同じく、なんとなく進んだら着いてしまった。
726.6は、絵本コーナーの番号のことだった。あか、とはなんだろうと思っていたのだが。なるほど、子どもがわかりやすいように、シリーズごとに色分けしてあるのか。
あかのシールが貼ってある本を探す。本棚が低いため、探すのもひと苦労だ。
絵本コーナーは、くつを脱いで入る場所なので、床は汚れていない。
そのため、今は四つんばいに近い形で探している。これじゃあ、ただの変人じゃあないか……。本を読みに来ただけなのに。
赤色は、『くまくんシリーズ』だった。本がたくさんある割には、すぐに見つかった。
「なつかしいな」
子どもの頃、よく読んだ気がする。……あまり覚えてないが。
さて、きっとこれも、先程と同じように紙がどこかにあるのだろう。
先程は、たまたま(無意識に?)選んだ本に紙が挟まっていたが、これはそうはいかないだろう。
なにせ、『くまくんシリーズ』は、どの時代でも大人気な絵本なのだ。冊数も、とても多い。それに、たくさんの人が借りていったはず。紙がなくなっている可能性も否めない。
そう思いながら、てきとうに選んだ一冊を本棚から取り出す。
ページ数も文字数も少ないのは救いだな。
試しに一冊読んでみた。だが、とくになにも挟まってはいなかった。今読んでもおもしろいんだな、と感心しただけだ。
別の話も読んでみよう、と本を戻そうとする。
「なんかある……?」
本の奥に、紙が貼ってあるのが見えた。
「あれ、なんだろう」
よく見えるように、他の本もどける。暗くて見にくいが、がんばって読んでみる。
『320 ス』
『くまくんはケーキをたべようとしたとき、なんていったでしょう』
これが、今回の問題か。奥から、紙をはがす。
くまくんというのは、もちろん『くまくんシリーズ』のことだろう。『ケーキをたべるとき』……、なにか、関係する本があったか?
題名を見ていく。
「あ、これかな」
一冊の本を手に取る。題名は、『くまくんとケーキ』。たぶんこれで正解だろう。読んでみる。
『……くまくんは、けーきをたべようとしました。「いただきまーす!」しかし、けーきはにげだしてしまいました。……』、これだな。答えは、『いただきます』か。
本を読み終えた。まさか、ケーキが生きているとは……。それを食べるくまくんもすごい。おもしろい話だった……。
よし、次は……。
『320 ス』
いや、その前に、少女に会いに行こう。たぶん正解だろうが、一応合っているかの確認だ。分類番号に対して何も言わなかったように、今回も言われないかもしれない。まあ、表情で反応(おそらく本人は気づいていない)はわかるし、聞いてみよう。
くつをはいて、少女のもとに行くことにした。
726.6は、絵本コーナーの番号のことだった。あか、とはなんだろうと思っていたのだが。なるほど、子どもがわかりやすいように、シリーズごとに色分けしてあるのか。
あかのシールが貼ってある本を探す。本棚が低いため、探すのもひと苦労だ。
絵本コーナーは、くつを脱いで入る場所なので、床は汚れていない。
そのため、今は四つんばいに近い形で探している。これじゃあ、ただの変人じゃあないか……。本を読みに来ただけなのに。
赤色は、『くまくんシリーズ』だった。本がたくさんある割には、すぐに見つかった。
「なつかしいな」
子どもの頃、よく読んだ気がする。……あまり覚えてないが。
さて、きっとこれも、先程と同じように紙がどこかにあるのだろう。
先程は、たまたま(無意識に?)選んだ本に紙が挟まっていたが、これはそうはいかないだろう。
なにせ、『くまくんシリーズ』は、どの時代でも大人気な絵本なのだ。冊数も、とても多い。それに、たくさんの人が借りていったはず。紙がなくなっている可能性も否めない。
そう思いながら、てきとうに選んだ一冊を本棚から取り出す。
ページ数も文字数も少ないのは救いだな。
試しに一冊読んでみた。だが、とくになにも挟まってはいなかった。今読んでもおもしろいんだな、と感心しただけだ。
別の話も読んでみよう、と本を戻そうとする。
「なんかある……?」
本の奥に、紙が貼ってあるのが見えた。
「あれ、なんだろう」
よく見えるように、他の本もどける。暗くて見にくいが、がんばって読んでみる。
『320 ス』
『くまくんはケーキをたべようとしたとき、なんていったでしょう』
これが、今回の問題か。奥から、紙をはがす。
くまくんというのは、もちろん『くまくんシリーズ』のことだろう。『ケーキをたべるとき』……、なにか、関係する本があったか?
題名を見ていく。
「あ、これかな」
一冊の本を手に取る。題名は、『くまくんとケーキ』。たぶんこれで正解だろう。読んでみる。
『……くまくんは、けーきをたべようとしました。「いただきまーす!」しかし、けーきはにげだしてしまいました。……』、これだな。答えは、『いただきます』か。
本を読み終えた。まさか、ケーキが生きているとは……。それを食べるくまくんもすごい。おもしろい話だった……。
よし、次は……。
『320 ス』
いや、その前に、少女に会いに行こう。たぶん正解だろうが、一応合っているかの確認だ。分類番号に対して何も言わなかったように、今回も言われないかもしれない。まあ、表情で反応(おそらく本人は気づいていない)はわかるし、聞いてみよう。
くつをはいて、少女のもとに行くことにした。