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自殺の表現があります。
「もうすぐそっちに行くよ。お兄ちゃん。」
私には、お兄ちゃんがいる。
私は十歳で、お兄ちゃんが生きていれば、お兄ちゃんは十七歳。
お兄ちゃんは、明るい性格だった。
私に優しくて、ケンカなんてしたことがない。
成績もよくて
スポーツも万能で
何をしても完璧な、私の自慢のお兄ちゃんだった。
でも、一年前、あることにより、私の人生は変わった。
お兄ちゃんが、交通事故で死んだのだ。
私はもともと両親から期待されていなかったけど、お兄ちゃんがなくなってから、私に暴力を振るうようになった。
「お前が死ねばよかったのに」
「お前なんかうちの子じゃない!」
この言葉を、何回も聞いてきた。
お母さんは家を出ていって
お父さんはお酒に溺れて
二人はもう離婚した。
お父さんのところにいるけど、暴力は振るうし、お金を稼いでこいとかいうし、食事は、残飯がもらえるのも奇跡に近い。
だから、私は近くの森で――。
そう考えて、私は目をつぶる。
ああ、もう思い出したくない。
痛いのは嫌だけど、一瞬だから、大丈夫。
すぐ死ねなくても、暴力で少しは慣れてるから、大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、私はナイフを自分の心臓があるところにあて、そこに突き刺した。
私は、そのとき誰にも聞こえない声でつぶやいだ。
「もうすぐそっちに行くよ、お兄ちゃん。」
私は十歳で、お兄ちゃんが生きていれば、お兄ちゃんは十七歳。
お兄ちゃんは、明るい性格だった。
私に優しくて、ケンカなんてしたことがない。
成績もよくて
スポーツも万能で
何をしても完璧な、私の自慢のお兄ちゃんだった。
でも、一年前、あることにより、私の人生は変わった。
お兄ちゃんが、交通事故で死んだのだ。
私はもともと両親から期待されていなかったけど、お兄ちゃんがなくなってから、私に暴力を振るうようになった。
「お前が死ねばよかったのに」
「お前なんかうちの子じゃない!」
この言葉を、何回も聞いてきた。
お母さんは家を出ていって
お父さんはお酒に溺れて
二人はもう離婚した。
お父さんのところにいるけど、暴力は振るうし、お金を稼いでこいとかいうし、食事は、残飯がもらえるのも奇跡に近い。
だから、私は近くの森で――。
そう考えて、私は目をつぶる。
ああ、もう思い出したくない。
痛いのは嫌だけど、一瞬だから、大丈夫。
すぐ死ねなくても、暴力で少しは慣れてるから、大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、私はナイフを自分の心臓があるところにあて、そこに突き刺した。
私は、そのとき誰にも聞こえない声でつぶやいだ。
「もうすぐそっちに行くよ、お兄ちゃん。」
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