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【参加型】「色名登録者」 参加〆!予約した人は1月末までに提出ください!

#7

Record_〔achromatic〕

「なーに? お前、新入り?」

 乾いた声が飛んできた。

「ここの孤児院でのルール、教えてやんよ」

 数人が、値踏みするような目でこちらを見る。
 声は軽いが、空気は軽くない。

 ——ばかばかしい。

 でも、ここで生き残るには、黙って聞くのが正解らしい。

「まず敬語な。勝手な行動は——」

「いいよ」

 途中で遮る。

「今ので大体わかった。
 口が悪い方が偉い気になれる場所なんだろ」

 一瞬、空気が止まった。

「……は?」

「あと」

 肩をすくめる。

「お前らが、思ってるほど賢くないってこともね」

 殴られることはなかった。
 ただ、ひそひそとした声と、居心地の悪い沈黙が残った。

 ——これでいい。
 目立たず、媚びず、でも舐められない。

 それが、生き残り方だ。

ーーーーー

 朝起きた。

 目覚まし時計は相変わらずうるさく、止めるまで鳴き続ける。
 起きる以外の選択肢はない。

 顔を洗って、歯を磨いて、着替えて。
 いつもの日課を、淡々とこなす。

  ピロン♪

 久しぶりに聞く通知音だった。

「……なんだろ」

 端末を開く。

『貴方は色として登録されました。』

「……は?」

 意味が、すぐには追いつかない。

  ピロン♪

『これから貴方には、定期的に評価戦闘を行ってもらいます。』

「評価……?」

 嫌な単語だ。

  ピロン♪

『貴方には能力が発現しました。』

『貴方には、《追視回避》および《無関行動》の能力があります。』

『それらを駆使し、戦闘に参加してください。』

『本評価は「行動権」、ひいては「生存権」に直結します。』

『以上で連絡は終了です。』

 画面が暗くなる。

「あー……なるほどね」

 理解したくはないが、理解はできた。

 落ち着いているように見えて、胸の奥はざわついている。

 それでも。

「……やってやろうじゃん」

 誰にも聞こえない声で、そう言った。

 どうせ今までも、
 そうやって、生き残ってきたのだから。

作者メッセージ

がはははははははは
なんかあったらなんなりと言ってください!
読んでくれてありがとうございました!

2026/01/16 19:03

わたあめのべとべと
ID:≫ 8i2mOjc170zx2
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