「よーし、お前ら宴だー!!」
「「おおーー!!!」」
こうして赤髪海賊団に無事(?)入れた私達は、
今物凄い酔っ払ったシャンクスに絡まれてる。
いやまあシャンクスは宴大好きだし酒大好きだし、酔っぱらってるのはもはやいつもの光景なんだけど、正直いって酒臭いししつこい。さっきから「おめぇら~の~んでりゅか~?」って10回はいわれた。中学生に何聞いてるんだこの人は。それでも一応恩人なので適当にあしらっていたら、ホンゴウがこちらにきた。「忘れてたけど、お前ら怪我とか大丈夫か?もし痛むところとかあるなら医務室で診てやれるが…。」忘れてたんかと思いつつ、そういえば物凄いスピードで落ちたのに、怪我どころか痛むところも一切ない。ガブには感謝だな。そう思いながら、「いえ、怪我とか痛むところもありません。」といったら、ホンゴウが微笑みながら「おお、そりゃよかった。」と言った。微笑んだ顔がそこら辺の子供みたいだと思ったのは、歯が抜けているからだろうか。そこから、ホンゴウは私達に絡んでいるシャンクスを引き剥がしにかかった。「おいお頭、そいつら困ってんだろ。もうちょっと離れろよ。」するとシャンクスが、「んえぇ~、いいあろ~。折角の新入りなんらから~。」呂律が回ってない。これが四皇の姿か。無防備すぎる。「おいお頭。こっちこい。」向こうのほうから副船長の声がした。たぶん庇ってくれたのだろうと副船長のほうに一礼してから、私達はほどほどに宴を楽しんだ。
翌日…。
楽しすぎて甲板で雑魚寝しちゃったわ。起き上がったら、いびきが其処ら中から聞こえる。っていうかちゃんと赤髪海賊団だわ。謎の安心感を覚えつつ、あちこちに転がってる二日酔いの酔っ払いどもを踏まないように、船首のほうにむかった。もうすこしで日が昇る頃だろうか。夜に甲板で寝ても寒くないということは、恐らく夏島のところなのかもしれない。だったらちょうどいい。私は寒いのが苦手なのだ。とはいっても少しおきるのが早かった。みんなが起きるまで何しようかと思考を巡らせていると、甲板を歩く音がした。振り返ると、副船長が一服しながらこちらに向かってきた。
「よう、眠れなかったか?」声をかけてきたので少しビックリしつつ、「いや、よく眠れました。でも目が覚めてしまって…。」と答えた。いびきが五月蝿かったから気分転換に船首のほうに来た何て言えない。「そうか。お前のお仲間達はぐっすり眠っているようだがな。」と副船長が指差したほうをみると、ヨウタとソウが仲良く雑魚寝していた。いやまじで仲良いな。まあ良いことだけども。「そういえば、お前らは独特な模様のシャツをきているな。お前らの世界のか?」といわれて自分の服装をみると、…あー、そうだった。体操服登校だったから体操服で落っこちてきたのか。独特な模様というのはこの英語か。「あー、そうですね。そんな感じです。…着替えたほうが良いですか?」そもそも私に似合うサイズの服があるのかわからんけども。ウタとかこの時いたのかな?あー、ワンピ映画見てえ!!アンコールないかなぁ…。…いやいや、違う違う。あっぶねぇオタクが出るところだった…。私がうっかりワンピの情報なんかいっちゃったら多分いろいろ尋問させられる気がするので(それはなくてもめんどくさくなる予感がした)
、気を付けないと。特に私は結構口に出ちゃうタイプだから、お口チャックでいきます。「着替えか…。今日着く島がかなり規模が大きくていろんな店があるんだ。そうだな…、服ならライムにでも選ばせるか。あとは、そういえばお前、武器とか使えるか?多分あの島なら武器屋もあると思うんだが…。」いろいろ提案してくれて嬉しいけど、いま武器とかいう単語が聞こえたが?まあここ海賊船だしな。忘れてたけど。せめて自己防衛できるくらいの強さは必要か。「武器ですか…。」
