ゴミ屋敷のお嬢様
ある国のある森の中に、一つの大きなゴミ屋敷がありました。そしてそこには、一人のお嬢様がいました。
お嬢様は街へ行きたいのですが、屋敷のお上が「心配だから」と許してくれません。
そこでお嬢様はこっそり抜け出すことにしました。
1日目の夜
屋敷の中を知り尽くしているお嬢様は、迷うことなく玄関へ向かい、鍵を開け、外へ出ました。しかし、門扉は閉まったまま。
門扉の開け方が分からず、失敗してしまいました。
2日目の夜
屋敷の倉庫に梯子があったはず。お嬢様はそれを使って門扉を乗り越えようとしたのです。
ところが、梯子よりも門の方が高かったのです。そしてまた、見回りさんが倉庫の中に梯子がないことに気づき、抜け出しは失敗してしまいました。
3日目の夜
倉庫の鍵を知らない場所に移されてしまい、倉庫のものはもう使えません。
そこでお嬢様は、部屋のものを使いました。
今回使ったのは、お布団。シーツを剥がして、細長くして、先っぽに輪っかを作ります。
これで門に登り、残りの布団をクッションにして下りるつもりです。
そしていざ輪っかをかけて登ろうとしたら、輪っかが切れてしまいました。
どうやら門扉の上は鋭い刃物になっているようです。泥棒が入らないようにでしょうか?
今回もまた、失敗してしまいました。
4日目の夜
上がダメなら下だ、次は穴を掘って出る作戦です。
お嬢様は、作業員からもらったスコップで掘り続けます。
しかし、スコップじゃ掘れない硬さの土に当たってしまい、穴掘り作戦も失敗してしまいました。
5日目の夜
物を階段状に重ねて登る作戦にします。屋敷中の机、椅子、丸太、布団などを、屋敷にいる他の住人に集めてもらいました。理由は内緒です。
さあ、集まった物をどんどん重ねていきます。なんとか門扉の一番上まで来ました。
しかし、積み方が雑だったのでしょう、崩れ落ちてしまいました。
そして見回りさんに見つかてしまい、またまた失敗です。
6日目
昨日物集めを手伝ってくれた人たちに、理由を聞かれたので、出たいからだと言うと、
「それなら、俺たちが協力してやるぜ。」
なんと頼もしい!みなさん手伝ってくれるようです。
「だが、俺らも外に出たいんだ。だからお前にやってもらうことがある。」
その内容はこうです。
①門扉の鍵は外からしか開け閉めできない。
②鍵の場所を住人は知っている。
③つまり、鍵をとってから外に出て、外から鍵を開けてみんなで出る。
お嬢様はこの要求を呑み、実行します。
鍵をとり、住人たちが階段状になって待ってるところへ向かいます。
そして、机とは違い崩れることのない階段を登り、ついに外へ出られました!
もちろん忘れず門扉の鍵も開けますよ。
こうして、ゴミ屋敷の住人のみんなは屋敷から出ていき、街へ向かうのでした。
お嬢様はもともと、人々の旅たちを見送る仕事をしていました。
また地元ではみんなに慕われていました。
ゴミ屋敷から出た後は、その仕事をまた始めました。
新しいお友達も出来て、楽しい生活を続けていました。
ある時、お嬢様がお友達に屋敷での暮らしについてお話ししたら、お友達はみんなよく分からない顔をしていました。
お嬢様は不思議に思いながらも、何事もなく暮らしていました。
ですが、幸せな日々は突然消えてしまいます。
大柄な男たちがお嬢様のもとへやってきて、あることを言います。
これまで見送りをしていたお嬢様が、今度は見送られる側になる時が来たようです。
お友達や近所の人たちに別れを告げ、お嬢様は旅立って行きました。
その後彼女を見た者はいませんが、きっと旅先でも元気でいることでしょう。
ちなみに、ゴミ屋敷の管理人様たちは、別の屋敷の住人になったようです。
お嬢様は街へ行きたいのですが、屋敷のお上が「心配だから」と許してくれません。
そこでお嬢様はこっそり抜け出すことにしました。
1日目の夜
屋敷の中を知り尽くしているお嬢様は、迷うことなく玄関へ向かい、鍵を開け、外へ出ました。しかし、門扉は閉まったまま。
門扉の開け方が分からず、失敗してしまいました。
2日目の夜
屋敷の倉庫に梯子があったはず。お嬢様はそれを使って門扉を乗り越えようとしたのです。
ところが、梯子よりも門の方が高かったのです。そしてまた、見回りさんが倉庫の中に梯子がないことに気づき、抜け出しは失敗してしまいました。
3日目の夜
倉庫の鍵を知らない場所に移されてしまい、倉庫のものはもう使えません。
そこでお嬢様は、部屋のものを使いました。
今回使ったのは、お布団。シーツを剥がして、細長くして、先っぽに輪っかを作ります。
これで門に登り、残りの布団をクッションにして下りるつもりです。
そしていざ輪っかをかけて登ろうとしたら、輪っかが切れてしまいました。
どうやら門扉の上は鋭い刃物になっているようです。泥棒が入らないようにでしょうか?
今回もまた、失敗してしまいました。
4日目の夜
上がダメなら下だ、次は穴を掘って出る作戦です。
お嬢様は、作業員からもらったスコップで掘り続けます。
しかし、スコップじゃ掘れない硬さの土に当たってしまい、穴掘り作戦も失敗してしまいました。
5日目の夜
物を階段状に重ねて登る作戦にします。屋敷中の机、椅子、丸太、布団などを、屋敷にいる他の住人に集めてもらいました。理由は内緒です。
さあ、集まった物をどんどん重ねていきます。なんとか門扉の一番上まで来ました。
しかし、積み方が雑だったのでしょう、崩れ落ちてしまいました。
そして見回りさんに見つかてしまい、またまた失敗です。
6日目
昨日物集めを手伝ってくれた人たちに、理由を聞かれたので、出たいからだと言うと、
「それなら、俺たちが協力してやるぜ。」
なんと頼もしい!みなさん手伝ってくれるようです。
「だが、俺らも外に出たいんだ。だからお前にやってもらうことがある。」
その内容はこうです。
①門扉の鍵は外からしか開け閉めできない。
②鍵の場所を住人は知っている。
③つまり、鍵をとってから外に出て、外から鍵を開けてみんなで出る。
お嬢様はこの要求を呑み、実行します。
鍵をとり、住人たちが階段状になって待ってるところへ向かいます。
そして、机とは違い崩れることのない階段を登り、ついに外へ出られました!
もちろん忘れず門扉の鍵も開けますよ。
こうして、ゴミ屋敷の住人のみんなは屋敷から出ていき、街へ向かうのでした。
お嬢様はもともと、人々の旅たちを見送る仕事をしていました。
また地元ではみんなに慕われていました。
ゴミ屋敷から出た後は、その仕事をまた始めました。
新しいお友達も出来て、楽しい生活を続けていました。
ある時、お嬢様がお友達に屋敷での暮らしについてお話ししたら、お友達はみんなよく分からない顔をしていました。
お嬢様は不思議に思いながらも、何事もなく暮らしていました。
ですが、幸せな日々は突然消えてしまいます。
大柄な男たちがお嬢様のもとへやってきて、あることを言います。
これまで見送りをしていたお嬢様が、今度は見送られる側になる時が来たようです。
お友達や近所の人たちに別れを告げ、お嬢様は旅立って行きました。
その後彼女を見た者はいませんが、きっと旅先でも元気でいることでしょう。
ちなみに、ゴミ屋敷の管理人様たちは、別の屋敷の住人になったようです。
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