時は徳川幕府の治世、1623年。江戸城の広間に参集した大名達の前で江戸幕府の新たな将軍が誕生しようとしていた。三代将軍、徳川家光である。彼は大名の前で述べた。
「皆々、東照宮(徳川家康)が天下を平定なさったときには、皆の力を借りた。また、(二代将軍)秀忠公は皆の仲間であった。しかし、私は生まれながらの将軍である。よってそなたらを家臣として扱う」
色白の、線の細い齢二十の青年である。しかし彼の発した声と堂々とした態度にその場にいた大名達は貫かれ、ただひれ伏すしかなかった。
すると一人の男が突如として進み出て、こう言った。
「まさにその威厳のある態度、大権現(家康)様の再来である!上様、上様の命に背くものあらば、此の私に討伐を仰せつけられませ」
大名達の中からざわめきが起こった。家光はその男に向かって微笑んだ。
「流石は戦国乱世を生き抜いてこられた伊達政宗よ」
おお、と感嘆の声を漏らす人々の中、深く一礼をした此の男、彼こそ独眼竜伊達政宗であった。
家光はこの隻眼の男を心に留めた。
続く
「皆々、東照宮(徳川家康)が天下を平定なさったときには、皆の力を借りた。また、(二代将軍)秀忠公は皆の仲間であった。しかし、私は生まれながらの将軍である。よってそなたらを家臣として扱う」
色白の、線の細い齢二十の青年である。しかし彼の発した声と堂々とした態度にその場にいた大名達は貫かれ、ただひれ伏すしかなかった。
すると一人の男が突如として進み出て、こう言った。
「まさにその威厳のある態度、大権現(家康)様の再来である!上様、上様の命に背くものあらば、此の私に討伐を仰せつけられませ」
大名達の中からざわめきが起こった。家光はその男に向かって微笑んだ。
「流石は戦国乱世を生き抜いてこられた伊達政宗よ」
おお、と感嘆の声を漏らす人々の中、深く一礼をした此の男、彼こそ独眼竜伊達政宗であった。
家光はこの隻眼の男を心に留めた。
続く