まあ使い方はわからんでもないと思うけど、私みたいな陰キャオタクにそんな力量と技量があるか…。まあ、やるだけやってみるか。そういえば、私二刀流に憧れてたんだよね。なんか両手で武器使うの格好いいやん。あとは、棒みたいなリーチが長い武器を使いたい。某ピンクの悪魔のゲームでは、スティックの能力が使いやすくて気に入っていた。なんかこう、遠方から敵を滅多刺しにできるのがいい。だとすると、どういうのがいいかなぁ…。
…あ、思い付いた。二刀流だし、棒も使える。いやこれは我ながら天才だわ。「えっと…、棒の二刀流みたいな...?」「…ほう。」いやあほか。なんだよ棒の二刀流って。語彙力置いてきたんか?いやもとからないけども。副船長ちょっとビックリしたような表情してんじゃんなにやってんだお前。とにかく説明付け足さないと。「えっと、二刀流の剣士っているじゃないですか。その剣を棒に変えたような感じです。」「…棒を二刀流で使いたいのか?」「はいそんな感じです。」っていうかただの棒って武器屋に売ってんのか?そもそも武器とは無縁の世界で生きてきたからなあ…。まあ当然武器屋になんて行ったことないわけで。ワンピの漫画でちょっと見たことあるくらいだよまじで。「…そうか。まあ、それ諸々ライムにやってもらえ。多分あいつなら間違いない。」多分なんかいと思いつつ、取り敢えずライムさんとあったときにはあのときのお礼を言わないとなと思った。それから他愛のない話をしていると、みんながぞろぞろおきてきた。その中にはヨウタとソウもいたので、副船長はその2人にも同じ質問をしていた。どうやらヨウタは剣、ソウは格闘技用のグローブなどが欲しいらしい。それもまとめてライムにやってもらえということで、話はまとまった。それから朝食が出来たというので、私達は食堂に向かった。
やっぱりいた。コックのラッキー・ルウ。漫画で見たぽっちゃり具合。そういえばルウは女が苦手らしいけど私はどうなんだろうか。こんなオタクでメイクにもファッションにも微塵も興味ないようなやつでも体つきは女なんだけど。まあ必要以上にベタベタすることもないし、私は人に必要以上に話しかけに行くような性格ではないので多分大丈夫だと信じたい。
どうやらここでは名前を呼ばれたやつが自分で食事を取りに行くスタイルらしく、私達は3人まとめて名前を呼ばれた。「ほいよ、お待ちどうさん。これがお前らの朝食だ。食べきれなかったら残して良いからな。あ、自己紹介がまだだったな。俺はコックのラッキー・ルウだ。ルウって呼んでくれて構わない。」朝食を受け取りにいくと、ルウが自己紹介した。そーいや、私のことは何もいわれてない。じゃあ大丈夫なのか?まあ私的にはどっちでも良いんだけど、コックの機嫌を損ねたら飯がどうなるかわからないと言われたのでまあ付かず離れずの距離で接するか。「ルウさんですね。ありがとうございます。」取り敢えず当たり障りのない言葉で返した。ルウは軽く「おう。」と返してから、仕事に戻った。そこからどこに座ろうか迷っていると、シャンクスが私達を見つけて手で招いてくれたので、ありがたく座らせてもらう。「よう、お前らたくさん食って大きくなれよー?海賊はからだ作りが大事だからなー。」「はい。…!?うま!?めちゃくちゃ美味しい!何これ!?」あまりの美味しさに思わず大声を出してしまう。こりゃ本物だわ。おかわりしたい。隣の2人もそれぞれうめーだとかやばいだとか言ってる。「おーおー、上手いだろ?ルウの腕前は東の海一番と言っても過言じゃないからな!」と、豪快に笑うシャンクス。サンジの料理食ったことないからわからんけど、確かに東の海一番かもしれない。「っつーか、お前ら細くねぇか?ヒョロヒョロに見えんだけど」そう言われて自分の体を見る。まあ太ってるわけでもないとは思ってたけど、まさかヒョロヒョロと言われるなんて思いもしてなかった。まあ隣の2人は細いけども。このひとからみたら子供なんてみんなヒョロヒョロに見えるんだろうなーと思いながら、「そうですか?ヒョロヒョロではないかと…。」と返した。