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キャラクターがサラッと脱落していきます。
キャラクターに居なくなって欲しくない…!って人は見ない方がいいと思います。
キーボードの音が鳴り響き、人の話し声一つ聞こえてこないいつもの仕事場で、白髪の彼はパソコンと向き合っていた。聞こえてくるのは機械が動く音と、人の動く音だけ。足音ひとつ、それが驚く程に際立つ。
慣れない人10人に聞けば12人が居心地の悪い場所だと答えるような部屋。だが、何年も勤めていればそれも慣れてくるようで誰もがいつもの事のようにパソコンと向き合っていた。
有名でこの前も大きなプロジェクトを成功させた会社なだけあって暇な日なんて1日たりともない。仕事場の空気はいつも張り詰めており、それが緩むのは休みの期間くらいだった。
そんな中、彼の赤い瞳には液晶越しにピンクの長い髪が映っていた。それが風に吹かれて空を舞った瞬間、彼は嗤う。
勿論、周りはパソコンと向き合っている為気付かない。気付かれる事なくソレは起きたのだった。
[水平線]
パトカーのサイレンが鳴り響き、会社のビルで仕事をしていた人物は全員仕事を中断させられて、今日は一度帰り、自宅勤務に切り替える事を伝えられていた。
黒髪の彼はそれを聞くと、静かに思考を回しながらエレベーターに乗ってエントランスに着くとそのままその場に立ち止まっていた。
來夢(…今のって…桃華さん…??)
見間違えるわけがない。目立つピンクの髪。彼女は確かに、昼間に会った少女の筈だと考えていると、後ろから肩に手を置かれ、声をかけられる。
和樺「いやなにしてるんですか。」
來夢「あ、和樺さん。」
和樺「ほら、そこに立たれても皆さん困るんですよ。一旦建物を出ますよ。」
そういって半ば引っ張り出される形で外に出ると、少し会社のビルから離れた人気のない公園のベンチに座る。そして、改めて茶色の瞳は青い瞳をじっと見つめて告げる。
和樺「あんな中途半端なところで止まられたら人の邪魔になります。なんであんな場所で立ち止まったんですか?」
來夢「いや…落ちてきていたのってにピンクの髪の人…ですよね?」
確認するようにそう聞いてくる彼に茶髪の彼は一つため息をついた後、呆れ顔で答える。
和樺「私は見てませんでしたがそうらしいですね。なぜ会社に子供がいたのかはよくわかりませんがね。それで、それがどうかしたのですか?質問に答えてください。」
來夢「いえ、ならその落ちてきた人と昼間に知り合ったんです。」
和樺「…はい??」
困惑したように見つめる彼を気にした様子もなく黒髪の彼は言葉を続ける。
來夢「しかも、その人、玲衣さんの妹だとか…。」
そう青い瞳を少し輝かせながら呟く彼に、大体考えている事の察しがついたらしい茶髪の彼は呆れ顔でまたため息をついた後、視線を合わせて告げる。
和樺「ここは、フィクションじゃない。子供でしたし、ここは柵が高くありませんから、事故で落ちたのでしょう。それで話は終わり。私達の気にする事ではない。違いますか?」
そう淡々と告げる彼の茶色の瞳を見て、青い瞳は静かに確信した。
來夢(…この人はしっかりした人だ。だからこそ…)
彼はにっこりと笑顔を作って答える。その笑顔は彼が仕事で使ってきたものと全く同じ、感情の込めていないものだった。
來夢「勿論、わかっていますよ。」
慣れない人10人に聞けば12人が居心地の悪い場所だと答えるような部屋。だが、何年も勤めていればそれも慣れてくるようで誰もがいつもの事のようにパソコンと向き合っていた。
有名でこの前も大きなプロジェクトを成功させた会社なだけあって暇な日なんて1日たりともない。仕事場の空気はいつも張り詰めており、それが緩むのは休みの期間くらいだった。
そんな中、彼の赤い瞳には液晶越しにピンクの長い髪が映っていた。それが風に吹かれて空を舞った瞬間、彼は嗤う。
勿論、周りはパソコンと向き合っている為気付かない。気付かれる事なくソレは起きたのだった。
[水平線]
パトカーのサイレンが鳴り響き、会社のビルで仕事をしていた人物は全員仕事を中断させられて、今日は一度帰り、自宅勤務に切り替える事を伝えられていた。
黒髪の彼はそれを聞くと、静かに思考を回しながらエレベーターに乗ってエントランスに着くとそのままその場に立ち止まっていた。
來夢(…今のって…桃華さん…??)
