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祈りは必ず、“誰か”に届く

#7

Ⅵ祈 「有給」

 朝が来た。でも今日は憂鬱じゃない。

 だって今日は、毎日あるあの仕事から逃れられる唯一の日だからだ。

 顔を洗い、歯を磨き、服を着る、
 いつもの通りなのに、いつもより楽しい。


イオ「やったぁー!やっすみだぁー!」

 取り敢えず、家から出てお散歩でもしよう。

 足取りが軽い。


イオ「どこ行こうかなー!」


 、、、でも、足が意志とは逆に勝手に動く。

 少し長い道を歩いて、そこを曲がるとすぐ。


 ——知ってる道。

イオ「[小文字]あ、、あはは、、[/小文字]」

 そんなことがあるはずがない。


 職場の扉を開けてみんなの方を見る。

イオ「おはよーございまーす」

2人「「おはよー」」

 、、、今日は仕事だ。

 そう、信じよう。

 そうしないと、辻褄が合わない。


イト「今日は俺、上司に呼ばれたからちょっくら行ってくるわ。」

シズ「いってら」


イオ「、、この仕事に上司とかいたっけ、、?」

シズ「いないよ。」

イオ「、、、はぁ?」

 てっきり、夢オチとか次の回への伏線かと思ってた、、

シズ「今日はお休みでしょ。」

イオ「そうだけど、、」

シズ「みんな、働きすぎで気づいたらここへ来ていたの」

イオ「、、、そう」

 僕らやっぱり働きすぎなのか。

イオ「それシズが言えたことじゃないじゃん」

シズ「私は不眠不休で働いてるから職場が家なの」

 嘘でしょこいつ、、

イオ「だからって職場から出ないのは、、」

シズ「それで上司の話なんだけどね、」

イオ「あ、はい」

シズ「実はイトが、、、イオをびっくりさせちゃおうって言ってた」

 は?え〜、、もうちょいなんかあったでしょ。

シズ「もうちょいなんかあったと思うんだけど、、実は本当に仕事あったよ、とか」

イオ「それ僕も思った」

ばたばたばたばた

 こっちへはしってくる音がする。

イト「ねーイオ!びっくりした?!」

イオ「もうちょいなんかあったでしょって思った」

イト「そっか〜、、」

シズ「びっくりはしてなかったよ」

イオ「、、、あほくさ」

 僕らは、有給を使って仕事をしていた。

 ——それが、休みだと信じて。

作者メッセージ

あああああああああ
書くことナッシング!
これが西洋ファンタジーって話したっけ?
では今言っておきます。これは勇者とかアンデッドとかがいる世界線の話です。

2026/02/03 16:09

わたあめのべとべと
ID:≫ 8i2mOjc170zx2
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