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放送室でバカ話していたら全校生徒に聞かれていた件

#1

終わりの始まり

現在時刻は午前9時20分
神木高校の1限から2限の間の休み時間を指す
遅刻した人にとってはとても良い時間帯だ
授業中に教室に入ってしまえばクラスメイトから注目を浴びせられ
先生にも叱られてしまう

しかし、休み時間は人の出入りがある。
後ろからこっそり入ってしまえば先生にもバレないし
クラスメイトからも注目を浴びない。

というわけでオレ[漢字]神崎凛空[/漢字][ふりがな]かんざきりく[/ふりがな]は今日も安全に
「やぁ凛空重役出勤とは良いご身分だな」
「え、」
ドアを開けると美しいご尊顔をひどく歪ませた[漢字]女性教師[/漢字][ふりがな]モンスター[/ふりがな]の姿があった
ドアを閉めふぅと息を吸い込んでオレは何事もなかったかのようにドアを閉じたのだった
「よし、出直すか」


「おいどこへ行くつもりだ」


‥‥なぜだ、体が動かない


自分の肩を見るとあの女の人の力ではない異常なほどの力が伝わってくる


オレはすぐさま頭の中で最適解を導き出した


「せ、先生‥今日はご機嫌麗しく…」
「言い残すことはそれだけか?」

─くそっこれは無理か!

ならば‥‥

「先生!すみませんでした!明日からは絶対に遅刻しないと
 誓うんで!」
「本当か?」
「はい!」

先生は人間の脳って日常生活では数パーセントしか機能していないって知っていますか?」
「急に何だ……まあ私も聞いたことはあるな。普段はセーブしていて極限状態ではリミッターが外れるとかだったか?」
「そうです。人間とは普段は実力を隠していて、追い込まれれば本領を発揮するようにDNAに刻まれた生物なんですよ。その生命の神秘に抗うという行為の方が愚かに思えませんか?」
「……それで?」
「逆に言えば、人間とは追い込まれないと本気を出せないようにDNAレベルで設計されてるんです。つまり明日から本気出すという決意は‥‥って先生その拳は?」
「屁理屈こねんなぁぁ!」

人間のリミッターを外した鉄拳がオレの鳩尾に当たった







「って話があったんだよ!ひどいと思わねぇかよ!」
「いや、それはお前が悪い」
「いや、なんでだよ!」
「ていうか大体お前もオレと仲良く遅刻してたじゃねぇかよ」
「うっ」
「はっはっはっはっはオレの勝利だな」
「いやなんでだよ」



‥‥‥‥あれ放送してたっけ‥
‥え、え、え、え、え緑のランプって放送中って意味だよな‥‥



──今までの会話全部丸聞こえ?




2024/06/08 22:37

ルイ
ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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