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#12

Record3〔第二評価〕

 誰もいない街に、淡い光が満ちていた。

審判「次の試合を開始します。
 黄色、金箔星矢。
 紫、宵待 零。」

 黄金色のシャツが、光を反射する。

星矢「俺は星矢。よろしくな」

 対する紫は、静かに一礼した。

零「お初にお目に掛かります。宵待 零と申します。
 ……無駄な争いでなければよいのですが」

 開始の合図。

 星矢の足元から、金が湧き出す。
 床を這い、刃となり、槍となる。

星矢「ゴールドライバー!」

 同時に、零の姿が——影に溶けた。

零「残念、それは残像です。なんちゃって、」

 背後。
 影から伸びる鎖が、星矢の腕を絡め取る。

星矢「っ、くそ」

 金が弾け、鎖を覆う。
 ゴールドスイープ。影ごと、固める。

零「……美しい。
 ですが——光が強すぎる」

 闘技場の照明が、黄金に反射し、影を薄めていく。

 零の体が、完全に実体化した一瞬。

星矢「今だ!」

 黄金の刃が、零の肩を掠める。

零「……っ」

 血は出ない。
 だが、影が揺らぎ、零は膝をついた。

 長い沈黙。

審判「この試合、黄色、金箔星矢の勝ちです」

 観客席で、息が抜ける音。

 星矢は武器を消し、零に近づいた。

星矢「……生きてるな」

零「ええ。
 どうやら、まだ夜に呼ばれる時ではないようです」

 零は、かすかに笑った。

零「光も……悪くありませんね。
 影を際立たせるには、十分すぎるほどだ」

 零は空を見上げた。


——影はいつか闇に帰る。
 だが、それまで……少しだけ、月を見ていよう。

 黄金の光の中で、紫は静かに退場した。

作者メッセージ

読んでくれてありがとうございました♪
なんかおかしいとこあったらどーしよう、、、

2026/01/23 16:21

わたあめのべとべと
ID:≫ 8i2mOjc170zx2
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PG-12参加型オリジナル

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