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「ど、どうすればいいの?」
―左、三マス進めろ。―
「はい。」
●●○○、現在知恵の神様とセネト勝負中です。
棒を投げて、出た目の数だけコマを進める、将棋とかチェスって言うよりはすごろくみたい。
「ほぉ……。やるね。」
前に座る知恵の神様、トトさんは、若い男の人(この国の人はだいたい若いけど)で、月みたいな不思議な髪色をしている。そして、他の人は腰布だけで過ごしているのに、彼は女性のようなワンピースに身を包んでいる。
「でも、こうすると……。」
コンっとコマが動かされる。
なんかわかんないけどやばいらしい。セトさんの声が震えてる。
―まずいな……いくつだ?―
「4つです。」
―まじか……。―
終わったと言わんばかりの声。
セトさんはそのうち喋らなくなった。
……で、僕はどうすりゃいいの?
だめだ。セトさんこうなったら頼りにならん。
4つだから……もうしょうがない!!勘でやればどうにかなるだろ!
とりあえずコマを適当に4つ進める。
「ほぉ……?」
トトさんが身を乗り出し、盤面を見る。
「これは……。」
「へ?」
「素晴らしい一手……。」
はい?え、僕適当にやっただけですが?
「そしてこっちの目は2。いつの間にこんなに強く……。」
そう言いながらもトトさんは、淡々とコマを動かしていく。
「さぁ。どうぞ?」
その目には、先程までの穏やかな目ではなく、獲物を見つけた猛獣のようだった。
僕が出した目は……3。これまたよくわからないので適当に。
するとまたトトさんが顔をしかめる。
「なるほど……?」
そういうのが5回ほど繰り返された後、僕は………勝った。
「参ったよ、セト。いつの間にあんな手を覚えたのかな?」
「い、いや……。」
トトさんから目をそらしつつ、隣にある巻物棚に視線を移す。
椅子から飛び降り一つ手に取ってみると、それは歴史書だった。
ここは外国のはずなのに、僕は英語が大の苦手なのに、日本語みたいに読める。
「昔々のその昔。世界には[漢字]父なる水[/漢字][ふりがな]ヌン[/ふりがな]のみがおりました。
ある日水から、太陽神が生まれ、水の中に丘をつくった。
そこで神はシュウとテフヌトを生み出した……。」
「わぁ!?」
トトさんがいきなり音読しだす。
「セト、昔はこんなの興味なかったのにね。どうしちゃったの?」
やばい。トトさん、口は笑ってるのに目が笑ってません!
いやこれまずいのでは?え、ちょ……。
「せ〜と!」
「……オシリス。」
「に、兄様!」
褐色の肌色をした少年……オシリス兄様が僕の腕を掴んでいた。
「もう!一緒に遊びに行こう!」
「え、。」
そういったかと思うと、僕は兄様の方へ引っ張られる。
「トト先生!いってきま〜す!」
「あ、ちょっと!待ってよ!」
トトさんが止めるのも聞かず、オシリスは走る……というよりは速歩きのスピードで向こうへと行く。
「に、兄様……。」
「どうしたんだい?セト。」
「b……じゃなくて!オレたち、どこ行くんだ?」
「ん?決まってるじゃないか!!」
砂漠だよ。
兄様は、そう言った。
―左、三マス進めろ。―
「はい。」
●●○○、現在知恵の神様とセネト勝負中です。
棒を投げて、出た目の数だけコマを進める、将棋とかチェスって言うよりはすごろくみたい。
「ほぉ……。やるね。」
前に座る知恵の神様、トトさんは、若い男の人(この国の人はだいたい若いけど)で、月みたいな不思議な髪色をしている。そして、他の人は腰布だけで過ごしているのに、彼は女性のようなワンピースに身を包んでいる。
「でも、こうすると……。」
コンっとコマが動かされる。
なんかわかんないけどやばいらしい。セトさんの声が震えてる。
―まずいな……いくつだ?―
「4つです。」
―まじか……。―
終わったと言わんばかりの声。
セトさんはそのうち喋らなくなった。
……で、僕はどうすりゃいいの?
だめだ。セトさんこうなったら頼りにならん。
4つだから……もうしょうがない!!勘でやればどうにかなるだろ!
とりあえずコマを適当に4つ進める。
「ほぉ……?」
トトさんが身を乗り出し、盤面を見る。
「これは……。」
「へ?」
「素晴らしい一手……。」
はい?え、僕適当にやっただけですが?
「そしてこっちの目は2。いつの間にこんなに強く……。」
そう言いながらもトトさんは、淡々とコマを動かしていく。
「さぁ。どうぞ?」
その目には、先程までの穏やかな目ではなく、獲物を見つけた猛獣のようだった。
僕が出した目は……3。これまたよくわからないので適当に。
するとまたトトさんが顔をしかめる。
「なるほど……?」
そういうのが5回ほど繰り返された後、僕は………勝った。
「参ったよ、セト。いつの間にあんな手を覚えたのかな?」
「い、いや……。」
トトさんから目をそらしつつ、隣にある巻物棚に視線を移す。
椅子から飛び降り一つ手に取ってみると、それは歴史書だった。
ここは外国のはずなのに、僕は英語が大の苦手なのに、日本語みたいに読める。
「昔々のその昔。世界には[漢字]父なる水[/漢字][ふりがな]ヌン[/ふりがな]のみがおりました。
ある日水から、太陽神が生まれ、水の中に丘をつくった。
そこで神はシュウとテフヌトを生み出した……。」
「わぁ!?」
トトさんがいきなり音読しだす。
「セト、昔はこんなの興味なかったのにね。どうしちゃったの?」
やばい。トトさん、口は笑ってるのに目が笑ってません!
いやこれまずいのでは?え、ちょ……。
「せ〜と!」
「……オシリス。」
「に、兄様!」
褐色の肌色をした少年……オシリス兄様が僕の腕を掴んでいた。
「もう!一緒に遊びに行こう!」
「え、。」
そういったかと思うと、僕は兄様の方へ引っ張られる。
「トト先生!いってきま〜す!」
「あ、ちょっと!待ってよ!」
トトさんが止めるのも聞かず、オシリスは走る……というよりは速歩きのスピードで向こうへと行く。
「に、兄様……。」
「どうしたんだい?セト。」
「b……じゃなくて!オレたち、どこ行くんだ?」
「ん?決まってるじゃないか!!」
砂漠だよ。
兄様は、そう言った。