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神敵少女の冒険譚〜世界を神から救うまで〜

#14

第十三話 小鬼の反乱

アースside
 僕は混乱している。
 両親ともにルナの両親と会談があると言って家の人払いを徹底した。
 そんなに大事なことなのだろうか?
 ルナの両親はゆっくりは帰るさ、と言っていたので大事なことじゃないのかもしれない。
 だから僕は遊びに行ってこい、と追い出された。
 そして近くの散歩道を歩いていたら…。
 いきなり緑色の肌をした子供が飛び出してきて、危ない!って言おうとしたら…。
 その顔をギョロリとこちらに向けて襲いかかってくるんだもん。
 鑑定の儀の後、父上に剣をもらっていてよかった。
 ゴブリンが向かってきた方向を見ると、緑緑緑。
 一面に広がっている緑色。
 これは草の色ではない。
 汚らしい、穢らしいゴブリン達の頭である。
 僕は必死で戦った。
 でも数が多すぎた。
 一対一の勝負なら間違い無く全員倒していただろう。
 僕が絶望してその場に崩れ落ちたときだった。
 ドガアアアァアアン!!
 と凄まじい音が聞こえる。
 この音は…。
 僕が視線を向けると、そこには…
「わしの息子にィ、手を出すなァ!!会談が終わってェ息子の元にィ来てみたらァ、よくもやってくれたなァァ!!」
 父ガウロがいた。
 大剣を振り回している。
 こう見えてガウロは昔ルナのお父さんと一緒に討伐者として活躍し、A級まで上り詰めたという凄腕の討伐者だ。
 そのガウロが負けるわけない。
 F級のゴブリンの軍団なんかに。
 ゴブリン軍団の後ろを見ると、ホブゴブリンがたくさん。
 C級が千匹いたところでA級には届かない。
 これは常識である。
 ホブゴブリンの後ろには…A級のゴブリンナイトが十名。
 基本的に討伐者はモンスターと同ランクであった場合勝つ。
 なぜなら、例えばA級の討伐者はA九のモンスターに勝てるからA級討伐者なのだ。
 A級を討伐できる、という意味のA級討伐者。
 A級一体ならばガウロも問題なく討伐できるはずである。
 三体もいけるだろう。
 四体からだんだんと怪しくなってくるのだ。
 母上、エルザは討伐者ではない。
 よって戦えない。
 A級討伐者がせめてもう一人くれば勝てるだろう。
 A級討伐者が組むとA級のモンスター二十体までならギリギリ倒せるとガウロが言っていたのを思い出したのだ。
「アースはァ逃げていろォ!!」
 ガウロがゴブリン軍団を全滅させた後言った言葉。
 ガウロの前にはホブゴブリン百匹程度が。
 ガウロにも持続力はある。
 しかし、限度というものがあるのだ。
 ステータス上の体力は攻撃されたら減るもの。
 しかし、持続力は目に見えないところで減り続けている。
 このままだとガウロは…。
 と思ったところで、アースは名案を思いついたのだった。

ガイアside
 俺らは会談が終わると、馬車で帰っていた。
 それからしばらくしてやってきたのは__

アースside
 名案というのは、今帰っている途中であろうガイア達を呼び戻すことだ。
 僕は侯爵家で一番速い馬に乗り、全速力で駆け出した。
 補助魔法と身体強化魔法を馬にかけてやる。
 そして、ゆっくりと帰っているはずのルナの両親、ガイアとエルメナだったか。
 その二人に追いつくよう必死で走った。
 泣きながら、涙を流しながら。
 ガウロ、尊敬できる父が、父上が死んでしまうかもしれない。
 僕のせいで。
 そんなプレッシャーの中必死でムーンライト領までの街道を走る。
 しばらくすると、馬車が見えてきた。
 馬は僕の意思を読み取ったのか、それともこんなに速く走ったのは初めてなのか、どちらともなのかもしれないがラストスパートとばかりにぐんと速く走り出した。
 そして馬車に追いつき、大声で言った。
「ガイアさん、エルメナさん!父が、父上がA級モンスター十体と交戦しています!どうか助けてください!」

ガイアside
 そこまで言われたら男として…義父として答えねばならないだろう。

アースside
 ガイアさんは
「了解した」
とだけ言うと、馬車から飛び降り、本気で走り始めた。
 その速度は僕の馬の最高スピードよりも速い。
 僕はコッソリと補助魔法と身体強化魔法をガイアにかけた。
 いや、バレてるかもしれない。
 ガイアさんのことだし。
 しかもガイアさんの背中には…エルメナさんがいた。
 これをおんぶと言うのだろう。
 人を背負ってて馬より速いなんて…。
 B級討伐者で、ガイアとガウロのパーティではヒーラーとして活躍していたそうだ。
 僕は、この二人に父ガウロの命運を任せた。