「ヒョロヒョロだよ。っていうかお前、なんかむず痒いから敬語止めろ。そこの2人もな。呼び方も。シャンクスかお頭でいい。他のやつらも同じように呼び捨てでいいぞ。船長命令だ。有無は言わせん。」と、急に指をビッと立てられてそう言われた。すげー困惑するこというじゃん。船長命令こんなところでだすのかよと思いつつも、「はi…いや、…うん…?わ…かった?おか…しら?」だいぶ?マークが多いし詰まった。ソウに「なんだその喋り方w」って言われたが知らん。さすがに厳しいって。でも船長命令だしなぁ。「まあ、その内慣れんだろ。そーいや、お前らライムと買い物デートすんだろ?」って、急に衝撃的なことをいわれたので私は普通にむせてしまった。なんだよ買い物デートって。語弊がありすぎる。もしかして...。あの副船長やりやがったな。帰ったら問い詰めてやろうと思いながら、水を飲んで気持ちを落ち着かせる。「買い物デートではないd…ないけど、まあ色んな物をライムに買ってもらうってだけだすよ。」敬語と普通の口調が混じって変な言葉になってしまった。やっぱ慣れねぇ~。「そうか?まあ、ライムには多めに金持たせるから全部無くしてやるつもりでいろいろねだってこい!」いやねだるもなにも生活必需品と武器を買ってもらうだけなのだが。シャ…お頭ってこういうことだよなぁ。頭のなかでシャンクスと言っていたらふとしたときに本人にシャンクスといってしまうかもしれないので脳内でもお頭呼びでいく。
それからお頭と雑談しながら過ごし、スネイクが島に着いたというので私達はライムといっしょに買い物をする。この世界に来てからはじめての地面なので少し慣れない感覚をもちつつ、ライムに着いていけばあっという間に武器屋に着いた。「らっしゃい!好きなもん買ってきな!」店主のおっちゃんが元気よく言ってきた。気前が良さそうな人だ。「棒ないかな…。棒、棒…。」と、私が必死こいて探しているうちに、2人はもう武器が決まったようだ。ヨウタはまあよく見る持ち手のところにアーチ状の飾りがあるやや長めのシンプルな剣、ソウは指のところに指が通るくらいの穴があいた鉄の分厚いリングがある黒いグローブにしていた。武器屋にグローブあるんかと思いつつ、ライムの「さっさときめろよー」という声で焦ったように探し始めたとき、店主のおっちゃんが声をかけてきた。「お嬢ちゃん、何探してんだい?」「えっと、こんぐらいの長さの棒を2本ほど…。」私が欲しい武器の特徴を伝えると、店主は奥に入って、すぐに戻ってきた。「こんな感じのかい?」そういう店主の手にあるのは、丁度良い長さの棒2本。「なんか知らんが、知人に「これはすごい力がある棒だ」とか言われて渡されたんだが、正直何がすごいのかわからんし、お嬢ちゃんさえよければただで譲ってやるよ。」ということを言われた。「いいんですか?ありがとうございます!」と、私は店主に頭を下げた。手にもってみると、不思議と馴染む。まるでずっと前から使ってきたみたいに。今すぐにでも振り回したくなったが、取り敢えずそうするのは船に戻ってからにしようと、ライムが2人分の武器の購入を済ませるのを待った。「いやー、おっちゃんがああ言ってくれて助かったぜ。早速その武器で俺と稽古するか?」それから日常品諸々を買ってから船に戻った私達は、ライムにそう言われた。願ったりかなったりで、私達は早速自分だけの武器でライムと稽古することになった。
「取り敢えず基本の動きな。お前みたいに両手に武器持ってんなら、最初は左手で攻撃を受け止めて右手で反撃するっていうふうにするといい。慣れてきたら両手でガンガン攻めていってもいいしな。剣なら、攻撃も防御もそれ1本でできる。慣れてきたら攻撃を受け流すなんて芸当もできるようになると思うぞ。肉弾戦なら、まだ武装色は会得してねぇだろうから攻撃は避けるしかねぇな。それかやられる前にやるか。武器をもってねぇんならその身軽さを活かした攻撃がいいな。質より量。威力が足りねぇんなら、数で補えば良い。」大分一気に説明されたが、分かりやすかったので良かった。
