逃げないと決めてしまったあなたへ
くるしいよ。
なんにもないのに、くるしいの。
くるってしまってもいい、
ただ、なにかを、なんでもいい、
私を、うめてくれる、
なにかを、
ください。
なんにもないから、くるしいの。
ともだちも、
こいびとも、
かぞくも、
しんらいも、
こころも、
あるのに。もってるのに。
なんでッ?
なんでなんにもないの?
私からはなれないで?
ずっとついてきて?
ここにいるよ?
「「ねぇ、私、
げんじつから、はなれないで?
げんじつからにげないでよ
つらくても、くるしくても、
にげちゃだめなんだよ
たえて、たえて、たえて、たえてたえてたえてたえてたえてたえて。
つかれないで。
そう、そのまま。
ずぅっとここにいて。
げんじつについてきて。
にげちゃだめだからね?
これは私のもんだい。
まわりをまきこんじゃだめ。」」
[明朝体]でもさ。
「にげちゃだめ」って、
誰の声だろう。
私の声?
それとも、ずっと前に置いてきた誰かの声?
胸の奥で、何かが軋んだ音がした。
空っぽだと思っていたはずなのに、
軋む音がするということは、
そこに“形”があるってことだった。
おかしい。
何もないなら、音なんてしないはずなのに。
息を吸う。
吐く。
ただそれだけのことが、やけに重たかった。
それでも、身体は勝手に続けている。
やめろと言われてもいないのに。
頑張れとも言われていないのに。
……ああ、
「何もない」んじゃない
「名前をつけられない」だけだ
友だちも、家族も、信頼も、心も、
ちゃんと“ある”からこそ、
どれにも当てはまらないこの感じが、
行き場を失って、私を押し潰している
だから私は、空っぽだと勘違いした
逃げない
でも、縛られもしない
耐える。
でも、壊れるまでじゃない。
ここにいる。
ただ、それだけでいい。
私は現実から離れない。
でも、現実に溺れもしない。
まだ名前のない何かを、
胸の奥で、そっと抱えたまま[/明朝体]
なんにもないのに、くるしいの。
くるってしまってもいい、
ただ、なにかを、なんでもいい、
私を、うめてくれる、
なにかを、
ください。
なんにもないから、くるしいの。
ともだちも、
こいびとも、
かぞくも、
しんらいも、
こころも、
あるのに。もってるのに。
なんでッ?
なんでなんにもないの?
私からはなれないで?
ずっとついてきて?
ここにいるよ?
「「ねぇ、私、
げんじつから、はなれないで?
げんじつからにげないでよ
つらくても、くるしくても、
にげちゃだめなんだよ
たえて、たえて、たえて、たえてたえてたえてたえてたえてたえて。
つかれないで。
そう、そのまま。
ずぅっとここにいて。
げんじつについてきて。
にげちゃだめだからね?
これは私のもんだい。
まわりをまきこんじゃだめ。」」
[明朝体]でもさ。
「にげちゃだめ」って、
誰の声だろう。
私の声?
それとも、ずっと前に置いてきた誰かの声?
胸の奥で、何かが軋んだ音がした。
空っぽだと思っていたはずなのに、
軋む音がするということは、
そこに“形”があるってことだった。
おかしい。
何もないなら、音なんてしないはずなのに。
息を吸う。
吐く。
ただそれだけのことが、やけに重たかった。
それでも、身体は勝手に続けている。
やめろと言われてもいないのに。
頑張れとも言われていないのに。
……ああ、
「何もない」んじゃない
「名前をつけられない」だけだ
友だちも、家族も、信頼も、心も、
ちゃんと“ある”からこそ、
どれにも当てはまらないこの感じが、
行き場を失って、私を押し潰している
だから私は、空っぽだと勘違いした
逃げない
でも、縛られもしない
耐える。
でも、壊れるまでじゃない。
ここにいる。
ただ、それだけでいい。
私は現実から離れない。
でも、現実に溺れもしない。
まだ名前のない何かを、
胸の奥で、そっと抱えたまま[/明朝体]
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