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非公式カップル&BL要素ましまし&nmmn&捏造設定あり&人によってはエロチィと疑うかも。
まぜちぐとあきぷり、さらにあとけちゃの尊き絡みが見たい方のみご覧くださいませ〜

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わちゃわちゃシェアハウス!?!?

#16

休日のトリプルデートー当日編②ー

[太字]ちぐさ視点[/太字]









今年も、あの遊園地へやってきた。
時刻は午前9時。開園時刻となって、ゲートに並んでいたお客さんと一緒にAMPTAKメンバーも遊園地へと入る。
俺はまぜたんと回るようで、少し安心した。

なんだか、まぜたんと付き合ってから、まぜたんといる時といない時の安心感の差が明らかになってきた。
まぜたんが出かけている時は「大丈夫かな」とか、「事故に遭ってないかな」とか、余計なことばっか考えちゃうのに、まぜたんが隣にいると、謎の安心感があって、心地良い。
俺はやや本能的に、まぜたんのことを愛していた。

俺はそんなまぜたんと手を繋いで、13年前の今日、俺が泣いて泣いて泣き叫んだあの場所へと向かう。

「っ、ちぐ?」
「まぜたん…?」
「よかった。さっきから呼んでも気づかなかったから…」
「あ、あぁ、そうだったんだ。ごめん。ちょっと考え事してて」
「それって、るいのことか?」
「…うん」
「それなら大丈夫だ。13年前の俺らと、今日の俺らは違うんだ」
「そうだよね。じゃあ、早く行って終わらせよっか!」
「だな」

俺らは観覧車前へと向かった。




いつものお花屋さんへ向かう途中、『[漢字]佐伯瑠衣[/漢字][ふりがな]さえきるい[/ふりがな]くん死亡事故から13年』というパネルがあったが、無視した。
読んだら、今すぐに泣いてしまいそうだったから。


俺らは[漢字]3本の[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]カスミソウを買い、花壇へと向かった。
そこには、毎年ここで供えられたカスミソウを植えてくれているボランティアの[漢字]渡辺[/漢字][ふりがな]わたなべ[/ふりがな]さんがいた。


「!渡辺さん、お久しぶりです。元気してましたか?」

「おぉ、これはちぐさくんにかわかm…まぜ太くんじゃないか。わしは元気にしておったぞ。元気そうでなによりじゃ。今年も来てくれてありがとうなぁ。さすがに13年連続でカスミソウを供えてくれるのはおまえさんたちしかおらんわい」

「あはは、ですよねぇ〜!俺たちも、1番近くで見ていたからには責任を果たしたいんですよ」

「なるほどなぁ。熱心なことはいいことじゃ。ほんで、おまえさんたち。あそこのブースは見たかい?」

「すみません、まだ…」

「いいんじゃ、いいんじゃ。…あれはな、わしがご遺族と話し合って全部手作りで作ったブースなんじゃ。去年…おまえさんたちが帰った後に、小学生くらいの坊やに『おじさん、なんでそんなお花植えてるの?お花はいつか枯れるってお母さんが言ってたよ!そんなの植えても意味ないよ!』って言われてのう。わしは本当に悔しくてなぁ。坊やには何も言えなかったが、今年からでも、とこのブースを作って、『ただ花を植えてるおじさん』にならないようにしたくてのう…」

「あのブースの最後の方に、こう書いてある。『今生きていることは幸せなことだ。楽しいこと、幸せだった瞬間から突き落とされて、瑠衣くんは命を落とした。それは皆さんの日常の中にもあることだろう。決して自分から命を絶とうとせず、自らの命の燈が消えるまで生き続けるのだ。それが1番いいことなのだと私は思う。』これは、完全にわしが作ったものじゃが、あの坊やに届けばいいなと思ってのう…ほら、今も男の子たちが見とるじゃろ」


そこには、パネルをまじまじと見つめるあっきぃとぷりちゃんの姿があった。


「そうだったんですね…帰りに俺たちも見ていきます。…あ、もう12時か。そろそろ友達との集合時間なので、失礼します。渡辺さん、ありがとうございました。久しぶりに顔を見れて嬉しかったです。また会いましょうね!」

「おお、そうかい、そうかい。じゃあな、おふたりさん。また会える日まで」


俺は渡辺さんに手を振って、その場から立ち去った。







まぜたんの手を引いて、[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]のない木々の狭間へと進む。

「ちぐ?どこ行くんだ?」

そんな質問にも俺は答えない。いや、答えられる余裕がない。
頭の中はるいくんのことでいっぱい。これからデートなんてできそうになかった。

「…たん、まぜたん」
「ん?」

俺はもう、心の中を[漢字]曝[/漢字][ふりがな]さら[/ふりがな]け出して、ぶちまけることにした。


「俺がもし、あの時。もうちょっとだけ早く気づけてたら、瑠衣くん今も生きてたかな…?立派に22歳になって、社会人とか、大学生とかだったかな…?お酒も飲めて、俺らと飲み会とかもできたのかな…?彼女もいてっ、結婚とかもしてたのかな…っ」


「…っ!」


「そんな楽しそうなるいくんの日常を、毎日を、俺のたった一瞬目を離した隙に奪ったっ…。家族の人も、悲しんでた。聞いたかな…?るいくんのお母さん、うつ病になって今も通院してるって…。渡辺さんだって、もっと自分とか、奥さんと過ごす時間が作れたんだよっ…。それを、ぜんぶ、ぜんぶ、おれが…おれが……こわしちゃった…」

「ち、ぐ………」

「だから、おれは、まいとしカスミソウをそなえるけんりなんて、ないっ………」


「っ、ちぐ!!!」


そう言うなり、まぜたんは俺のことを強く抱きしめた。
頭、肩、背中と、俺の体にまぜたんの熱が伝わってくる。


「ま、ぜたん…?」


「な訳ないだろ!!!!!!なに泣いてんだっ!!俺だってその場にいただろ!!なんで自分一人で責任背負おうとしてんだよ!!!!!一瞬目を離したから死んだ?な訳ないだろうが!!俺らはしっかりるいのこと見てた!!!なのに…っ、もしそうなら、唯一一緒にいた俺らが毎年カスミソウ供えなきゃ、これから誰が供えるんだよ!!!責任、しっかり果たせよぉ!!!!!!!!!」


まぜたんはポロポロと涙を[漢字]零[/漢字][ふりがな]こぼ[/ふりがな]しながら、もっと、もっと力強く俺のことを抱きしめる。


「っ…まぜたん…」




「ごめん…っ」



「…!……ほんと、だな?もう2度とこんなこと言わないな?」


まぜたんは膝をつき、俺の肩に手を置いて、目線を合わせる。


「うん…っ」


「っ、ちぐ…」




まぜたんは俺のことを抱きしめて離さなかった。

12時30分になるまでは。
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作者メッセージ

零れた涙は、いつしか笑顔となってまた溢れる。

2025/07/21 23:01

半熟っぽい豆腐
ID:≫ 1.YjZXk0F3SBI
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