「取り敢えずリウカから、かかってこい。」
と、ライムは戦闘態勢をとった。私は、武器をぐっと握って地面を蹴って走り出した。十分間合いを詰めてから武器を振りかざす。この棒は長いには長いが、見た目の割に軽かった。だからこれなら私でも振れると、少し自信がもてた。まあ当然だがライムは私の攻撃を受け止めて弾いてから、攻撃をしてきた。私はほぼ無意識に左手の棒でそれを受け止めた。速い。本気ではないのだろうが、それでもこの速さ。さすが雷を使うだけはある。ずっと受け止め続けるわけにもいかないので右の棒で攻撃をしかけたが、またも簡単に防がれた。これじゃ状況はずっと変わらない。どうしようかと考え、そして思い付いた。ライムは棒を1本しかもっていない。だがこちらは2本。2本でしか出来ない攻撃をすれば、いけるかもしれない。ライムは殆ど攻撃をしてこないし、左の棒を防御に回す必要もない。取り敢えずやってみよう精神で、私はライムに突っ込んでいった。走る勢いを利用してライムの棒を弾いてからの攻撃。
ギリギリまで距離を詰めてから、勢いはそのまま両方の棒を思い切りライムの棒に振りかざす。だが…。
弾かれた。
私の。
棒が。
弾かれた。
2本とも。
まさかどっちも弾かれるとは思ってなくて、姿勢がぐらついたときに、ライムの棒が首もとに当てられた。
「ん、初日だからこんなもんか。お前は休んどけ。よし次、ヨウタ、こい!」もちろんだがヨウタも惨敗して、ソウも倒されていた。2人とも手も足も出ていなかった。
それから少し休憩して、下っ端クルーの掃除や洗濯などを手伝っていれば、あっという間に夜ごはんの時間になった。今日はすごく充実した日だった。夜ごはんを食べ、風呂にはいって私達3人専用に作られた部屋のベットにはいれば、あっという間に眠りについたのだった。
明日はどんな楽しいことがあるかな?
「「おおーー!!!」」
こうして赤髪海賊団に無事(?)入れた私達は、
今物凄い酔っ払ったシャンクスに絡まれてる。
いやまあシャンクスは宴大好きだし酒大好きだし、酔っぱらってるのはもはやいつもの光景なんだけど、正直いって酒臭いししつこい。さっきから「おめぇら~の~んでりゅか~?」って10回はいわれた。中学生に何聞いてるんだこの人は。それでも一応恩人なので適当にあしらっていたら、ホンゴウがこちらにきた。「忘れてたけど、お前ら怪我とか大丈夫か?もし痛むところとかあるなら医務室で診てやれるが…。」忘れてたんかと思いつつ、そういえば物凄いスピードで落ちたのに、怪我どころか痛むところも一切ない。ガブには感謝だな。そう思いながら、「いえ、怪我とか痛むところもありません。」といったら、ホンゴウが微笑みながら「おお、そりゃよかった。」と言った。微笑んだ顔がそこら辺の子供みたいだと思ったのは、歯が抜けているからだろうか。そこから、ホンゴウは私達に絡んでいるシャンクスを引き剥がしにかかった。「おいお頭、そいつら困ってんだろ。もうちょっと離れろよ。」するとシャンクスが、「んえぇ~、いいあろ~。折角の新入りなんらから~。」呂律が回ってない。これが四皇の姿か。無防備すぎる。「おいお頭。こっちこい。」向こうのほうから副船長の声がした。たぶん庇ってくれたのだろうと副船長のほうに一礼してから、私達はほどほどに宴を楽しんだ。
翌日…。
楽しすぎて甲板で雑魚寝しちゃったわ。起き上がったら、いびきが其処ら中から聞こえる。っていうかちゃんと赤髪海賊団だわ。謎の安心感を覚えつつ、あちこちに転がってる二日酔いの酔っ払いどもを踏まないように、船首のほうにむかった。もうすこしで日が昇る頃だろうか。夜に甲板で寝ても寒くないということは、恐らく夏島のところなのかもしれない。だったらちょうどいい。私は寒いのが苦手なのだ。とはいっても少しおきるのが早かった。みんなが起きるまで何しようかと思考を巡らせていると、甲板を歩く音がした。振り返ると、副船長が一服しながらこちらに向かってきた。