エルメナside
 私タチハアースくんのいう通りロイドキャノンコウシャク家へト向かっタ。
 私はイつもドオりフタりニ回復魔法ヤ補助魔法デサポートしてヤル。
 ウフフふ。
 ああ、タタかいハ久しブリだ。
 何千年ブリダロウ。
 胸がタカなる。
 ああ、コロしたい。
 ああ、タタカイたい。

ルナside
 他の領地は別になんともなかったけれど、ロイドキャノン侯爵領だけは違った。
 まあ、ガイアとガウロ、そしてエルメナを前に手も足もでずボコボコにされたであろうゴブリンナイトの死体が転がっていただけだが。
 こちらに主力が現れたのか。
 エルは帰っていった。
 仕事があるらしい。
 王族って多忙だね。
 私はガイアにゴブリンナイトを倒したと伝えると、激怒した。
 危ない、と。
 しかし、その日の夜ご飯は赤飯で、ガイアはガウロに私の自慢をしていたのを聞いてしまった。
 良い父である、と私は心底そう思う。
 明日から、やっと特訓の日が始まるのだ。
 旅に出る、七歳を目指して__
_________________________________
〈基本ステータス〉
個体名:ルナ・ムーンライト
二つ名:無し
年齢 :5
種族 :転生者
職業 :無職
レベル:41
筋力 :29000
敏捷力:33000
精神力:67000
体力 :720000
魔力 :3010000
耐性 :[物理攻撃無効][魔法攻撃無効]
加護 :転生者の加護
[漢字]技能[/漢字][ふりがな]アーツ[/ふりがな] :[飛行][消魔][外魔力法][魔法操作][望遠][地獄耳][物理操作][魔力糸]
称号 :強欲の王者、忍耐の王者、勤勉の王者
使用可能魔法:雷魔法上級 Level5、氷魔法上級 Level5、水魔法上級 Level5、地魔法上級Level4、火魔法上級Level3、風魔法上級 Level2、毒魔法中級Level5、回復魔法上級Level5、補助魔法中級Level6、虚空魔法、空間魔法、神聖魔法
主神スキル :[[漢字]影王[/漢字][ふりがな]シャドウキング[/ふりがな]]Level3
主神権能  :[[漢字]影纏[/漢字][ふりがな]シャドウウェア[/ふりがな]][[漢字]影縫[/漢字][ふりがな]シャドウソーイング[/ふりがな]][[漢字]影球[/漢字][ふりがな]シャドウボール[/ふりがな]][[漢字]影跳[/漢字][ふりがな]シャドウジャンプ[/ふりがな]][[漢字]影拳[/漢字][ふりがな]シャドウヒット[/ふりがな]][[漢字]影槍[/漢字][ふりがな]シャドウランス[/ふりがな]][[漢字]影弾[/漢字][ふりがな]シャドウバレッド[/ふりがな]]
保持スキル :[全言語理解][能力奪取][経験値百倍]Level3[[漢字]忍耐[/漢字][ふりがな]ガブリエル[/ふりがな]]Level2[[漢字]強欲[/漢字][ふりがな]マモン[/ふりがな]]Level2[[漢字]勤勉[/漢字][ふりがな]ラファエル[/ふりがな]]Level5[積怒]Level2[飽食]Level2[[漢字]断罪[/漢字][ふりがな]サンダルフォン[/ふりがな]]Level3[禁忌]Level1[殺傷]Level1[鑑定]Level12[虚無]Level3[能力反発]Level3[索敵]Level3[近未来予知]Leve3[[漢字]魔力自動回復[/漢字][ふりがな]オートマジックリカバリー[/ふりがな]][[漢字]体力自動回復[/漢字][ふりがな]オートスタミナリカバリー[/ふりがな]]
保持タイトル:無し
〈特別枠〉
[漢字]常時発動[/漢字][ふりがな]パッシブ[/ふりがな]スキル:[全言語理解][経験値百倍]Level3[[漢字]勤勉[/漢字][ふりがな]ラファエル[/ふりがな]][鑑定]Level12[能力反発]Level3[索敵]Level3[近未来予知]Level3 [[漢字]魔力自動回復[/漢字][ふりがな]オートマジックリカバリー[/ふりがな]][[漢字]体力自動回復[/漢字][ふりがな]オートスタミナリカバリー[/ふりがな]]
[漢字]常時発動技能[/漢字][ふりがな]パッシブアーツ[/ふりがな] :[地獄耳]

作者メッセージ

文字数が少なくなっているのはご愛嬌。
大体三千文字にしています。
たまに五千文字になります。
多分推敲するにつれて長くなりますんで。
この物語、僕が推敲し終わってから読んでみてください。
めっちゃ良い物語になっていると思いますよ。
PV増加、拡散、コメント、応援よろしくお願いします。

2025/08/05 22:38

魁夜流星
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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