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神敵少女の冒険譚〜世界を神から救うまで〜

#7

第六話 好敵手

 私は鑑定の儀が終わるとすぐにアースへと駆け寄った。
 何としても異常な強さの秘密を聞かねば。
 あ、ちなみに両親に許可はとっておいた。
 ガイアが何か言おうとしていたが、エルメナに耳打ちされて言うのを断念していた。
 どうせ「俺の娘が何ちゃら〜」的なことを言おうとしたのだろう。
 うちのパッパは過保護だねぇ。
「アースくん。ちょっと私と話せないかしら」
 私はお嬢様口調を心がけ、アースにそう話しかけた。
「え?あ、うん、いいよ」
 アースくんは快く承諾してくれたみたいだ、うん。
 多分。
「アースくん、なんでそんなに強くなれたのかしら?」
と私は単刀直入に聞いてみる。
 この後何か予定がある、ってガイアが言ってた気がするし、早く済ませなきゃ。
「えっと、ルナさんで合ってるよね」
「ええ」
「アースって呼んでくれて構わない。あと無理して畏まった口調にしなくていいよ、堅苦しいしね」
 アースはそう言って私のことをまじまじと見た。
「どうしたの?」
 私はアースに問う。
「いや、見間違いかな?なんだかルナさんがさっき言われたステータスより強い気がするんだけど」
「あ、私のこともルナって呼んでいいから。私はステータスを隠蔽してただけ。強すぎると色々面倒臭いからね。アース、七大美德スキルはどうやって手に入れたの?」
「え?隠蔽…まあいいや…。う〜ん、なんか、父上と戦っている時かな?確かその時に獲得して、それで成長率が上がって、今のステータスになったんだよ」
 ふーん、何か特別な鍛え方をしている、ってわけではなかったらしい。
 でもそれだけであのレベルのステータスまで行き着くか?
「あ、あと僕特別な体質でね、生まれた時からなんか、自我っていうのかな?そういうのが芽生えてたんだ。だから暇過ぎてレベル上げたり色々やってた」
 これ、転生者だけど記憶がない系?
 多分その点が一番強さに作用してるわ。
 私もそうだしね。
 何だかこの子にはステータス見せたくなっちゃったなぁ。
 転生者だし問題ないでしょ。
 私は偽証と認識阻害を解除し、アースに私のステータスを見せた。
 見せたというか感じさせた。
 まあ、これは今から説明する。
 最近は技術も発達してこういうこともできるようになったのだ。
 私は勤勉を使い、アースの思考の中に私のステータスを投影した。
 ただそれだけのことなのだ。
「わあ…これは凄まじいね。多分僕より強いんじゃ…」
「そんなことない!」
 実際近接戦闘で必要なもの全てで負けてる。
 遠距離はやや私が有利かな。
「勇者系と魔王系の最上位スキルをこんなに…」
 驚いているアースを放っておいて私は聞いた。
 どんだけ探しても出てこなかった情報だ。
「討伐者ってどうやってなったの?」
 そう、アースは職業の欄にF級討伐者「双剣使い」と表示されていた。
 つまり、討伐者になる方法も知っている、というわけだ。
 私は期待の籠った目でアースを見つめる。
「お、教える、教えるからその目をやめて。目に毒だよ」
 アースは気づいてないだろうけど、他の子供より確実に大人びている。
 ありえないレベルで。
 これも転生者の特徴の一つなのではないだろうか?
「まずギルド永久中立国にある討伐者本部ってところに行って、登録申請をして試験を受けたら良いんだ。試験って言ってもとっても簡単なものだよ。試験の受験資格は五歳以上。そして、討伐者カードを発行してもらったらもう討伐者だ。昇格の試験は年に一回討伐者本部であるらしいよ。僕、早くS級討伐者になりたいな〜」
 ほうほう。
 意外と簡単だね。
 でもギルド永久中立国にある討伐者本部に行くのが手間かな。
 ギルド永久中立国は商業ギルド、農業ギルド、討伐者ギルド、工業ギルド、情報ギルドの本部を領内に所有しており、世界の軍事力では帝国に次いで二番目とされているけど、ほとんどの場合はランキングから除外されている。
 なぜなら、この国は八百年前の世界大戦の直後、永久中立を宣言し、戦争に参加しない意思を示したからだ。
 前も説明した通り、レングルシカ王国と深い因縁がある相手である。
 この影響は凄まじく、反対派が田舎の情報がなく混乱していた人々をまとめ上げ、レングルシカ王国へと成長した。
 反対派は戦争を続け、利益を得たい人たちである。
 反対派はギルド永久中立国を攻撃しようとしたが、ギルド永久中立国、略してギルドはナルキラドス帝国という後ろ盾を得ていたので諦めた。
 ナルキラドスとレングルシカの長きに渡る睨み合い、冷戦が始まったのはギルドが原因だと言われている。
 ギルド永久中立国に入るにはかなりの立場や地位や討伐者カードがないと入れない。
 犯罪率は今年も0%を誇る平和な国である。
 まあ、入るのが困難になったのは迷惑かな。
 そこさえなければ私でも登録できるんだけどね。
 登録する理由?
 討伐者カードがあったら通行が便利になるし、色々な割引とかもある。
 それに、魔物を倒した時の魔石や素材などを買い取ってくれるのだ。
 これが結構便利で、他のところでは適正価格で買い取られないことが多く、この世界についてよく知らない私にとってはかなり不利となる。
 だから討伐者になって討伐者カードをもらいたいのだ。
 あと、自分が世の中でどれくらいの強さなのかということを測ることができる。
 これは、誰にも虐められたくないという私にとっては良い目標となり、良い指針となる。
 とまあ、結構良いところがいっぱいあるのが討伐者なのだ。
「ルナも討伐者になるの?なりたいよね?」
とアースが純粋な目で私を見てきた。
「もしかしてなりたくないの?」
 アースがうるうるおめめを私に向けてくる。
 うっ。
 イケメンのその顔は反則じゃない?
「うん、なるよ。でも戦いはしな…」
「そうなんだ!僕と一緒にS級冒険者になって、一緒にパーティをつくろうよ!そして二人で最強になろう!僕は前衛だよね、そしてルナは魔法系が得意だから中距離?いや、遊撃か遠距離だな、仲間は後四人欲しいな〜」
「え?いや私は…」
「分かってる。ルナにははじめは隠してたけど、本当は特級討伐者になりかったんだ。ルナと一緒だね」
 なんか色々勘違いされてるんだけど。
 もういいや、どうにでもなれ。
「うん!実はそうなんだ。一緒に頑張ろう!」
「ライバル、いや、友達だね。
 こうして、私のライバル、いや、[漢字]好敵手[/漢字][ふりがな]ともだち[/ふりがな]ができたのだった。
「次会う時までにはD級討伐者くらいにはなってるから、ルナも次会う時には討伐者になっててね」
 ギルドまで行かないといけないのにそんな簡単に言わないで欲しい。
 こうして、私は討伐者を目指すこととなる。

