はぁ……。
特に理由もなく、ため息が落ちた。
静かな部屋。黒い髪が視界の端で揺れる。
「今日も平和やなぁ」
コップを置く。
割れない。割らない。
壊す理由が、今はないから。
指先で机をなぞる。
作ろうと思えば、何だって作れる。
壊そうと思えば、跡形もなく壊せる。
——使わへんだけや。
ピロン♪
「ん?」
端末を開く。
『貴方は色として登録されました。』
「……バレてもうたか」
ピロン♪
『これから貴方には、定期的に評価戦闘を行ってもらいます。』
「評価て。めんどいなぁ」
ピロン♪
『貴方には能力が発現しました。』
『貴方には《破壊と想像》という能力があります。』
『それらを駆使し、戦闘に参加してください。』
『本評価は「行動権」、ひいては「生存権」に直結します。』
『以上で連絡は終了です。』
画面が暗くなる。
「……はぁ~」
肩を回す。
「しゃあない。本気、出させてもらおか」
赤い瞳が、ほんの一瞬だけ細くなった。
特に理由もなく、ため息が落ちた。
静かな部屋。黒い髪が視界の端で揺れる。
「今日も平和やなぁ」
コップを置く。
割れない。割らない。
壊す理由が、今はないから。
指先で机をなぞる。
作ろうと思えば、何だって作れる。
壊そうと思えば、跡形もなく壊せる。
——使わへんだけや。
ピロン♪
「ん?」
端末を開く。
『貴方は色として登録されました。』
「……バレてもうたか」
ピロン♪
『これから貴方には、定期的に評価戦闘を行ってもらいます。』
「評価て。めんどいなぁ」
ピロン♪
『貴方には能力が発現しました。』
『貴方には《破壊と想像》という能力があります。』
『それらを駆使し、戦闘に参加してください。』
『本評価は「行動権」、ひいては「生存権」に直結します。』
『以上で連絡は終了です。』
画面が暗くなる。
「……はぁ~」
肩を回す。
「しゃあない。本気、出させてもらおか」
赤い瞳が、ほんの一瞬だけ細くなった。