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星 と 羽 ໒꒱ 𓏸*˚

#5

事情聴取の会 (?)

[小文字]キーンコーンカーンコーン[/小文字]



授業終了のチャイムが鳴り響いた瞬間、美羽の周りには壁ができた。



それは、特Aクラスの生徒たちによる、好奇心という名の厚い壁。



​「ねえねえ、成宮さん! 咲城くんの婚約者って、一体どうやってなったの? それとも、どこかのパーティーで?」



​一人の女子生徒が、キラキラした瞳で身を乗り出してきた。



​「え?あ、えっと……親同士が知り合いで……」



​「親同士? 咲城財閥の会長と対等にお話しできるなんて、成宮さんのご実家も相当なものなのね! でも、春川高校って聞いたことないわ。どこの高校?」



​別の男子生徒が、スマホで検索しながら首を傾げる。



​「普通の、公立の学校だよ。偏差値はそこそこ高いけど、みんなは知らないと思う」



​「公立……? 」



​教室に衝撃が走る。


きっと彼らにとって、公立高校はテレビの向こう側の世界のようなものなのだろう。



​「そういえば、 バイトって言ってたけど……本当にお店に立ってお金をもらうの? 何のために? 」



​「生活費のためだよ。自分の生活費は自分で稼ぐのが普通でしょ?」



​美羽は困惑しながら答える。


だが、周囲さらに困惑したような顔で「普通……?」「生活費を自分で……?」と、まるで未知の言語を聞いたかのようにざわつき出した。




美羽は、バイトでクレーマーに対応する時よりもずっと強いプレッシャーを感じていた。



​[小文字](…やばい。この人たち、悪気はないんだろうけど、話が通じなさすぎる…。)[/小文字]







​その時。



美羽の机に、誰かがドンと手を置いた。



​「そこまでにしてやれよ。こいつ、今から俺と次の授業の予習しなきゃいけないんだわ」



​輪を割って入ってきたのは、不機嫌そうに眉を寄せた蒼空だった。



蒼空は美羽の手を掴むと、生徒たちを冷めた目で見渡す。



​「こいつが婚約者になったのは、俺がこいつに惚れ込んだから。春川高校がどこかなんてどうでもいいだろ。」




​「咲城くん……でも……」



​「あーあと、バイトの質問も禁止。…じゃ、行こーぜ」



​蒼空がニヤリと笑って顔を近づけてくる。



美羽は、顔がカッと熱くなるのを感じた。



​「ちょっ…ちょっと蒼空くん! 」



​「何だよ。助けてやっただろ? ……お礼は、今日の昼飯おごりな。お前の手作り弁当で。」



​蒼空は、周りの驚愕の表情なんてお構いなしに、美羽の手を引いて教室を脱出した。

作者メッセージ

毎日投稿2日目!


蒼空、君はどんなキャラなの…🥲‎

2026/03/28 13:42

ゆぅり
ID:≫ 6iv2mqA2kvwoA
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