「よう、眠れなかったか?」声をかけてきたので少しビックリしつつ、「いや、よく眠れました。でも目が覚めてしまって…。」と答えた。いびきが五月蝿かったから気分転換に船首のほうに来た何て言えない。「そうか。お前のお仲間達はぐっすり眠っているようだがな。」と副船長が指差したほうをみると、ヨウタとソウが仲良く雑魚寝していた。いやまじで仲良いな。まあ良いことだけども。「そういえば、お前らは独特な模様のシャツをきているな。お前らの世界のか?」といわれて自分の服装をみると、…あー、そうだった。体操服登校だったから体操服で落っこちてきたのか。独特な模様というのはこの英語か。「あー、そうですね。そんな感じです。…着替えたほうが良いですか?」そもそも私に似合うサイズの服があるのかわからんけども。ウタとかこの時いたのかな?あー、ワンピ映画見てえ!!アンコールないかなぁ…。…いやいや、違う違う。あっぶねぇオタクが出るところだった…。私がうっかりワンピの情報なんかいっちゃったら多分いろいろ尋問させられる気がするので(それはなくてもめんどくさくなる予感がした)
、気を付けないと。特に私は結構口に出ちゃうタイプだから、お口チャックでいきます。「着替えか…。今日着く島がかなり規模が大きくていろんな店があるんだ。そうだな…、服ならライムにでも選ばせるか。あとは、そういえばお前、武器とか使えるか?多分あの島なら武器屋もあると思うんだが…。」いろいろ提案してくれて嬉しいけど、いま武器とかいう単語が聞こえたが?まあここ海賊船だしな。忘れてたけど。せめて自己防衛できるくらいの強さは必要か。「武器ですか…。」
まあ使い方はわからんでもないと思うけど、私みたいな陰キャオタクにそんな力量と技量があるか…。まあ、やるだけやってみるか。そういえば、私二刀流に憧れてたんだよね。なんか両手で武器使うの格好いいやん。あとは、棒みたいなリーチが長い武器を使いたい。某ピンクの悪魔のゲームでは、スティックの能力が使いやすくて気に入っていた。なんかこう、遠方から敵を滅多刺しにできるのがいい。だとすると、どういうのがいいかなぁ…。
…あ、思い付いた。二刀流だし、棒も使える。いやこれは我ながら天才だわ。「えっと…、棒の二刀流みたいな...?」「…ほう。」いやあほか。なんだよ棒の二刀流って。語彙力置いてきたんか?いやもとからないけども。副船長ちょっとビックリしたような表情してんじゃんなにやってんだお前。とにかく説明付け足さないと。「えっと、二刀流の剣士っているじゃないですか。その剣を棒に変えたような感じです。」「…棒を二刀流で使いたいのか?」「はいそんな感じです。」っていうかただの棒って武器屋に売ってんのか?そもそも武器とは無縁の世界で生きてきたからなあ…。まあ当然武器屋になんて行ったことないわけで。ワンピの漫画でちょっと見たことあるくらいだよまじで。「…そうか。まあ、それ諸々ライムにやってもらえ。多分あいつなら間違いない。」多分なんかいと思いつつ、取り敢えずライムさんとあったときにはあのときのお礼を言わないとなと思った。それから他愛のない話をしていると、みんながぞろぞろおきてきた。その中にはヨウタとソウもいたので、副船長はその2人にも同じ質問をしていた。どうやらヨウタは剣、ソウは格闘技用のグローブなどが欲しいらしい。それもまとめてライムにやってもらえということで、話はまとまった。それから朝食が出来たというので、私達は食堂に向かった。
やっぱりいた。コックのラッキー・ルウ。漫画で見たぽっちゃり具合。そういえばルウは女が苦手らしいけど私はどうなんだろうか。こんなオタクでメイクにもファッションにも微塵も興味ないようなやつでも体つきは女なんだけど。まあ必要以上にベタベタすることもないし、私は人に必要以上に話しかけに行くような性格ではないので多分大丈夫だと信じたい。
