閲覧前に必ずご確認ください

キャラクターがサラッと脱落していきます。
キャラクターに居なくなって欲しくない…!って人は見ない方がいいと思います。

文字サイズ変更

雪と微睡む

#15

第参ノ事件ー1話“日常と気まずさ”

会社のビルでは今日も人々が右往左往し、キーボードを叩く音だけがその場に響いていた。大きな窓から差し込む太陽の光は熱く彼等を照らし、彼等は汗をタオルで拭きながら画面と向き合っていた。

仕事場所であるオフィス内はシンプルな何処にでもある造りで、大きな窓が立ち並び、机が大量に並べられていた。そこで働く1人である黒髪の彼は無心でパソコンのキーボードを叩き続けた後、チラリと時計を確認する。

その針は長針は丁度真下を指しており、それを確認するとパソコンの電源を落としつつ同僚に休憩に入る事を告げるとその場を離れていった。

そのまま部屋の外に出てエレベーターに乗り込むと青い瞳にベージュ髪が映ると同時に2人が同時に声を上げる。

2人「あ、萊夢さん/和樺さん。」

あの一件以降、別部署であることと、大きな共通点もない事、そしてなによりベージュ髪の彼…和樺は即座に帰宅した事から一切関わりがなかった。

そんな2人がエレベーターで鉢合わせたら…結論、気まずさが場を支配するのである。暫く誰も居ないないんじゃないかと誤解してしまいそうになるくらいの静かさの中、彼の思考はただ一つであった。

來夢(初めて高くて景色がいいこの会社を恨んだかもしれないな。)

黒髪の彼がそんな事を考えている中、先に声をかけてきたのはベージュ髪の彼だった。

和樺「あー…最近の仕事はどうですか?」
來夢「…まぁ悪くない進捗ですよ。」

会話終了。再び沈黙が広がろうとした瞬間、チーンとエレベーターが音を立てて開いた。エレベーターから2人とも降りると黒髪の彼が別れを告げる。

來夢「それでは、またどこかで…」
和樺「えぇ、そうですね。」

気まずそうに2人はそう告げると別々の方向に歩き始める…つもりだったのだ。2人とも。だが、現実とは思い通りにならない物で2人とも同じ方向に同じスピードで歩き始めていた。

來夢「…方向、一緒なんですね。」
和樺「…奇遇だ…」

そういいながら途中までと自分に言い聞かせながら2人は道を歩いていく。だが、会社から少し歩いたところで横断信号を曲がり、あまり知名度の高くない道へと足を進めていく。そんな2人は全く同じ方向に進んでいた。

そして、2人は途中で足を止める。マイナーだが味は絶品の天ぷら屋さん。薄々勘付いてはいたが気付かないふりをしていた。だが、それもここまでだった。店主が声をかけてくる。

店主「お、いらっしゃ〜い!來夢に和樺か。2人とも同じ会社なのは知ってたがまさか知り合いだったとはな!2人ともいつもので良いかい?」

そう聞いてくる店主の明るい声から2人は心の底から出てきた言葉を呟いた。

2人「…まじかぁ…」

作者メッセージ

見てくださりありがとうございます!

2026/05/31 20:12

空音 零
ID:≫ 9ixiBSBZrTprs
コメント

この小説につけられたタグ

PG-12謎解き殺人事件感動死亡描写有り

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は空音 零さんに帰属します

TOP