笑顔は、本物なのかと。


記憶を改変される前の彼女は、●●は、本当にこの未来を、望んでいたのか。

記憶を改変される前の●●は、この未来が幸せだと言えるのか。


オレと一緒にいるんじゃなくて、もっと、ちゃんとした場所で、ちゃんとした親と友達に恵まれていれば。

●●は、記憶改変なんかされなくても、笑えていたんじゃないかとか。



そう、そんなオレの葛藤も、知っているはずがないのに。

覚えているはずがないのに。


●●は、全てを知っているかのように、笑った。


「私は、後悔してないよ。今、とっても幸せだし!」

「だから、ありがとう、フシミ様。私のお願いを、叶えてくれて。」

これからもよろしくねっ!なんてはにかむ●●は眩しくて。

あの日、どうしようもなく『幸せになりたい』と願っていた彼女とは、別人のように思えた。


fsm「...どういたしまして。」

そう伝えると、夕日がちらりと、オレと●●を照らした。

「わっ、すごい綺麗!観覧車、とっても高いね!」

fsm「綺麗っすね...これからもっと、すごいところに行きましょうね!」

「もちろん!」

2人は、夕焼けの観覧車の中で、夕日よりも眩しく、笑顔を瞬かせた。

2人の表情に、後悔はもう、残っていなかった。

作者メッセージ

お久しぶりの短編集です〜!!
実はこのfsm、温め続けたやつで...逆に言うと、他のを書く間、ずっと止まってたやつです。
この神様fsmは優しいです。何なら、優しすぎるくらいです。そして、夢ちゃんのことが大好きです。

本当はfsmと夢ちゃんは幼少期に会ってて、fsmの庇護欲が湧き出て、辛いという夢ちゃんのためにフシミ様の噂を流して、神社に導いて、選ばせて...っていう設定のもと作り始めました。
メロ男です。はい。夢ちゃんのためなら何でもします。fsmを優しいメロ男にしたくて作ったと言っても過言ではないです。
まあその幼少期からの設定は出せなかったので所詮予備設定なんですけど...はは...
でも書き上げられて良かったです!色々おかしいし語彙力ないですが!!(ヤケクソ投稿)

因みに、ここまで呼んでくださったあなたは必ず私のオリジナル魔法学園モノ参加型に参加してください。呪いかけときました。いつでもお気軽に小説の方へ😊(圧)

いつもいつもありがとうございます。リクエスト募集中&執筆頑張りますので。
応援&参加型参加お願いします()

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