ルアート達が歴史的な記録を叩き出して守護者になってから数日、遂に守護者の3人に初の任務が与えられるのである______
第5章 初任務
「さて、急に呼び出して悪いな。そなた達に初の任務を与える。今現在、国境付近で盗賊達が小競り合いを起こしていてのぉ。住民達が不安がっておる。そこで、そなた達にはこの小競り合いを治めてほしい。場所はここじゃ。行けるかの?」と、フェイニがいい、×印が書かれた地図をルアートに渡した。(どうせ行くしかないんだろうなぁ。)とロキが思っている横で、「承知しました。行くぞ。アルタ、ロキ。」「ん?あ、おう。」
ロキは考え事をしていたので反応が少し遅れたが、アルタも頷き、3人は初任務に向かっていったのだった____
「地図を見るに、確かに国境付近だなあ。こんなところでなにやってんだか…。」と、ロキが呆れた表情で言った。「どうせ下らない事だろう。考えるだけ無駄だ。」と、アルタが守護者にのみ与えられる特別な剣「クリスタル・ヴェール」をさすりながら言った。「まあ確かに。」それから数分後…
「ってあれ?あれそうじゃねぇか?」とロキが指差す方を見ると、確かに盗賊達が小競り合いを起こしていた。
「っし、さっさと終わらせるか!」と、ロキが背中の剣を抜き、盗賊達に向かって、「おいオメェらぁ!こっちの相手もしてくれよっと!」爆速で向かいながらそういい、ロキが剣を振ると、当たりに電撃がほとばしった。
「ぐぁぁぁぁぁあ!!なんだ貴様は!」「そりゃこっちの台詞だ!人様の国の近くで喧嘩なんてしてんじゃねぇよ!」ロキと盗賊の怒号が飛び交っていたが、そのうちにそれはなくなった。「っしゃ、制圧完了!この剣すげぇな!めっちゃ使いやすいぜ!」「…結局ロキ一人で制圧したな。」「ああ、そうだな。」「おーいお前ら!俺一人で制圧出来たぞー!」「…ああ、そうだな。さっさと帰るぞ。」「なんだよ!褒めてくれたって良いだろ!」「お前が私に勝てたら褒めてやらんでもない。」
「なんだと!?って言いたいところだが、実際強いからなぁ、ルアートは。強者にしか許されない言葉を発しても良いんだろうなあ。」と、ロキが羨ましそうに言った。「俺もそういう言葉の一言や二言言ってみたいもんだぜ。」「お?お前は強者ではないということか?」大抵自慢しかしないロキのその発言に、ルアートは驚きながら、そういった。「まあお前らと比べたらな。だからもっともっと強くなって、お前らに勝って、誰からも尊敬されるような守護者になってやるよ!」と、ロキが真面目な顔で拳を握りしめながらそういったので、ルアートは感心しながら、「ほう。目標があるのは良いことだ。頑張って精進しろ。」と、少しだけ表情を緩めて言った。するとロキはパァっと表情を輝かせて、「よっしゃあ!やってやるぞー!!」と、思い切り叫んだのだった。
それから王室に戻り、ルアートは任務の報告をした。もちろん、ロキがひとりで全て倒したことも伝えた。「ほう、ロキがか…。頼りになるのう。良くやった、3人とも。取りあえず、今日のところは休むと良い。」「「分かりました。」」そうして、自分達の家に帰って来たルアート達は、明日に備えて、ゆっくり休息をとることにした。
第6章 学校通い
「さて、2日連続で呼び出して悪いな。そなた達に話がある。」と、フェイニが言った。
「守護者としての任務の話ではないのですか?」と、ルアートが少し怪訝そうな顔をして言った。「ああ。そなた達は、確か全員1300歳だったな。」「はい、そうですが…。」そこから一呼吸置いて、フェイニは「そなた達は中学校に行ける歳じゃ。もうすぐ入学式があるみたいだがら、行ってみてはどうかと思ったが…、お主らが守護者の仕事に集中したいのなら、断ってくれても構わない。だが、学校に行くことで少しでもリフレッシュできれば良いと儂は思う。どうじゃ?学校に行ってみるか?」と言った。ルアートは少し考えてから、「…その中学校は、どの辺にありますか?」と聞いた。フェイニは国のデジタル地図を開いてから、「ここからすぐ近くじゃ。お主ら、家はどこかの?」と言った。「ロウウェングに住んでいます。」ロウウェングとは、2000年ほど前に出来た15階建てのマンションである。「ふむ、それなら中学校のすぐ近くであるから簡単に通えそうじゃ。…さて、学校に通うか通わないかは、決めたかの?」と、フェイニが聞いた。ルアートの返答は、「…はい。通おうと思います。」だった。フェイニは喜んだ様子で、「おお、そういってくれて嬉しいぞ。学校に通うとなると、毎日は王室に来れないであろう。そのため、お主らにこれを支給する。」とフェイニが言って懐から取り出したものは、小型なタブレット端末だった。
