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大姫鎌倉日記

#15

没落の始まり

十月。義仲は法皇の命で平家との戦いに出陣する。
「水島の戦い」。しかしこの戦で義仲は大敗したのだった。
戦上手なはずの義仲軍に、一体何があったというのだろう。
・・・
戦のさなかの事である。突如、周囲が夜のごとく暗くなったのだ。
「な、なんだ!?」
「みろっ!日が、欠けているぞ!!」
「これは天の祟りか!?」
太陽が、欠ける…。起こったのは金環日食だった。
木曽の兵達は恐れおののき、大混乱に陥る。
しかし平家軍はそうはならなかった。都にいた平家は[漢字]暦[/漢字][ふりがな]カレンダー[/ふりがな]を作っていたので、日食が起こるのを知っていて戦に望んでいたのである。
・・・
後白河法皇の元にも知らせは届く。
「木曽を頼るのは、止めじゃ」
対立を深め戦にも敗れた義仲を、法皇は見限ったのだ。次にこの男が近づいたのは鎌倉の源頼朝だった。法皇は平家がかつて治めていた東国の土地を返し、頼朝が流罪になった時に奪われた位を戻してやった。かくして頼朝の東国支配は朝廷の認めるところとなる。

義仲は怒り狂わんばかりだった。
「なぜだ…なぜだなぜだ!!この私がおるのに、院はなぜ頼朝を頼る!!」
「義仲様!」
巴御前が走ってきた。
「鎌倉方が、上洛するそうです!!」
「なんだと!法皇様はそれをお許しになったのか!?……平家を追い出し、今もこうして戦っている我らに…なんたる仕打ち!!」
さらに法皇は義仲の仲間達にも手を伸ばし、取り込んでいた。
「とにかく京に戻る。院に一言言ってやらねば気が済まんな」
義仲と後白河法皇方との対立はもはや避けられない。

つづく

作者メッセージ

今回も読んでいただきありがとうございます!
短め。中継ぎ回ですね。

2024/02/24 16:13

青葉よしまつ
ID:≫ 4eITYY1IIrji.
コメント

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歴史日本史鎌倉時代源平合戦恋愛

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