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恐らく大丈夫だと思いますが、蜘蛛がどうしても嫌という方はご注意ください。

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雲を目指した蜘蛛

#3

第ニ話 糸の真髄

練習を始めて2日が経った。(早く行けよ。)少しずつ感覚を思い出してきた。だって、しょうがないもの。糸をまともに使うのは二、三ヶ月ぶりなんだから。自転車とかみたいに、感覚を掴んだら長いブランクがあっても行けるものじゃないの。三日間使わないだけで少し感覚が乱れるの。毎日欠かさずやる。柔軟体操みたいな努力が必要なんだ。ただ、練習で出した糸は頑丈さが足りない気がする・・・。風が吹けばペシャ。生き物が触れればペシャ。ことごとく潰れてしまうのだ。本当に頑丈さがない。弱々しい糸を見て、蜘蛛は考えた。
「そうか、地面に直で作るから、支えが足りないんだ!木の間に作れば、強度も出せるし、高さも上がる!」
普通の蜘蛛がすることを、この蜘蛛は盛大に忘れていた。高めの木を選んで、簡単な酢を作った。一応練習だが、思ったよりも綺麗な出来だったので、ちょうど高さも出ているし、これを土台にすることにした。それでも、細々とした木だったので、これから天に昇る時に折れたりしないか不安だった。そこで、感覚を思い出してきた糸を使って、木の強度を上げた。恐らく、通りすがりの人が見たら、白樺の木かな?って思うくらい真っ白だ。それでも、惜しみなく糸を使って、もっと太くした。天高く昇る糸の支えとしては、恐らく十分だ。多すぎないか?とも思ったが、途中で折れたり、グラグラしたりするよりはいいかと思った。それに、細い糸でも、束になればとんでもない重さになるだろうから、これでも補強が必要かもしれないと思った。流石にこれ以上は面倒臭いので、ある程度安定しているし、いよいよ、小さな生命の大きな夢が始まった。
「あれ、本当の土台どこ?」
・・・。始まった・・・?

2024/11/17 18:38

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#蜘蛛#雲#平和#癒し

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