いないいなーい、
#1
0 稲井さん
僕は[漢字]三谷[/漢字][ふりがな]みたに[/ふりがな]。
高校2年生だ。
題名が“稲井さん”なのに僕の自己紹介でごめんね。
それじゃあ、稲井さんの紹介をしようか。
そこの綺麗な女は[漢字]稲井[/漢字][ふりがな]いない[/ふりがな]さん。
髪も綺麗で、肌も透き通ってて、真っ黒な瞳。
惚れているわけではないが、本当に美しいと思っている。
彼女も高校2年生で、同じクラスだ。
席も稲井さんの後ろだ。あまり話したりはしないが。
稲井「これ、プリント。」
三谷「うん。」
稲井「一枚とって後ろに回して。」
三谷「ありがとう。」
僕らにはこれくらいが丁度いいんだ。
別に陰キャとかではない。決して。本当に。
先生「全員に行き渡ったかー?」
あれ、一枚足りない。
三谷「あの、せんs」
稲井「先生!プリントが一枚足りません!」
言われた。
言い忘れていたが、稲井さんは成績優秀・文武両道の優等生だ。
先生「あ、おい昨日の日直!日付変えろ!」
昨日の日直、忘れてたのか。
えーと、昨日の日直は、、、
稲井「あっ、忘れてましたっ。今変えます、!」
先生「おー、稲井かー。次からは気をつけるんだぞ。」
稲井さんはいいなぁ、
何をしても咎められにくい。
日頃の行いがいいからなんだろうが。
稲井さんが席を立ち、日付を変えに行く。
稲井さんが黒板消しを持ち、今の日付を変える。
“3月9日”
その文字が、黒板消しで消される。
“3月10日”
書き換えられたその字は、整った優等生に似つかわしい字だった。
なぜか、胸の奥がざわついた。
——気のせいだろうけど。
高校2年生だ。
題名が“稲井さん”なのに僕の自己紹介でごめんね。
それじゃあ、稲井さんの紹介をしようか。
そこの綺麗な女は[漢字]稲井[/漢字][ふりがな]いない[/ふりがな]さん。
髪も綺麗で、肌も透き通ってて、真っ黒な瞳。
惚れているわけではないが、本当に美しいと思っている。
彼女も高校2年生で、同じクラスだ。
席も稲井さんの後ろだ。あまり話したりはしないが。
稲井「これ、プリント。」
三谷「うん。」
稲井「一枚とって後ろに回して。」
三谷「ありがとう。」
僕らにはこれくらいが丁度いいんだ。
別に陰キャとかではない。決して。本当に。
先生「全員に行き渡ったかー?」
あれ、一枚足りない。
三谷「あの、せんs」
稲井「先生!プリントが一枚足りません!」
言われた。
言い忘れていたが、稲井さんは成績優秀・文武両道の優等生だ。
先生「あ、おい昨日の日直!日付変えろ!」
昨日の日直、忘れてたのか。
えーと、昨日の日直は、、、
稲井「あっ、忘れてましたっ。今変えます、!」
先生「おー、稲井かー。次からは気をつけるんだぞ。」
稲井さんはいいなぁ、
何をしても咎められにくい。
日頃の行いがいいからなんだろうが。
稲井さんが席を立ち、日付を変えに行く。
稲井さんが黒板消しを持ち、今の日付を変える。
“3月9日”
その文字が、黒板消しで消される。
“3月10日”
書き換えられたその字は、整った優等生に似つかわしい字だった。
なぜか、胸の奥がざわついた。
——気のせいだろうけど。