どうやらここでは名前を呼ばれたやつが自分で食事を取りに行くスタイルらしく、私達は3人まとめて名前を呼ばれた。「ほいよ、お待ちどうさん。これがお前らの朝食だ。食べきれなかったら残して良いからな。あ、自己紹介がまだだったな。俺はコックのラッキー・ルウだ。ルウって呼んでくれて構わない。」朝食を受け取りにいくと、ルウが自己紹介した。そーいや、私のことは何もいわれてない。じゃあ大丈夫なのか?まあ私的にはどっちでも良いんだけど、コックの機嫌を損ねたら飯がどうなるかわからないと言われたのでまあ付かず離れずの距離で接するか。「ルウさんですね。ありがとうございます。」取り敢えず当たり障りのない言葉で返した。ルウは軽く「おう。」と返してから、仕事に戻った。そこからどこに座ろうか迷っていると、シャンクスが私達を見つけて手で招いてくれたので、ありがたく座らせてもらう。「よう、お前らたくさん食って大きくなれよー?海賊はからだ作りが大事だからなー。」「はい。…!?うま!?めちゃくちゃ美味しい!何これ!?」あまりの美味しさに思わず大声を出してしまう。こりゃ本物だわ。おかわりしたい。隣の2人もそれぞれうめーだとかやばいだとか言ってる。「おーおー、上手いだろ?ルウの腕前は東の海一番と言っても過言じゃないからな!」と、豪快に笑うシャンクス。サンジの料理食ったことないからわからんけど、確かに東の海一番かもしれない。「っつーか、お前ら細くねぇか?ヒョロヒョロに見えんだけど」そう言われて自分の体を見る。まあ太ってるわけでもないとは思ってたけど、まさかヒョロヒョロと言われるなんて思いもしてなかった。まあ隣の2人は細いけども。このひとからみたら子供なんてみんなヒョロヒョロに見えるんだろうなーと思いながら、「そうですか?ヒョロヒョロではないかと…。」と返した。「ヒョロヒョロだよ。っていうかお前、なんかむず痒いから敬語止めろ。そこの2人もな。呼び方も。シャンクスかお頭でいい。他のやつらも同じように呼び捨てでいいぞ。船長命令だ。有無は言わせん。」と、急に指をビッと立てられてそう言われた。すげー困惑するこというじゃん。船長命令こんなところでだすのかよと思いつつも、「はi…いや、…うん…?わ…かった?おか…しら?」だいぶ?マークが多いし詰まった。ソウに「なんだその喋り方w」って言われたが知らん。さすがに厳しいって。でも船長命令だしなぁ。「まあ、その内慣れんだろ。そーいや、お前らライムと買い物デートすんだろ?」って、急に衝撃的なことをいわれたので私は普通にむせてしまった。なんだよ買い物デートって。語弊がありすぎる。もしかして...。あの副船長やりやがったな。帰ったら問い詰めてやろうと思いながら、水を飲んで気持ちを落ち着かせる。「買い物デートではないd…ないけど、まあ色んな物をライムに買ってもらうってだけだすよ。」敬語と普通の口調が混じって変な言葉になってしまった。やっぱ慣れねぇ~。「そうか?まあ、ライムには多めに金持たせるから全部無くしてやるつもりでいろいろねだってこい!」いやねだるもなにも生活必需品と武器を買ってもらうだけなのだが。シャ…お頭ってこういうことだよなぁ。頭のなかでシャンクスと言っていたらふとしたときに本人にシャンクスといってしまうかもしれないので脳内でもお頭呼びでいく。
