魔法魔術学校のホグワーツは、カエデの紅葉で赤黄色く綺麗に染まっていた。ハリー・ポッターは、グリフィンドール寮の男子ベットルームにある小窓越しにその景色を眺めていた。
ふと、禁じられた森の近くにあるハグリッドの小屋から数人、青紫色のような服を着た人たちが出てくるのが見える。教師だろうか?
「ね~ロン」
「ん~?」
ベッドに、寝っ転がってクイディッチの本を読んでいるロンに声をかける。ロンが顔をわずかに上げて、僕を見る。
「ちょっと、来てよ」
「なに?」
面倒くさそうにベッドから起き上がり、ドタドタと足音を立てながらこちらへ来る。ロンが、ボサボサの赤毛の髪をワシャワシャと搔いて、大きく欠伸をした。
「あれ、誰だろう?」
「…どれ?」
「あれだよ」
僕は窓越しに指差して説明をする。ロンが目を細めて探して「ああ、あれか」と声を上げた。
「さあ?誰だろう」
「もしかして…[下線]あれ[/下線]かな?」
僕はロンの顔を覗き込んだ。ロンも僕の顔をあり得ないかのように見ている。
「[下線]あれ[/下線]って…ジャパンの?」
「うん。そう」
[下線]あれ[/下線]とは、イギリスの反対側にある小さな島国——ジャパンの〝ニンジャ〟のこと。丁度、一ヶ月前からココ、ホグワーツ城にジャパンのニンジャがいる、って噂されている。第一目撃者は、ハッフルパフの二年生で、禁じられた森の少し近くまで行った時(お遊びで行ってたらしい)に森の中にいたのだという。
「…行ってみる?」
ロンもニンジャに興味があったのか、オズオズと聞いてくる。僕は大きく「うん!」と返事をした。やっぱ、そうこなくっちゃね!
外は、まだ秋だというのに雪が降っているかのように寒かった。グリフィンドールの赤いマフラーを巻いて、歩く。
しばらく歩くと、ハグリッドの小屋につく。おそるおそるその木製の大きなドアをノックする。少しして、中から「誰だ?」という低くて太い声が聞こえる。
「僕だよ、ハリーだよ」
「嗚呼、ハリーか」
そう言って、ハグリッドはギィギィいわせてドアを開けた。相変わらず体が大きい。
「どうしたんだ?」
「その…聞きたいことがあって」
「そうか。まぁ、まず中に入れ」
ハグリッドが手招きをする。僕とロンは「お邪魔します」と言って暖まった小屋の中に入る。最初の時のように、ファングが飛び掛かってくるようなことはなかった。
「で、話ってなんだ?」
ドアを閉めて、ハグリッドが訊く。僕はロンの顔を見て頷き、言った。
「ハグリッドは…ジャパンのニンジャの話…知ってる?」
ハグリッドがピク、と反応する。それを見たロンが口を開いた。
「——知ってるんだよね?教えてよ…お願い」
ハグリッドがゆっくりと振り向く。その顔は困惑したような焦った様な面持ちをしていた。
「それを…なんで俺に訊くんだ?」
「さっき、この小屋から誰か出て行ったよね…?あれは誰?」
ふと、禁じられた森の近くにあるハグリッドの小屋から数人、青紫色のような服を着た人たちが出てくるのが見える。教師だろうか?
「ね~ロン」
「ん~?」
ベッドに、寝っ転がってクイディッチの本を読んでいるロンに声をかける。ロンが顔をわずかに上げて、僕を見る。
「ちょっと、来てよ」
「なに?」
面倒くさそうにベッドから起き上がり、ドタドタと足音を立てながらこちらへ来る。ロンが、ボサボサの赤毛の髪をワシャワシャと搔いて、大きく欠伸をした。
「あれ、誰だろう?」
「…どれ?」
「あれだよ」
僕は窓越しに指差して説明をする。ロンが目を細めて探して「ああ、あれか」と声を上げた。
「さあ?誰だろう」
「もしかして…[下線]あれ[/下線]かな?」
僕はロンの顔を覗き込んだ。ロンも僕の顔をあり得ないかのように見ている。
「[下線]あれ[/下線]って…ジャパンの?」
「うん。そう」
[下線]あれ[/下線]とは、イギリスの反対側にある小さな島国——ジャパンの〝ニンジャ〟のこと。丁度、一ヶ月前からココ、ホグワーツ城にジャパンのニンジャがいる、って噂されている。第一目撃者は、ハッフルパフの二年生で、禁じられた森の少し近くまで行った時(お遊びで行ってたらしい)に森の中にいたのだという。
「…行ってみる?」
ロンもニンジャに興味があったのか、オズオズと聞いてくる。僕は大きく「うん!」と返事をした。やっぱ、そうこなくっちゃね!
外は、まだ秋だというのに雪が降っているかのように寒かった。グリフィンドールの赤いマフラーを巻いて、歩く。
しばらく歩くと、ハグリッドの小屋につく。おそるおそるその木製の大きなドアをノックする。少しして、中から「誰だ?」という低くて太い声が聞こえる。
「僕だよ、ハリーだよ」
「嗚呼、ハリーか」
そう言って、ハグリッドはギィギィいわせてドアを開けた。相変わらず体が大きい。
「どうしたんだ?」
「その…聞きたいことがあって」
「そうか。まぁ、まず中に入れ」
ハグリッドが手招きをする。僕とロンは「お邪魔します」と言って暖まった小屋の中に入る。最初の時のように、ファングが飛び掛かってくるようなことはなかった。
「で、話ってなんだ?」
ドアを閉めて、ハグリッドが訊く。僕はロンの顔を見て頷き、言った。
「ハグリッドは…ジャパンのニンジャの話…知ってる?」
ハグリッドがピク、と反応する。それを見たロンが口を開いた。
「——知ってるんだよね?教えてよ…お願い」
ハグリッドがゆっくりと振り向く。その顔は困惑したような焦った様な面持ちをしていた。
「それを…なんで俺に訊くんだ?」
「さっき、この小屋から誰か出て行ったよね…?あれは誰?」