見間違えるわけがない。目立つピンクの髪。彼女は確かに、昼間に会った少女の筈だと考えていると、後ろから肩に手を置かれ、声をかけられる。
和樺「いやなにしてるんですか。」
來夢「あ、和樺さん。」
和樺「ほら、そこに立たれても皆さん困るんですよ。一旦建物を出ますよ。」
そういって半ば引っ張り出される形で外に出ると、少し会社のビルから離れた人気のない公園のベンチに座る。そして、改めて茶色の瞳は青い瞳をじっと見つめて告げる。
和樺「あんな中途半端なところで止まられたら人の邪魔になります。なんであんな場所で立ち止まったんですか?」
來夢「いや…落ちてきていたのってにピンクの髪の人…ですよね?」
確認するようにそう聞いてくる彼に茶髪の彼は一つため息をついた後、呆れ顔で答える。
和樺「私は見てませんでしたがそうらしいですね。なぜ会社に子供がいたのかはよくわかりませんがね。それで、それがどうかしたのですか?質問に答えてください。」
來夢「いえ、ならその落ちてきた人と昼間に知り合ったんです。」
和樺「…はい??」
困惑したように見つめる彼を気にした様子もなく黒髪の彼は言葉を続ける。
來夢「しかも、その人、玲衣さんの妹だとか…。」
そう青い瞳を少し輝かせながら呟く彼に、大体考えている事の察しがついたらしい茶髪の彼は呆れ顔でまたため息をついた後、視線を合わせて告げる。
和樺「ここは、フィクションじゃない。子供でしたし、ここは柵が高くありませんから、事故で落ちたのでしょう。それで話は終わり。私達の気にする事ではない。違いますか?」
そう淡々と告げる彼の茶色の瞳を見て、青い瞳は静かに確信した。
來夢(…この人はしっかりした人だ。だからこそ…)
彼はにっこりと笑顔を作って答える。その笑顔は彼が仕事で使ってきたものと全く同じ、感情の込めていないものだった。
來夢「勿論、わかっていますよ。」
- 1.キャラ紹介・プロローグ
- 2.第壱ノ事件ー1話“社内パーティと平穏”
- 3.第壱ノ事件ー2話“消灯と紅のパーティ”
- 4.第壱ノ事件ー3話“自己紹介と疑い”
- 5.第壱ノ事件ー4話“捜査と嘘吐き”
- 6.第壱ノ事件ー5話“推理と警戒”
- 7.第壱ノ事件ー6話“確信と味方”
- 8.第壱ノ事件ー7話“布石と終結へ”
- 9.犯人は嘲笑う
- 10.第弍ノ事件ー1話“路地と突発的行動”
- 11.第弍ノ事件ー2話“擦り合わせと証拠隠滅”
- 12.第弍ノ事件ー3話“地図と推測”
- 13.第弍ノ事件ー4話“影と静寂”
- 14.第弍ノ事件ー5話“切り捨てと新たなる影”
- 15.第参ノ事件ー1話“日常と気まずさ”
- 16.第参ノ事件ー2話“雑談と料理”
- 17.第参ノ事件ー3話“少女と出会い”
- 18.第参ノ事件ー4話“飛び降りと他人”