「……うぅ……ひっ……」
どこだろう。
暗くて、寒くて、知らない場所。
「おかあさん……どこ……?」
足が震えて、立てない。
そのとき――
ポロポロ
床に落ちたのは、涙……じゃなかった。
「……きん……?」
指先に触れたそれは、冷たくて、重くて、
きらきら光っていた。
「星矢! 大丈夫?!」
「……おかあさん……!」
やっと、来てくれた。
ぎゅっと抱きしめてほしくて、手を伸ばす。
「……これ、金?」
母さんの声が、少しだけ変わった。
「……そうだよ……?」
「……ちょっと、おうち帰ろうか。」
その日から、
泣くたびに、金が落ちた。
泣けと言われて、
泣かされて、
泣けなくなるまで――。
ーーーーーーーーー
「……おかあさん……?」
[大文字]ボコッ[/大文字]
「――い“たっ!」
視界が揺れる。
「なんで……そんなこと……するの……?」
返ってきたのは、
見たことのない目だった。
「……うるさい。」
それが、最後だった。
ーーーーーーーーー
ピロン♪
『貴方は色として登録されました。』
『貴方には、《ゴールドスイープ》の能力があります。』
端末を、強く握る。
「……もう、泣かない。」
「……金は、武器にする。」
二度と、
誰かのために泣かされないために。
どこだろう。
暗くて、寒くて、知らない場所。
「おかあさん……どこ……?」
足が震えて、立てない。
そのとき――
ポロポロ
床に落ちたのは、涙……じゃなかった。
「……きん……?」
指先に触れたそれは、冷たくて、重くて、
きらきら光っていた。
「星矢! 大丈夫?!」
「……おかあさん……!」
やっと、来てくれた。
ぎゅっと抱きしめてほしくて、手を伸ばす。
「……これ、金?」
母さんの声が、少しだけ変わった。
「……そうだよ……?」
「……ちょっと、おうち帰ろうか。」
その日から、
泣くたびに、金が落ちた。
泣けと言われて、
泣かされて、
泣けなくなるまで――。
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「……おかあさん……?」
[大文字]ボコッ[/大文字]
「――い“たっ!」
視界が揺れる。
「なんで……そんなこと……するの……?」
返ってきたのは、
見たことのない目だった。
「……うるさい。」
それが、最後だった。
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ピロン♪
『貴方は色として登録されました。』
『貴方には、《ゴールドスイープ》の能力があります。』
端末を、強く握る。
「……もう、泣かない。」
「……金は、武器にする。」
二度と、
誰かのために泣かされないために。