「まあ通わないと言っても、守護者の仕事で忙しくなるだろうから、どっち道渡すつもりだったがな。ほれ、ちゃんと全員分あるぞ。受けとれ。」とフェイニが言って、ルアート達全員に順番に端末を渡していった。「ありがとうございます。」ルアートはフェイニに礼を言った。ロキが興味深そうに端末をあちこち眺めていた。
「さて、学校に通うとなれば、文房具などを買いそろえる必要があるな。まあ、そこら辺は儂が経費で落とすとして、中学校は制服があるそうじゃ。そしてそれは特定の店で予約をしてサイズなどを決めねばならん。本当は親と行かねばならんのだが、お主らは親はいるのか?」
とフェイニが聞いた。するとルアートが少し暗い表情で、「…いいえ、私達に親はいません。親は…私達が幼い頃に、死にました。」といった。他の者も、少し俯いたりしている。「…そうか。それはつかぬことを聞いた。」と、フェイニは申し訳なさそうに言った。だが表情を少し明るくして、「…ならば、儂が親として行ってやろう。丁度ここに中学校の制服の案内のチラシがある。」ルアートは、(なんであるんだ?)と思いつつも、
「しかしながら、貴方が店に行けば店の者が大騒ぎするのでは…?」と言った。「まあそれもそうじゃな。なら、レイ、レイ!おるか?」と、フェイニが奥の方に向かって叫ぶと、「御呼びでしょうか?王。」銀髪の、いかにも「出来る女性」と言った感じの人物が奥からでてきた。「おお、来たか、レイ。実は、かくかくしかしかじかで…。」「成る程。この者達の制服を選べば良いのですね?それで子育て経験者の私がぴったりだと…。」「そういうことじゃ。頼めるかの?」「承知致しました。」((なんで伝わるんだ?))と、フェイニとレイ以外の全員が思った...。「レイは儂の傍勤めじゃ。王室には基本的に有能なものしかいないが、この者は特に優秀な人材なのじゃ。と言うわけで、制服の店に行く際は、レイと一緒に行くように。分かったかの?」「はっ!」
その日は一先ず解散となった。
そして何日かたった日、レイと待ち合わせして制服の店に行くことになった。「頼もう。」レイが店に入る際にそういうと奥から店員がでてきて、「予約されていたレイ様達ですね。どうぞ入って下さい。」と、レイ達を案内した。「早速ですが、そこの5人のお子様達は、大林中学校に行かれる方達で宜しいですね?」と店員が聞いてきた。「ああ、そうだ。」とレイが答えた。「分かりました。では、まずそこのお嬢さんから制服の試着、サイズ決めをお願いします。」と店員が試着室のカーテンを空けながら言った。(お嬢さん、か…。)とルアートは思いつつ、渡された制服を持って試着室に入っていった。(取り敢えず服を脱いで…。確か白いこれを先に着ると言っていたな。紺色のこれはブレザーと言うのか?左胸のところに大林中学校の紋章らしきものがついているな。金色のボタンだと…?Lサイズか…。確かに同年代の他の女子と比べれば体は大きい方だと思うが、サイズなど気にしたこともなかったな。ズボンはチェック柄か…。)制服を始めてみるルアートは、色んなことを考えながら制服の試着をしていくのである…。
試着室からでてきたルアートを見て、ロキは「へー、似合ってんじゃん。様になってるぞー?」と、少しわざとらしい声でそういった。そして店員が、「良くお似合いです。サイズはそれぞれ今ので宜しいですか?」と聞いた。ルアートは「はい。これで良いです。」と言った。
ルアートと同じように他の4人もそれぞれ制服の試着とサイズ決めを済ませ、最後に上履きのサイズも決めて会計をし、店を後にした。帰り道にロキが「いやー、あの制服カッコ良かったな!学校生活が楽しみだぜ。」と言った。「まあ、体操服で過ごすことの方が多そうだけどな。夏の間とか制服じゃ暑いだろ。」とエルが言った。その他にも他愛のない会話をしつつ、レイとも別れ、家に帰った。
それから何日か経った日に、制服を受け取り、またそれから数日経った日に、いよいよ入学式の日になった...。
次回はいよいよ入学式編です。いったいルアートたちはどのクラスになるのか?クラスメイトはどんな人たちなのでしょうか?お楽しみに。By 主
