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いじめられっ子の私には、誰にも言えない秘密があります

#14

Episode 12 彼のおかげ

悠斗に保健室に連れて行かれた次の日、私はいつものように静かに教室へ入った。

だが、[太字]今日は何かおかしい。[/太字]

いつもならすぐに香織さんたちの拳や足がやってくるか、上からバケツの水が降ってくるのに、今日はそれがない。

椅子にも机にも、何もされていない。

(どうしたんだろう...香織さんたち、また新しい[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]を見つけたのかな...そうじゃないといいんだけど...)

だが、香織さんたちは教室の真ん中でギャハギャハ騒いでいるだけで、誰かをいじめている気配はない。

(良かった...これでもう誰も傷つかなくて済む...)

私はひどく安堵し、椅子に思いっきり座り込んだ。

するとそれを見た香織さんがスッとこちらに向かってきて、小声で話しかけてきた。

[小文字][小文字]「今日の放課後、屋上集合な。絶対逃げんなよ。」[/小文字][/小文字]

その声はとても冷たく、今までで一番怒りが籠もった声だった。

(やっぱり私、まだ香織さんたちの[漢字]いじめられっ子[/漢字][ふりがな]おもちゃ[/ふりがな]なんだ...)

それから放課後まで、私はずっと小さく震えていた。

[水平線]

〜放課後〜

ついに、この時が来てしまった。

言われた通り屋上に向かう。

(またカッターキャーされるのかな...あれ、結構痛いんだよね...)

そう思いながら屋上への階段を一段、一段と登っていく。

登っていくとともに、心の奥にあった不安も大きくなっていく。

[小文字][小文字]「怖い...」[/小文字][/小文字]

初めて、「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という言葉を口にした気がする。

今までいじめられていらせいで、いつの間に「[太字][明朝体]怖い[/明朝体][/太字]」という感情すらなくなってしまっていたのだ。

こんなに感情を抱けるようになったのは、きっと「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」のおかげなんだと思った。

(悠斗がいなかったら、私はこれからも感情を殺して、何も感じずに生きていってたのかも...)

そう考えていると、屋上の扉の前に着いた。

(何をされても大丈夫。私には「[太字][明朝体]悠斗[/明朝体][/太字]」という味方がいるんだから。きっと、彼なら私の味方でいてくれる。)

そう思うと、元気が湧いてきたように感じた。

そして、勇気を出して屋上の扉を開けた。


そこには、

[中央寄せ][太字][明朝体]鬼の形相をした香織さんたちが立っていた。[/明朝体][/太字][/中央寄せ]

作者メッセージ

はい、次回は結衣の秘密が出るって言ったくせに全然出ませんでした!(本当にごめんなさい!🙇)

次回は出れると思います!

では、次回もお楽しみに!

2026/04/12 21:44

柚子ぽん
ID:≫ 12r9vk9TpSqFk
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