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恐らく大丈夫だと思いますが、蜘蛛がどうしても嫌という方はご注意ください。
しばらく昇ってきたが、先は長い。風が吹くたびにいとが少々揺れて、時々気分が悪くなりかける。さらに、天高いところなので、誰もいない。簡単にいうと孤独なのだ。普段はあまり周りに人がいるのは好まない蜘蛛だったが、今回ばかりはいて欲しいものだ。ホームシックに近くなったが、好奇心が勝る蜘蛛の性格は、大変素晴らしい。普段は皆、上を見て元気を出すが、この蜘蛛は、上を見れば先が長く思えて辛くなってしまうので、下を見て、「もうここまで来れたのか。」と元気を出す。色々な面でこの蜘蛛は特別だ。場合が場合だと言われればそれまでだが・・・。
さすがにぶっ通しで作業を続けて、眠さと疲労が溜まりに溜まってしまっていたので、少々休憩をすることにした。と言っても、いつ風で糸が壊れるかわからないので、気が気ではない。精神的な回復はおそらくできていないだろう。そんな時に、どこかで効いたことのある声がした。
「あれ、蜘蛛くんだ。どうしたんだい?こんな空まで。」
カラスが蜘蛛を見つけたのだ。出会ってはちょくちょく話す友達なのだ。ここまで高いところに来たのに、カラスがいたことで、あまりの疲労で目や耳おかしくなったのかと思った。しかし、落ち着いて考えてみたら、普通のことで、当たり前だった。今まで自分の生きてきた世界が、地にあまりに近かったので、鳥が普段活動している世界を知らなかったのだ。つまり、蜘蛛の世界とカラスの世界がかけ離れているのだ。
「実は、雲っていうものを目指しているんだ。この世の弱肉強食の世界から、休憩というか休息というか、休みたいなぁと思ってね。ちょっと前から進み始めているんだ。カラスくんこそ、何をしているの?」
「僕はね、カラスだから人間に嫌われているんだ。見かけられたら、変に冷たい視線が飛んでくるし、飛んでいるのに疲れて道端で休んでいただけで、突然ホウキではらわれたことがあるんだ。どうやら人間の世界でなんらかの法律みたいなのが決められて、ホウキではらわれたりしなくなったんだけどね。」
カラスは、カラスだからという理由で人間に嫌われてしまっているのだ。そんな世の無情に飽きて、空を飛んでいたのだ。リフレッシュに近い。
「面白そうだし、僕も行く!」
カラスが仲間になった。
「まぁ、コーヒーでも飲んで!」
「わ!ちょ!」
蜘蛛はコーヒーを飲むとフラフラしてしまうのだ。糸をはることなど到底不可能だ。カラスのせいで疲労が余計悪化したが、話し相手ができたことで気を紛らわせることができた。
さすがにぶっ通しで作業を続けて、眠さと疲労が溜まりに溜まってしまっていたので、少々休憩をすることにした。と言っても、いつ風で糸が壊れるかわからないので、気が気ではない。精神的な回復はおそらくできていないだろう。そんな時に、どこかで効いたことのある声がした。
「あれ、蜘蛛くんだ。どうしたんだい?こんな空まで。」
カラスが蜘蛛を見つけたのだ。出会ってはちょくちょく話す友達なのだ。ここまで高いところに来たのに、カラスがいたことで、あまりの疲労で目や耳おかしくなったのかと思った。しかし、落ち着いて考えてみたら、普通のことで、当たり前だった。今まで自分の生きてきた世界が、地にあまりに近かったので、鳥が普段活動している世界を知らなかったのだ。つまり、蜘蛛の世界とカラスの世界がかけ離れているのだ。
「実は、雲っていうものを目指しているんだ。この世の弱肉強食の世界から、休憩というか休息というか、休みたいなぁと思ってね。ちょっと前から進み始めているんだ。カラスくんこそ、何をしているの?」
「僕はね、カラスだから人間に嫌われているんだ。見かけられたら、変に冷たい視線が飛んでくるし、飛んでいるのに疲れて道端で休んでいただけで、突然ホウキではらわれたことがあるんだ。どうやら人間の世界でなんらかの法律みたいなのが決められて、ホウキではらわれたりしなくなったんだけどね。」
カラスは、カラスだからという理由で人間に嫌われてしまっているのだ。そんな世の無情に飽きて、空を飛んでいたのだ。リフレッシュに近い。
「面白そうだし、僕も行く!」
カラスが仲間になった。
「まぁ、コーヒーでも飲んで!」
「わ!ちょ!」
蜘蛛はコーヒーを飲むとフラフラしてしまうのだ。糸をはることなど到底不可能だ。カラスのせいで疲労が余計悪化したが、話し相手ができたことで気を紛らわせることができた。