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神敵少女の冒険譚〜世界を神から救うまで〜

#8

第七話 王宮

 私は用が済んだのでアースに別れの挨拶をし、ガイアとエルナのところへ戻った。
 二人はいかつい大男と美人な金髪のお姉さんと話している。
 お、私に気付いたみたい。
「「あ、ルナ!」」
 ガイアとエルナの声がハモった。
「この方達はロイドキャノン侯爵だ。挨拶は?」
 この人がアースの両親かな?
 二人まとめてロイドキャノン侯爵ということは母親の方は政治にも関わっているらしい。
「お初にお目にかかります、ルナ・ムーンライトです。どうぞよろしくお願いします」
 私はスカートを両手で摘んで持ち上げ、礼をした。
「ガウロ・ロイドキャノンだ。そして妻の「エルザです」こちらこそ、うちのアースが世話になったな」
 すごい連携だ。
 一人が喋ったように聞こえるが、エルザですの部分だけはアースの母、エルザが言っているのだ。
 どっちかというと私が世話になったような…。
「いえ、アースくんには色々と教えてもらいました。むしろ私がお世話になっていました」
 私は何も世話をしていない。
 アースは討伐者になるための手続きなどについて、たくさん教えてくれた。
「あの子は少し変わっているからな、不快な思いにはさせなかったかね?」
「アースくんにはとても感謝しています、とっても優しかったです」
 私は正直に、ガウロとエルザの目をしっかりと見てそう断言した。
 私の目は四個あるわけではないので、どちらかのことしか見れないが。
「ほう」
 ガウロの方はそれだけを発し、目を細めた。
 まるで獲物を見定めているような顔である。
「あなたったら…。ありがとう、ルナちゃん」
 エルザの方はガウロを見て少し咎めるような顔をしたが、次の瞬間には私のことをしっかりと見据え、お礼を言われた。
 お礼を言われるようなこともしていないのだけどね。
 そこからは両親同士の話し合いだ。
 私は馬車まで行き、馬車の近くで待っているように言われた。
 行く前にガイアから忠告をもらった。
「見知らぬ人について行っちゃダメだぞ」
と。
 私は素直に返事をし、トコトコと馬車の近くで待機していた。
「ルナ・ムーンライトで間違いはないか?」
 兵士のような格好をした男に声をかけられた。
 ここは素直に言っとくべきだろうか。
「はい、ルナ・ムーンライトです」
 私がそう答えた瞬間、男の人、恐らく王都の兵士の表情が一変した。
 にこやかな雰囲気から、兵士の時の凄んだ空気へと。
「ピィイイイイイイイイィイ」
 兵士がいきなり仲間を呼ぶためか、警笛?笛を鳴らし始めた。
 いきなり警笛を鳴らし始めた兵士に戸惑っていると、十人ほどの兵士がやってきて、私を捕獲した。
「ルナ・ムーンライトを確保した。これより王宮へと連行する。非常に強い魔法使いと聞いているため、C〜Bランクに相当する我らでしか対処できない。気を引き締めていくぞ。あと、ルナ・ムーンライト。暴れるなよ。暴れたら犯罪奴隷にして売り払ってやるからな」
 おお怖ッ。
 やはり若いのは違うねえ。
 というかガイアに知らない人について行くなと言われたばかりなのに。
 あれはフラグだったのか。
 シクシク。
 そんな冗談は置いておいて。
 私は何の罪で捕まっているのだろう?
「あの、すみません、私って何の罪で捕まっているのですか?」
 人攫いをぶっ殺したくらいしかやったことを思いつかない。
 でもこの世界では悪党を殺しても一応OKだったはず。
 しかもあれは正当防衛だったからね。
「ああ?お前の罪か、、ちょっと待て今調べる」
 良かった〜調べてくれて。
 これできっと冤罪かどうかがわかるな。
「お前の罪は、、」
 ドキドキワクワク。
 ワクワク?
「主神スキルの不正使用だな」
 何?
 この状況は非常に不味い。
 普通に忘れていたし、あの時はそれしか選択肢がなかった。
 死ぬか、犯罪者か。
 まさに選択肢ならぬ選択死。
 私、うまい。
 座布団十枚持ってきて〜。
 私はここで暴れようか、と考えたが、私の両親もここの近くにいるのだと考えてやめた。
 ふむ。
 今できるプランを考えてみよう。
 プラン1 暴れる。
 メリット:今は面倒ごとに巻き込まれない。
 デメリット:強い人来たら負けるのと、普通に後々面倒臭い。両親の立場もあるし。
 プラン2 従順になる。
 メリット:面倒ごとがなくなる。
 デメリット:不当な処罰を受ける可能性がある。
 プラン3 無視する。
 メリット:歩かないで済む。
 デメリット:いっぱいある。
 主にこの三つだ。
 プラン2が一番良い気がする。
 時と折を見て言い訳していこう。
「門を開けろ」
 私は気付いたら王宮の門の前まで来ていた。