(2話開きます。)
第5章 初任務
「さて、急に呼び出して悪いな。そなた達に初の任務を与える。今現在、国境付近で盗賊達が小競り合いを起こしていてのぉ。住民達が不安がっておる。そこで、そなた達にはこの小競り合いを治めてほしい。場所はここじゃ。行けるかの?」と、フェイニがいい、×印が書かれた地図をルアートに渡した。(どうせ行くしかないんだろうなぁ。)とロキが思っている横で、「承知しました。行くぞ。アルタ、ロキ。」「ん?あ、おう。」
ロキは考え事をしていたので反応が少し遅れたが、アルタも頷き、3人は初任務に向かっていったのだった____
「地図を見るに、確かに国境付近だなあ。こんなところでなにやってんだか…。」と、ロキが呆れた表情で言った。「どうせ下らない事だろう。考えるだけ無駄だ。」と、アルタが守護者にのみ与えられる特別な剣「クリスタル・ヴェール」をさすりながら言った。「まあ確かに。」それから数分後…
「ってあれ?あれそうじゃねぇか?」とロキが指差す方を見ると、確かに盗賊達が小競り合いを起こしていた。
「っし、さっさと終わらせるか!」と、ロキが背中の剣を抜き、盗賊達に向かって、「おいオメェらぁ!こっちの相手もしてくれよっと!」爆速で向かいながらそういい、ロキが剣を振ると、当たりに電撃がほとばしった。
「ぐぁぁぁぁぁあ!!なんだ貴様は!」「そりゃこっちの台詞だ!人様の国の近くで喧嘩なんてしてんじゃねぇよ!」ロキと盗賊の怒号が飛び交っていたが、そのうちにそれはなくなった。「っしゃ、制圧完了!この剣すげぇな!めっちゃ使いやすいぜ!」「…結局ロキ一人で制圧したな。」「ああ、そうだな。」「おーいお前ら!俺一人で制圧出来たぞー!」「…ああ、そうだな。さっさと帰るぞ。」「なんだよ!褒めてくれたって良いだろ!」「お前が私に勝てたら褒めてやらんでもない。」
「なんだと!?って言いたいところだが、実際強いからなぁ、ルアートは。強者にしか許されない言葉を発しても良いんだろうなあ。」と、ロキが羨ましそうに言った。「俺もそういう言葉の一言や二言言ってみたいもんだぜ。」「お?お前は強者ではないということか?」大抵自慢しかしないロキのその発言に、ルアートは驚きながら、そういった。「まあお前らと比べたらな。だからもっともっと強くなって、お前らに勝って、誰からも尊敬されるような守護者になってやるよ!」と、ロキが真面目な顔で拳を握りしめながらそういったので、ルアートは感心しながら、「ほう。目標があるのは良いことだ。頑張って精進しろ。」と、少しだけ表情を緩めて言った。するとロキはパァっと表情を輝かせて、「よっしゃあ!やってやるぞー!!」と、思い切り叫んだのだった。
それから王室に戻り、ルアートは任務の報告をした。もちろん、ロキがひとりで全て倒したことも伝えた。「ほう、ロキがか…。頼りになるのう。良くやった、3人とも。取りあえず、今日のところは休むと良い。」「「分かりました。」」そうして、自分達の家に帰って来たルアート達は、明日に備えて、ゆっくり休息をとることにした。
第6章 学校通い
「さて、2日連続で呼び出して悪いな。そなた達に話がある。」と、フェイニが言った。
「守護者としての任務の話ではないのですか?」と、ルアートが少し怪訝そうな顔をして言った。「ああ。そなた達は、確か全員1300歳だったな。」「はい、そうですが…。」そこから一呼吸置いて、フェイニは「そなた達は中学校に行ける歳じゃ。もうすぐ入学式があるみたいだがら、行ってみてはどうかと思ったが…、お主らが守護者の仕事に集中したいのなら、断ってくれても構わない。だが、学校に行くことで少しでもリフレッシュできれば良いと儂は思う。どうじゃ?学校に行ってみるか?」と言った。ルアートは少し考えてから、「…その中学校は、どの辺にありますか?」と聞いた。フェイニは国のデジタル地図を開いてから、「ここからすぐ近くじゃ。お主ら、家はどこかの?」と言った。「ロウウェングに住んでいます。」ロウウェングとは、2000年ほど前に出来た15階建てのマンションである。「ふむ、それなら中学校のすぐ近くであるから簡単に通えそうじゃ。…さて、学校に通うか通わないかは、決めたかの?」と、フェイニが聞いた。ルアートの返答は、「…はい。通おうと思います。」だった。フェイニは喜んだ様子で、「おお、そういってくれて嬉しいぞ。学校に通うとなると、毎日は王室に来れないであろう。そのため、お主らにこれを支給する。」とフェイニが言って懐から取り出したものは、小型なタブレット端末だった。
