次の番号は、なんだっけ?
紙を見る。『470 図鑑をみて』と書かれていた。
『470』は、確か植物だったはず。図鑑……。とりあえず、行こう。
植物関係の本棚の前に立つ。
自然と、体が動いた。僕は、一冊の図鑑を取り出す。
「これは……」
花の図鑑。見たことがある。小さい頃によく見ていた、お気に入りの本だ。彼女と一緒に……。
開いて、中をみる。
「なつかしい……」
ところどころ、忘れているところもあるが、ほぼ覚えている。何の花が何ページにあるかを覚えているほど、あの頃はよく読み込んでいた。
あるページを開く。かわいらしい紙が挟まっていた。
『これで終わり!わたしに会いに来てね』
『このページの花の名前の頭文字は?』
このページの花の名前?紙が挟まっていたページを見る。
「あ……」
この花。……そうだ、思い出した。全部、思い出した。
そうか……。少女は、……おうちゃんは、ずっと待っててくれたのか。
自然と、涙がこぼれる。
彼女に、また会えたうれしさ。彼女が、死んでしまっていたという、かなしさ。ずっと昔の感情が、もう一度、押し寄せる。
図鑑の中の、花を見る。あの頃の情景を、思い出す。
「おうちゃん……」
あの頃に、戻る感覚がした。
紙を見る。『470 図鑑をみて』と書かれていた。
『470』は、確か植物だったはず。図鑑……。とりあえず、行こう。
植物関係の本棚の前に立つ。
自然と、体が動いた。僕は、一冊の図鑑を取り出す。
「これは……」
花の図鑑。見たことがある。小さい頃によく見ていた、お気に入りの本だ。彼女と一緒に……。
開いて、中をみる。
「なつかしい……」
ところどころ、忘れているところもあるが、ほぼ覚えている。何の花が何ページにあるかを覚えているほど、あの頃はよく読み込んでいた。
あるページを開く。かわいらしい紙が挟まっていた。
『これで終わり!わたしに会いに来てね』
『このページの花の名前の頭文字は?』
このページの花の名前?紙が挟まっていたページを見る。
「あ……」
この花。……そうだ、思い出した。全部、思い出した。
そうか……。少女は、……おうちゃんは、ずっと待っててくれたのか。
自然と、涙がこぼれる。
彼女に、また会えたうれしさ。彼女が、死んでしまっていたという、かなしさ。ずっと昔の感情が、もう一度、押し寄せる。
図鑑の中の、花を見る。あの頃の情景を、思い出す。
「おうちゃん……」
あの頃に、戻る感覚がした。