 私は王宮の中の待合室のようなところに入れられた。
「今から拷問を始める」
 スプラッタは勘弁な。
 拷問は貴族は対象外だったはず。
 相手は鞭を取り出した。
 やめろ、それは無知の知だ!
「お前、第一王子派のものか?」
 なんだ第一って。
「それとも第二王子派なのか?」
 私が知っている第一と第二はラ⚪︎オ体操くらいのものだ。
「第二王子はなら融通を利かしておかない事もないぞ」
 私は即座に否定しようとした。
 ただ口が滑ってしまった。
 わざとではない。
「はい!そうなんです、私は第二王子を推しています!」
 ちょっと口が滑っただけなのだ。
 まあ、これで良い方向に進んでくれれば大丈夫。
「本当か?」
「それなら鉄の処女や木馬責めはやめておくか、、幼いしな」
 何やら不穏なワードが。
 鉄の処女ってあれだよね、鉄の針がいっぱいある棺桶に入って扉を閉められるやつ。
 こんな幼い少女になんてことを!
 ひどいひどい。
「では鞭打ちだけで情報を吐いてもらおう。まずなぜ主神スキルを五歳になっていないのに使ったのかについてだ」
「それは…」
 バタン!!!
といきなり扉が開き、部下のような人が入ってきて、私を鞭で打とうとした人に向かって耳元で囁いた。
 するといきなり蒼白になる男。
「ムーンライト侯爵家の…令嬢だと???国王と殿下が謁見を希望??」
 何か聞こえるぞ。
「今から、国王様の元に連れていく。くれぐれも失礼がないよう」
 私をさっきまで侯爵家令嬢の私に鞭を持って拷問しようとしていたのはどこの誰だっけねえ?
 私は王様がいるという部屋の扉へとドナドナされて行った。
 そして私の前には金ピカに光る重厚な扉。
 この扉を抜けた先に国王がいるらしい。
 話が通じる相手だと良いが。
 ギギイイイイィィ!
 扉が開く。
 眩しくて前が見えにくい。
 私は、国王がいるという部屋へと一歩踏み出した。
______________________________
〈基本ステータス〉
個体名:ルナ・ムーンライト
二つ名:無し
年齢 :5
種族 :転生者
職業 :無職
レベル:22
筋力 :10000
敏捷力:13670
精神力:4500
体力 :24000
魔力 :2943810
耐性 :[物理攻撃無効][魔法攻撃無効]
加護 :転生者の加護
[漢字]技能[/漢字][ふりがな]アーツ[/ふりがな] :[飛行][消魔][外魔力法]
称号 :強欲の王者、忍耐の王者、勤勉の王者
使用可能魔法:雷魔法上級 Level2、氷魔法上級 Level2、水魔法上級 Level2、地魔法上級Level1、火魔法中級 Level9、風魔法中級 Level8、回復魔法上級Level2、補助魔法中級Level3、毒魔法中級Level2、虚空魔法、空間魔法、神聖魔法
主神スキル :[陰影]Level1
主神権能  :[[漢字]影纏[/漢字][ふりがな]シャドウウェア[/ふりがな]][[漢字]影縫[/漢字][ふりがな]シャドウソーイング[/ふりがな]][[漢字]影球[/漢字][ふりがな]シャドウボール[/ふりがな]]
保持スキル :[全言語理解][能力奪取][経験値十倍]Level2[[漢字]忍耐[/漢字][ふりがな]ガブリエル[/ふりがな]]Level2[[漢字]強欲[/漢字][ふりがな]マモン[/ふりがな]]Level2[[漢字]勤勉[/漢字][ふりがな]ラファエル[/ふりがな]]Level2[積怒]Level1[過食]Level2[[漢字]断罪[/漢字][ふりがな]サンダルフォン[/ふりがな]]Level3[禁忌]Level1[殺傷]Level1[高速思考]Level2[鑑定]Level10[魔力感知]Level10[魔力操作]Level10[聴力超化] Level2[視覚超化] Level3[気配察知]Level2[偽証]Level2[認識阻害]Level2[虚言]Level1[能力反発]Level1
保持タイトル:無し
〈特別枠〉
[漢字]常時発動[/漢字][ふりがな]パッシブ[/ふりがな]スキル:[全言語理解][経験値十倍]Level2[高速思考]Level2[鑑定]Level10[魔力感知]Level10[聴力超化]Level2[視覚超化]Level3[気配察知]Level2[能力反発]Level1

作者メッセージ

誤字脱字、設定の不備、アドバイスなどあったらコメントで教えてください
感想コメントも待ってます
PV増加、拡散、コメントよろしくね

2025/08/05 22:43

魁夜流星
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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