僕は、幽霊を見ることができる。とは言っても、僕には見える範囲が限られている。全ての幽霊を見ることができるわけではないのだ。
僕が見えるのは、「僕の守護霊が友だちになりたい幽霊」に限る。だが、僕にはその守護霊が見えない。以前出会った、幽霊が見える人によると、守護霊にとって僕は、守ってあげたい人であって友だちになりたいわけではない、からだという。今まで見てきた幽霊を思い出してみると、全体的に幼い子ばかりだった。きっと、守護霊も幼いのだろう。
普段、子どもと関わることはほぼない。あるとしたら、みんな幽霊なのだ。だから、今回も予感はしていた。あまり関わって良いことになることはないから、避けたいのだが。なぜか、無視できない。守護霊に何かされているのではないか?
とにかく、関わってしまった以上、少女と話す他はなかった。
「えっと…。僕は、幽霊が見えるんだ。めずらしいらしいから、まだ会ったことがたかったんじゃないかな?」
「うん。初めて会った。まさか、見える人がいるなんて、おどろき」
すごーい、と目を見開いてはしゃぐ。その姿は、ただの女の子となんら変わりはなかった。
「ずっと一人だったんだよね?どれくらいの間?何してたの?」
今まで会ってきた幽霊たちは、見えないながらも生きている人たちとうまく関わって生きていた(もう死んでいるけれど)。
「ん…。ずっと本読んでたよ。だいたい8年ぐらいじゃない?」
「え、飽きない?」
「別に、特には…。図書館に、どれだけの本があると思ってるの?」
確かに、図書館にはたくさんの本がある。特に、この図書館の本は他に比べて多い。
「でも、難しくて読めない本も、たくさんあるでしょ」
見た感じ、小学4年生ぐらいか…?小説も、文字が多いと読めないんじゃないか?
「?私、本ならなんでも読むよ。専門書でも、絵本でも。辞典も読んだことあるよ。知るのは、楽しいから」
全然読めていた。年齢とか、小学生とか以前に、自分よりも多くの種類の本を読んでいた。
「それは…、すごいね…。そんなにいろんな種類の本が読めるなら、飽きないだろうね」
普通の人は、本を読むこと自体に飽きそうだが…。本の真似をするような愛書家なんだから、本を読まなくても十分楽しめるのだろう。
「お兄ちゃんは、何を読むの?」
「大体は小説かな。…お兄ちゃん呼びはやめてね」
「は〜い、わかった。じゃあ、名前なんて言うの?」
「久瀬 碧都(くぜ あおと)だよ」
なぜか聞いた瞬間、少しだけ、少女は驚いた顔をした。
「じゃあ、あおくんって呼ぶね?」
僕の後ろを見てうなずいたあと、おそるおそる聞いてきた。
「…まあ、良いよ」
年下の女の子にあだ名で呼ばれるのもどうかと思うが、本人が呼びたがっているし、別に良いか。この呼び方も、なかなかに恥ずかしいが。
これだけ仲良くなってしまえば、きっと…。
「ねえねえ、私と一緒に遊んでよ!」
やはり、言われると思った。きっと、遊んであげると、成仏するんだろうな…と、予想する。
前に会った子もそうだったけれど、なぜかみんな、願いを持っていて、叶えると成仏する。RPGみたいだと、毎回思う。いや…、でも、人生もゲームみたいだというからな。そんなものなのかもしれない。
「良いよ。何して遊ぶの?」
子どもの遊びだ、疲れることはあっても、無理難題では無いだろう。
少女は答える。
「んっとね〜、謎解き!」
相手は、子どもだとしても自分以上に知識をもっている。そして、僕は謎解きは苦手な方だ。
案外、一筋縄ではいかないのかもしれない。
僕が見えるのは、「僕の守護霊が友だちになりたい幽霊」に限る。だが、僕にはその守護霊が見えない。以前出会った、幽霊が見える人によると、守護霊にとって僕は、守ってあげたい人であって友だちになりたいわけではない、からだという。今まで見てきた幽霊を思い出してみると、全体的に幼い子ばかりだった。きっと、守護霊も幼いのだろう。
普段、子どもと関わることはほぼない。あるとしたら、みんな幽霊なのだ。だから、今回も予感はしていた。あまり関わって良いことになることはないから、避けたいのだが。なぜか、無視できない。守護霊に何かされているのではないか?
とにかく、関わってしまった以上、少女と話す他はなかった。
「えっと…。僕は、幽霊が見えるんだ。めずらしいらしいから、まだ会ったことがたかったんじゃないかな?」
「うん。初めて会った。まさか、見える人がいるなんて、おどろき」
すごーい、と目を見開いてはしゃぐ。その姿は、ただの女の子となんら変わりはなかった。
「ずっと一人だったんだよね?どれくらいの間?何してたの?」
今まで会ってきた幽霊たちは、見えないながらも生きている人たちとうまく関わって生きていた(もう死んでいるけれど)。
「ん…。ずっと本読んでたよ。だいたい8年ぐらいじゃない?」
「え、飽きない?」
「別に、特には…。図書館に、どれだけの本があると思ってるの?」
確かに、図書館にはたくさんの本がある。特に、この図書館の本は他に比べて多い。
「でも、難しくて読めない本も、たくさんあるでしょ」
見た感じ、小学4年生ぐらいか…?小説も、文字が多いと読めないんじゃないか?
「?私、本ならなんでも読むよ。専門書でも、絵本でも。辞典も読んだことあるよ。知るのは、楽しいから」
全然読めていた。年齢とか、小学生とか以前に、自分よりも多くの種類の本を読んでいた。
「それは…、すごいね…。そんなにいろんな種類の本が読めるなら、飽きないだろうね」
普通の人は、本を読むこと自体に飽きそうだが…。本の真似をするような愛書家なんだから、本を読まなくても十分楽しめるのだろう。
「お兄ちゃんは、何を読むの?」
「大体は小説かな。…お兄ちゃん呼びはやめてね」
「は〜い、わかった。じゃあ、名前なんて言うの?」
「久瀬 碧都(くぜ あおと)だよ」
なぜか聞いた瞬間、少しだけ、少女は驚いた顔をした。
「じゃあ、あおくんって呼ぶね?」
僕の後ろを見てうなずいたあと、おそるおそる聞いてきた。
「…まあ、良いよ」
年下の女の子にあだ名で呼ばれるのもどうかと思うが、本人が呼びたがっているし、別に良いか。この呼び方も、なかなかに恥ずかしいが。
これだけ仲良くなってしまえば、きっと…。
「ねえねえ、私と一緒に遊んでよ!」
やはり、言われると思った。きっと、遊んであげると、成仏するんだろうな…と、予想する。
前に会った子もそうだったけれど、なぜかみんな、願いを持っていて、叶えると成仏する。RPGみたいだと、毎回思う。いや…、でも、人生もゲームみたいだというからな。そんなものなのかもしれない。
「良いよ。何して遊ぶの?」
子どもの遊びだ、疲れることはあっても、無理難題では無いだろう。
少女は答える。
「んっとね〜、謎解き!」
相手は、子どもだとしても自分以上に知識をもっている。そして、僕は謎解きは苦手な方だ。
案外、一筋縄ではいかないのかもしれない。