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「ど、どこ行くんですかね?」
止まることを知らぬオシリス兄様に戸惑いながら、僕はセトさんに小声で聞く。
―多分食堂だな。そろそろ朝飯の時間だし。―
「しょ、食堂。」
ご飯口に合うかなという心配が頭をよぎる。
日本食とかできればいいんだけど、米とか作れないよね、ここ。
僕は朝ご飯はご飯派なんだよね……。
「なんなんですか。朝ご飯。」
―パンと、ローストした肉と、シチューらへんかな。あと野菜。―
「い、意外と洋食なんですね。」
―ヨーショクってなんだ?―
あ、そうか。この世界、洋食って概念がないのか。
ゔ……。ってことは米がある確率は低い……。
「セト!ご飯食べたら、一緒に遊ばないか?トトがセネトやろうって!」
トト?セネト?聞き慣れない言葉。
しかしセトさんはネズミの体をゆらゆら揺らしながら僕の口を使って了解と言った。
「なんですか、トトとセネトって。」
―トトっつーのはオレらの目付役だよ。知恵と数学の神だ。
……色々うるせーけどいい神だぜ。―
小声で聞くと、応えてくれる。
やっぱりいい人なんだよな。
―セネトっていうのは、まぁコマを動かすゲームなんだが。
後でルール教える。―
「な、なるほど。」
コマ……将棋みたいなやつなのかな。
この世界にもゲームってあったんだな。
「ほら、早く早く!!もう少しだよ!」
そしてオシリス兄様が入った先は………。
「……!!!!」
「「兄様!」」
とてつもなく広い食堂があった。
「イシス、ネフティス、遅れてすまなかったな。」
「いいのですよ。
……それよりセト。
なにオシリス兄様に迷惑かけているのです。」
「セト兄上。オシリス兄様に迷惑をかけるなと何度言われればいいのです。
父上にまた怒られますよ。」
セトさんがいきなり僕の肩から飛び出し、ネフティスさんの方に行く。
―父上の名を出すな!!!―
めちゃくちゃお怒りだ……。
「キャァッ!!なによこのネズミ!!」
「消滅呪文……。」
やばい。これではセトさんがまずい。
どうすればいいんだ。
「わっ!!ストップ!!」
何をしたらいいのかわからなくて、僕は声を上げる。
その声に、イシスちゃんも、ネフティスちゃんも、オシリス兄様もこっちを向く。
セトさんの怒りはなかなか収まらないようで、ずっとネフティスちゃんのことを噛んでいる。
「だめだぞ、動物には優しくしないと。
このネズミはぼ……オレが見つけた大切なネズミだから、傷つけないでくれないか。」
「せ、セト?本当にセトなのか。」
「セト?どういうこと?熱でもあるんじゃないでしょうね。」
「兄上?」
失礼な言動がぽんぽこ出てくる。
どれくらい信用がないんだセトさん……。
「失礼だな!!!!流石に怒るけど!?」
「いや、セトが動物庇うなんて珍しいなって……。」
「熱ないの?」
「ない!!……早くご飯にしよう。オレ腹減った〜。」
そして僕は椅子に座る。
ネズミのセトさんは僕の方に乗ってちょっと落ち着いたようだった。
「静かにしててくださいよ。危うく殺されかけたじゃないですか。」
小声でセトさんに語りかける。
―……助かった。―
小さい声で僕に言ってくれるセトさん。
まぁ、死ななくてよかった。
「それならいいです。食べましょう。何なら食べられます?」
―肉―
「りょーかいです。」
僕はそっと大皿から肉を取り出し、取り皿の端っこに移す。
食べやすいように切り刻み、セトさんの手に持たせてあげる。
「美味しいですか?」
―うん、美味い。すっげー美味い。―
「良かったですね。ちゃんとコックさんに言っときますから。」
―お前、本当にオレに似てねぇな。―
「似てなくて結構ですよ。」
僕もパンを口に放り込みながらセトさんの頭を撫でる。
不思議なパンだな。なんか、すごく美味しい。