 私はまだ知らなかった。
 この出会いが、私を大きく、それでいて激しい運命の渦の中へと巻き込まれることを___
__________________________________
〈基本ステータス〉
個体名:ルナ・ムーンライト
二つ名:無し
年齢 :5
種族 :転生者
職業 :無職
レベル:22
筋力 :10000
敏捷力:13670
精神力:4500
体力 :24000
魔力 :2943810
耐性 :[物理攻撃無効][魔法攻撃無効]
加護 :転生者の加護
[漢字]技能[/漢字][ふりがな]アーツ[/ふりがな] :[飛行][消魔][外魔力法]
称号 :強欲の王者、忍耐の王者、勤勉の王者
使用可能魔法:雷魔法上級 Level2、氷魔法上級 Level2、水魔法上級 Level2、地魔法上級Level1、火魔法中級 Level9、風魔法中級 Level8、回復魔法上級Level2、補助魔法中級Level3、毒魔法中級Level2、虚空魔法、空間魔法、神聖魔法
主神スキル :[陰影]Level1
主神権能  :[[漢字]影纏[/漢字][ふりがな]シャドウウェア[/ふりがな]][[漢字]影縫[/漢字][ふりがな]シャドウソーイング[/ふりがな]][[漢字]影球[/漢字][ふりがな]シャドウボール[/ふりがな]]
保持スキル :[全言語理解][能力奪取][経験値十倍]Level2[[漢字]忍耐[/漢字][ふりがな]ガブリエル[/ふりがな]]Level2[[漢字]強欲[/漢字][ふりがな]マモン[/ふりがな]]Level2[[漢字]勤勉[/漢字][ふりがな]ラファエル[/ふりがな]]Level2[積怒]Level1[過食]Level2[[漢字]断罪[/漢字][ふりがな]サンダルフォン[/ふりがな]]Level3[禁忌]Level1[殺傷]Level1[高速思考]Level2[鑑定]Level10[魔力感知]Level10[魔力操作]Level10[聴力超化] Level2[視覚超化] Level3[気配察知]Level2[偽証]Level2[認識阻害]Level2[虚言]Level1[能力反発]Level1
保持タイトル:無し
〈特別枠〉
常時発動スキル:[全言語理解][経験値十倍]Level2[高速思考]Level2[鑑定]Level10[魔力感知]Level10[聴力超化]Level2[視覚超化]Level3[気配察知]Level2[能力反発]Level1

作者メッセージ

眠い
PV増加、拡散、コメントよろしくお願いします

2025/08/05 22:42

魁夜流星
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
コメント

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