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ILove melody!

#3

穏やかな乱入?

​「よぉ。大佛、これ差し入れ」


最初に現れたのは、ベースの雷だった。ぶっきらぼうにコンビニ袋をカウンターに置く。


「あ、雷。ありがと! こちら、新人の成宮寧音ちゃん」


​雷は寧音をじろりと見た。

「……よろしく。律が珍しく懐いてるみたいだけど、あんま気にすんなよ、あいつバカだから」

と、少し不器用な優しさを滲ませて挨拶してくれた。


​その直後、

「わぁ! 律くんが言ってた子、この子!? 寧音ちゃん!?」
と、花が咲いたような明るい声が響く。キーボードの和華だ。


​「……っ、はい、成宮です……!」

「何この可愛い子!? 天使じゃん! 律くん、センス良すぎ! ねぇ、あとでライン交換しよ? 一緒にパンケーキ食べに行こ!」

​和華のふわふわした勢いに、シャイな寧音はタジタジ。

でも、彼女の屈託のない笑顔に、少しだけ緊張が解けていく。

​最後に、一番後ろから静かに入ってきたのがドラムの蓮斗だった。

「騒がしくてごめん。成宮さん。俺は御上。……律が、少しは大人しく仕事してるか見に来たんだけど」


​蓮斗は落ち着いた声で挨拶したが、眼鏡の奥の瞳は、律と親しげに話す寧音をじっと観察していた。


大佛店長がその視線を見逃さず、「おやおや〜? 蓮斗くん、成宮ちゃんに見惚れてる〜?」と茶化す。
​「大佛さん、やめてください。……シャレにならないんで」
さらりとそう言った蓮斗は、頬が赤くなっていて場が少しだけ静まる。


​「おい、お前ら。俺のバイト先で勝手に盛り上がんな」


教室の方から、ギターを抱えた律が不機嫌そうに顔を出した。


律は真っ直ぐ寧音のそばに歩み寄ると、彼女の肩を抱くようにしてメンバーの前に立った。


​「寧音、こいつら適当にあしらっていいから。和華も、あんまり寧音を連れ回すなよ。こいつ、俺の臨時レッスンの生徒なんだから」


​「え〜、律くんケチ! 寧音ちゃんは私の妹にするの!」

「俺のだし」

​律のさらりとした発言に、寧音の顔は今日一番の赤さになった。

[打消し][/打消し]え……今…俺のって言った……[打消し]


大佛店長が「ヒュ〜! 言ったね律!」と指を鳴らす。


​憧れのバンドメンバーに囲まれ、律に「俺の」なんて言われて。

寧音の心拍数は、激しく加速していくばかりだった。

作者メッセージ

多分雷あとからキャラ崩壊します…

ごめんなさいっ

2026/02/03 21:26

ゆぅり
ID:≫ 6iv2mqA2kvwoA
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