ご飯より美味しいかもと本気で思った朝食だった。
止まることを知らぬオシリス兄様に戸惑いながら、僕はセトさんに小声で聞く。
―多分食堂だな。そろそろ朝飯の時間だし。―
「しょ、食堂。」
ご飯口に合うかなという心配が頭をよぎる。
日本食とかできればいいんだけど、米とか作れないよね、ここ。
僕は朝ご飯はご飯派なんだよね……。
「なんなんですか。朝ご飯。」
―パンと、ローストした肉と、シチューらへんかな。あと野菜。―
「い、意外と洋食なんですね。」
―ヨーショクってなんだ?―
あ、そうか。この世界、洋食って概念がないのか。
ゔ……。ってことは米がある確率は低い……。
「セト!ご飯食べたら、一緒に遊ばないか?トトがセネトやろうって!」
トト?セネト?聞き慣れない言葉。
しかしセトさんはネズミの体をゆらゆら揺らしながら僕の口を使って了解と言った。
「なんですか、トトとセネトって。」
―トトっつーのはオレらの目付役だよ。知恵と数学の神だ。
……色々うるせーけどいい神だぜ。―
小声で聞くと、応えてくれる。
やっぱりいい人なんだよな。
―セネトっていうのは、まぁコマを動かすゲームなんだが。
後でルール教える。―
「な、なるほど。」
コマ……将棋みたいなやつなのかな。
この世界にもゲームってあったんだな。
「ほら、早く早く!!もう少しだよ!」
そしてオシリス兄様が入った先は………。
「……!!!!」
「「兄様!」」
とてつもなく広い食堂があった。
「イシス、ネフティス、遅れてすまなかったな。」
「いいのですよ。
……それよりセト。
なにオシリス兄様に迷惑かけているのです。」
「セト兄上。オシリス兄様に迷惑をかけるなと何度言われればいいのです。
父上にまた怒られますよ。」
セトさんがいきなり僕の肩から飛び出し、ネフティスさんの方に行く。
―父上の名を出すな!!!―
めちゃくちゃお怒りだ……。
「キャァッ!!なによこのネズミ!!」
「消滅呪文……。」
やばい。これではセトさんがまずい。
どうすればいいんだ。
「わっ!!ストップ!!」
何をしたらいいのかわからなくて、僕は声を上げる。
その声に、イシスちゃんも、ネフティスちゃんも、オシリス兄様もこっちを向く。
セトさんの怒りはなかなか収まらないようで、ずっとネフティスちゃんのことを噛んでいる。
「だめだぞ、動物には優しくしないと。
このネズミはぼ……オレが見つけた大切なネズミだから、傷つけないでくれないか。」
「せ、セト?本当にセトなのか。」
「セト?どういうこと?熱でもあるんじゃないでしょうね。」
「兄上?」
失礼な言動がぽんぽこ出てくる。
どれくらい信用がないんだセトさん……。
「失礼だな!!!!流石に怒るけど!?」
「いや、セトが動物庇うなんて珍しいなって……。」
「熱ないの?」
「ない!!……早くご飯にしよう。オレ腹減った〜。」
そして僕は椅子に座る。
ネズミのセトさんは僕の方に乗ってちょっと落ち着いたようだった。
「静かにしててくださいよ。危うく殺されかけたじゃないですか。」
小声でセトさんに語りかける。
―……助かった。―
小さい声で僕に言ってくれるセトさん。
まぁ、死ななくてよかった。
「それならいいです。食べましょう。何なら食べられます?」
―肉―
「りょーかいです。」
僕はそっと大皿から肉を取り出し、取り皿の端っこに移す。
食べやすいように切り刻み、セトさんの手に持たせてあげる。
「美味しいですか?」
―うん、美味い。すっげー美味い。―
「良かったですね。ちゃんとコックさんに言っときますから。」
―お前、本当にオレに似てねぇな。―
「似てなくて結構ですよ。」
僕もパンを口に放り込みながらセトさんの頭を撫でる。
不思議なパンだな。なんか、すごく美味しい。
ご飯より美味しいかもと本気で思った朝食だった。