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The young lady is not good at elegant love

#4

Story 4

「お父様のおバカーーーーーっ!」

とある休日の真っ昼間。

ミラは自室で叫んでいた。

「なんでディランを人質にするのよ…。」

ミラは枕を抱き抱えてうずくまった。

「……舞踏会…おしゃれだけでも頑張ろうかな…。」

ミラはそう言うと立ち上がってクローゼットを開けた。

もちろん中によそ行きのドレスなんてない。

「…まずは買いに行かなきゃね…。」

ミラはハンナとアリスを呼んだ。

「ハンナ、アリス。私、今から舞踏会用のドレスや小物を買いに行きたいの。…付いてきてくださる?」

すると2人は笑顔で答えた。

「「はい、もちろん!」」

ミラ達は早速馬車に乗って仕立て屋に向かった。

「はい、いらっしゃい…ってあらあら珍しいお客様ね。」

「お久しぶりです、ジュネリーさん。」

ミラは久々に会った仕立て屋の店長、ジュネリーに挨拶した。

「なんだい?男ができたのかい?」

ジュネリーはニヤニヤしながらミラに近寄った。

「いいえ、お父様が婚約者を探せと言うから次の舞踏会で見つけたいの。そのための服よ。」

ミラが誤解されないようにそう言うとジュネリーは大きな声で笑った。

「はははっ!そうかい、あのウィリアムが親離れを自ら望むとは…天と地がひっくり返った気分だよ。」

ジュネリーはそう言うとメジャーを持ってミラのサイズを測った。

「…大きくなったね、ミラ。」

「…ジュネリーに言われると実感が湧くわね。」

ミラは優しく微笑んだ。

「…ミラなら男ぐらい選び放題だと思うけどね。」

ジュネリーは不思議そうにそう言った。

「私今まで社交界に一度も出てないの。王族主催以外わね。最後に王族からの招待状があったのは7歳の頃だもの。覚えていないわ。」

「社交界に出ていないって…。相変わらずね、ミラは。」

「あら、今更でしょう?」

ミラはそう言って悪戯っ子のような笑みを浮かべた。

「……これで採寸は終わりだよ。使いたい布を選んでちょうだい。」

「そうね…夏だし青系色がいいわ。」

「青系ね…こんなのはどうだい?」

ジュネリーが出したのは夜空の映し出された青のグラデーションの神秘的な布だった。

「…素敵!これにするわ!」

ミラは一目見て気に入った。

「了解。それじゃあこれでドレスを仕立てるね。…アクセサリーも用意しておくよ。」

「本当っ?!ありがとう、助かるわ。」

ミラはジュネリーの優しさに感謝を伝えた。

「はいよ、じゃあまた来てね。」

「えぇ、ありがとう。よろしくね、ジュネリーさん!」

ミラはそう言うと仕立て屋を出ていった。

作者メッセージ

ジュネリー叔母さん感えげつない

2025/07/16 20:56

Rio
ID:≫ 66XkIj.Rr7zWU
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