海の底からごめんなさい
「おはよう!」
[漢字]そこ[/漢字][ふりがな]門[/ふりがな]をくぐれば、
僕の一日なんて、とうに始まってる。
バッグから水筒を取り出して、まだ溶けてない氷は音を鳴らして歓迎した。
「はあ〜…暑いなぁ」
そんな事を言っても、太陽はこっちを見てくれない。
日差しは強まるばかりだし、雲は見えないし。
なんなら暑すぎて好きなプールの授業ができないくらいだ。
「…ほんと。やんなっちゃうね」
ぼそぼそと独り言を呟いて。
[水平線]
教室に入れば、涼しげなエアコンが僕を冷やす。
「[漢字]桃江[/漢字][ふりがな]モモエ[/ふりがな]おはよう〜」
「おはよ」
おはようくらいは僕でも言える。
友達くらいなら僕でもできる。
机とにらめっこ、プリントとあっぷっぷ。
ろくでもないし、嫌でもない。
天は僕を守ってはくれないのさ。
[漢字]あれ[/漢字][ふりがな]親[/ふりがな]はろくでもないと言うし、
[漢字]それ[/漢字][ふりがな]友[/ふりがな]は面倒くさいと言うし
[漢字]これ[/漢字][ふりがな]僕[/ふりがな]は、どちらでもいいと言う。
なんだろうか。
テストで満点を取ったら、すごいなのか。
嫌と言ったら、バカなのか。
[漢字]こんな僕[/漢字][ふりがな]海底の底[/ふりがな]がごめんなさい。
どうして?
そんなつもりはなかったんです。
クリップボードにコピーしました