「まあ通わないと言っても、守護者の仕事で忙しくなるだろうから、どっち道渡すつもりだったがな。ほれ、ちゃんと全員分あるぞ。受けとれ。」とフェイニが言って、ルアート達全員に順番に端末を渡していった。「ありがとうございます。」ルアートはフェイニに礼を言った。ロキが興味深そうに端末をあちこち眺めていた。
「さて、学校に通うとなれば、文房具などを買いそろえる必要があるな。まあ、そこら辺は儂が経費で落とすとして、中学校は制服があるそうじゃ。そしてそれは特定の店で予約をしてサイズなどを決めねばならん。本当は親と行かねばならんのだが、お主らは親はいるのか?」
とフェイニが聞いた。するとルアートが少し暗い表情で、「…いいえ、私達に親はいません。親は…私達が幼い頃に、死にました。」といった。他の者も、少し俯いたりしている。「…そうか。それはつかぬことを聞いた。」と、フェイニは申し訳なさそうに言った。だが表情を少し明るくして、「…ならば、儂が親として行ってやろう。丁度ここに中学校の制服の案内のチラシがある。」ルアートは、(なんであるんだ?)と思いつつも、
「しかしながら、貴方が店に行けば店の者が大騒ぎするのでは…?」と言った。「まあそれもそうじゃな。なら、レイ、レイ!おるか?」と、フェイニが奥の方に向かって叫ぶと、「御呼びでしょうか?王。」銀髪の、いかにも「出来る女性」と言った感じの人物が奥からでてきた。「おお、来たか、レイ。実は、かくかくしかしかじかで…。」「成る程。この者達の制服を選べば良いのですね?それで子育て経験者の私がぴったりだと…。」「そういうことじゃ。頼めるかの?」「承知致しました。」((なんで伝わるんだ?))と、フェイニとレイ以外の全員が思った...。「レイは儂の傍勤めじゃ。王室には基本的に有能なものしかいないが、この者は特に優秀な人材なのじゃ。と言うわけで、制服の店に行く際は、レイと一緒に行くように。分かったかの?」「はっ!」
その日は一先ず解散となった。
そして何日かたった日、レイと待ち合わせして制服の店に行くことになった。「頼もう。」レイが店に入る際にそういうと奥から店員がでてきて、「予約されていたレイ様達ですね。どうぞ入って下さい。」と、レイ達を案内した。「早速ですが、そこの5人のお子様達は、大林中学校に行かれる方達で宜しいですね?」と店員が聞いてきた。「ああ、そうだ。」とレイが答えた。「分かりました。では、まずそこのお嬢さんから制服の試着、サイズ決めをお願いします。」と店員が試着室のカーテンを空けながら言った。(お嬢さん、か…。)とルアートは思いつつ、渡された制服を持って試着室に入っていった。(取り敢えず服を脱いで…。確か白いこれを先に着ると言っていたな。紺色のこれはブレザーと言うのか?左胸のところに大林中学校の紋章らしきものがついているな。金色のボタンだと…?Lサイズか…。確かに同年代の他の女子と比べれば体は大きい方だと思うが、サイズなど気にしたこともなかったな。ズボンはチェック柄か…。)制服を始めてみるルアートは、色んなことを考えながら制服の試着をしていくのである…。
試着室からでてきたルアートを見て、ロキは「へー、似合ってんじゃん。様になってるぞー?」と、少しわざとらしい声でそういった。そして店員が、「良くお似合いです。サイズはそれぞれ今ので宜しいですか?」と聞いた。ルアートは「はい。これで良いです。」と言った。
ルアートと同じように他の4人もそれぞれ制服の試着とサイズ決めを済ませ、最後に上履きのサイズも決めて会計をし、店を後にした。帰り道にロキが「いやー、あの制服カッコ良かったな!学校生活が楽しみだぜ。」と言った。「まあ、体操服で過ごすことの方が多そうだけどな。夏の間とか制服じゃ暑いだろ。」とエルが言った。その他にも他愛のない会話をしつつ、レイとも別れ、家に帰った。
それから何日か経った日に、制服を受け取り、またそれから数日経った日に、いよいよ入学式の日になった...。
次回はいよいよ入学式編です。いったいルアートたちはどのクラスになるのか?クラスメイトはどんな人たちなのでしょうか?お楽しみに。By 主
(2話開きます。)