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暴力表現、自傷行為、自殺未遂などの表現があるため、苦手な方は戻ってください。
悠斗に保健室に連れて行かれた次の日、私はいつものように静かに教室へ入った。
だが、[太字]今日は何かおかしい。[/太字]
いつもならすぐに香織さんたちの拳や足がやってくるか、上からバケツの水が降ってくるのに、今日はそれがない。
椅子にも机にも、何もされていない。
(どうしたんだろう...香織さんたち、また新しい[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]を見つけたのかな...そうじゃないといいんだけど...)
だが、香織さんたちは教室の真ん中でギャハギャハ騒いでいるだけで、誰かをいじめている気配はない。
(良かった...これでもう誰も傷つかなくて済む...)
私はひどく安堵し、椅子に思いっきり座り込んだ。
するとそれを見た香織さんがスッとこちらに向かってきて、小声で話しかけてきた。
[小文字][小文字]「今日の放課後、屋上集合な。絶対逃げんなよ。」[/小文字][/小文字]
その声はとても冷たく、今までで一番怒りが籠もった声だった。
(やっぱり私、まだ香織さんたちの[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]なんだ...)
それから放課後まで、私はずっと小さく震えていた。
[水平線]
〜放課後〜
ついに、この時が来てしまった。
言われた通り屋上に向かう。
(またカッターキャーされるのかな...あれ、結構痛いんだよね...)
そう思いながら屋上への階段を一段、一段と登っていく。
登っていくとともに、心の奥にあった不安も大きくなっていく。
[小文字][小文字]「怖い...」[/小文字][/小文字]
初めて、「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という言葉を口にした気がする。
今までいじめられていらせいで、いつの間に「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という感情すらなくなってしまっていたのだ。
こんなに感情を抱けるようになったのは、きっと「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」のおかげなんだと思った。
(悠斗がいなかったら、私はこれからも感情を殺して、何も感じずに生きていってたのかも...)
そう考えていると、屋上の扉の前に着いた。
(何をされても大丈夫。私には「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」という味方がいるんだから。きっと、彼なら私の味方でいてくれる。)
そう思うと、元気が湧いてきたように感じた。
そして、勇気を出して屋上の扉を開けた。
そこには、
[中央寄せ][太字][明朝体]鬼の形相をした香織さんたちが立っていた。[/明朝体][/太字][/中央寄せ]
だが、[太字]今日は何かおかしい。[/太字]
いつもならすぐに香織さんたちの拳や足がやってくるか、上からバケツの水が降ってくるのに、今日はそれがない。
椅子にも机にも、何もされていない。
(どうしたんだろう...香織さんたち、また新しい[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]を見つけたのかな...そうじゃないといいんだけど...)
だが、香織さんたちは教室の真ん中でギャハギャハ騒いでいるだけで、誰かをいじめている気配はない。
(良かった...これでもう誰も傷つかなくて済む...)
私はひどく安堵し、椅子に思いっきり座り込んだ。
するとそれを見た香織さんがスッとこちらに向かってきて、小声で話しかけてきた。
[小文字][小文字]「今日の放課後、屋上集合な。絶対逃げんなよ。」[/小文字][/小文字]
その声はとても冷たく、今までで一番怒りが籠もった声だった。
(やっぱり私、まだ香織さんたちの[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]なんだ...)
それから放課後まで、私はずっと小さく震えていた。
[水平線]
〜放課後〜
ついに、この時が来てしまった。
言われた通り屋上に向かう。
(またカッターキャーされるのかな...あれ、結構痛いんだよね...)
そう思いながら屋上への階段を一段、一段と登っていく。
登っていくとともに、心の奥にあった不安も大きくなっていく。
[小文字][小文字]「怖い...」[/小文字][/小文字]
初めて、「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という言葉を口にした気がする。
今までいじめられていらせいで、いつの間に「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という感情すらなくなってしまっていたのだ。
こんなに感情を抱けるようになったのは、きっと「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」のおかげなんだと思った。
(悠斗がいなかったら、私はこれからも感情を殺して、何も感じずに生きていってたのかも...)
そう考えていると、屋上の扉の前に着いた。
(何をされても大丈夫。私には「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」という味方がいるんだから。きっと、彼なら私の味方でいてくれる。)
そう思うと、元気が湧いてきたように感じた。
そして、勇気を出して屋上の扉を開けた。
そこには、
[中央寄せ][太字][明朝体]鬼の形相をした香織さんたちが立っていた。[/明朝体][/太字][/中央寄せ]
- 1.Prologue
- 2.Profile
- 3.Episode 1 いじめられっ子
- 4.Episode 2 私の生きてる意味って?
- 5.Episode 3 名前も知らない男の子
- 6.Episode 4 愛してくれない両親
- 7.Episode 5 誰も信じないって決めたのに
- 8.Episode 6 幸せになっちゃいけないの?
- 9.Episode 7 私のたった一人の親友
- 10.Episode 8 私のたった一人の親友#2
- 11.Episode 9 被害者面
- 12.Episode 10 許さない
- 13.Episode 11 ありえない
- 14.Episode 12 彼のおかげ
- 15.Episode 13 ふざけるな
- 16.Episode 14 宣告