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来ない手紙

#1

第一章

「……まだ、かなあ」
 遅い。普段なら、こんなに時間はかからないのに。
「なにか、あったのかな……」
 こんなことは、今まで一度もなかった。
「……よし、探しに行こう」
 ぼくは、外へ出た。

「どうしたのかな……」
 彼女は、しっかり者だ。来ないのには、なんらかの理由があるのだろう。
なにかのトラブルに巻き込まれた?彼女がトラブルを起こすというのは考えられないが……。
 とにかく、彼女の姿を見つけなければ。彼女に会えば、なにが起きたかはわかるだろう。

 ぼくと彼女は、手紙の配達屋だ。といっても、正式な仕事というわけではない。ぼくたちが、ボランティアとして勝手にやっているだけだ。
 互いに会うことができない子供が2人いる。その子供たちがご主人様だ。
 ぼくたちの仕事は、ご主人様のかわりに手紙を運んであげること。
 ご主人様は、とても優しい。手紙が少しよごれてしまっても、ぼくたちをおこらない。でも、ご主人様は手紙が届くのをとても楽しみに待っているのだ。がっかりさせてはいけない。おこられないからといって、手を抜くというのはいけないことなのだ。
 しかし今回、いつもの時間に彼女が手紙を届けに来ない。もしかして、手紙になにかあったのだろうか。それとも、彼女に……?
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作者メッセージ

できるだけやさしい雰囲気をまといたいな〜と思っています。
読んでくださり、ありがとうございました。

2026/04/16 19:12

楓ひなた
ID:≫ 72f7ySuR6WeuU
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小説連載手紙異変

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