それからお頭と雑談しながら過ごし、スネイクが島に着いたというので私達はライムといっしょに買い物をする。この世界に来てからはじめての地面なので少し慣れない感覚をもちつつ、ライムに着いていけばあっという間に武器屋に着いた。「らっしゃい!好きなもん買ってきな!」店主のおっちゃんが元気よく言ってきた。気前が良さそうな人だ。「棒ないかな…。棒、棒…。」と、私が必死こいて探しているうちに、2人はもう武器が決まったようだ。ヨウタはまあよく見る持ち手のところにアーチ状の飾りがあるやや長めのシンプルな剣、ソウは指のところに指が通るくらいの穴があいた鉄の分厚いリングがある黒いグローブにしていた。武器屋にグローブあるんかと思いつつ、ライムの「さっさときめろよー」という声で焦ったように探し始めたとき、店主のおっちゃんが声をかけてきた。「お嬢ちゃん、何探してんだい?」「えっと、こんぐらいの長さの棒を2本ほど…。」私が欲しい武器の特徴を伝えると、店主は奥に入って、すぐに戻ってきた。「こんな感じのかい?」そういう店主の手にあるのは、丁度良い長さの棒2本。「なんか知らんが、知人に「これはすごい力がある棒だ」とか言われて渡されたんだが、正直何がすごいのかわからんし、お嬢ちゃんさえよければただで譲ってやるよ。」ということを言われた。「いいんですか?ありがとうございます!」と、私は店主に頭を下げた。手にもってみると、不思議と馴染む。まるでずっと前から使ってきたみたいに。今すぐにでも振り回したくなったが、取り敢えずそうするのは船に戻ってからにしようと、ライムが2人分の武器の購入を済ませるのを待った。「いやー、おっちゃんがああ言ってくれて助かったぜ。早速その武器で俺と稽古するか?」それから日常品諸々を買ってから船に戻った私達は、ライムにそう言われた。願ったりかなったりで、私達は早速自分だけの武器でライムと稽古することになった。
「取り敢えず基本の動きな。お前みたいに両手に武器持ってんなら、最初は左手で攻撃を受け止めて右手で反撃するっていうふうにするといい。慣れてきたら両手でガンガン攻めていってもいいしな。剣なら、攻撃も防御もそれ1本でできる。慣れてきたら攻撃を受け流すなんて芸当もできるようになると思うぞ。肉弾戦なら、まだ武装色は会得してねぇだろうから攻撃は避けるしかねぇな。それかやられる前にやるか。武器をもってねぇんならその身軽さを活かした攻撃がいいな。質より量。威力が足りねぇんなら、数で補えば良い。」大分一気に説明されたが、分かりやすかったので良かった。
「取り敢えずリウカから、かかってこい。」
と、ライムは戦闘態勢をとった。私は、武器をぐっと握って地面を蹴って走り出した。十分間合いを詰めてから武器を振りかざす。この棒は長いには長いが、見た目の割に軽かった。だからこれなら私でも振れると、少し自信がもてた。まあ当然だがライムは私の攻撃を受け止めて弾いてから、攻撃をしてきた。私はほぼ無意識に左手の棒でそれを受け止めた。速い。本気ではないのだろうが、それでもこの速さ。さすが雷を使うだけはある。ずっと受け止め続けるわけにもいかないので右の棒で攻撃をしかけたが、またも簡単に防がれた。これじゃ状況はずっと変わらない。どうしようかと考え、そして思い付いた。ライムは棒を1本しかもっていない。だがこちらは2本。2本でしか出来ない攻撃をすれば、いけるかもしれない。ライムは殆ど攻撃をしてこないし、左の棒を防御に回す必要もない。取り敢えずやってみよう精神で、私はライムに突っ込んでいった。走る勢いを利用してライムの棒を弾いてからの攻撃。
ギリギリまで距離を詰めてから、勢いはそのまま両方の棒を思い切りライムの棒に振りかざす。だが…。
弾かれた。
私の。
棒が。
弾かれた。
2本とも。
まさかどっちも弾かれるとは思ってなくて、姿勢がぐらついたときに、ライムの棒が首もとに当てられた。
「ん、初日だからこんなもんか。お前は休んどけ。よし次、ヨウタ、こい!」もちろんだがヨウタも惨敗して、ソウも倒されていた。2人とも手も足も出ていなかった。
それから少し休憩して、下っ端クルーの掃除や洗濯などを手伝っていれば、あっという間に夜ごはんの時間になった。今日はすごく充実した日だった。夜ごはんを食べ、風呂にはいって私達3人専用に作られた部屋のベットにはいれば、あっという間に眠りについたのだった。
明日はどんな楽しいことがあるかな?