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実験体ちゃんと貴族の子

#1

貴族の男の子

125番
それが私の名前。
昔はお母さんとお父さんがつけてくれた名前があったけど、忘れちゃった。
私は実験体だから、この研究所から出れない。
来る人は、研究所の人ばかり。
たまにほかの人が来るけど、見学に来ただけで、私たちを人間としてみない。
逃げたいけど、逃げれない。
私達には首輪が付いていて、研究所から出れば、爆発する。
小さい子は、実験に耐え切れずに、すぐに死ぬ。
いいな。
私も、はやく天国にいるお母さんとお父さんに会いたいな。
もう顔も忘れちゃったけど。

足音がする。
この小さい足音は、子供?
見学かな。
私がそう思って見上げると、そこには予想通り、男の子がいた。
身なりがよくて、髪はつやつや。
目は、ここにいる私達とは違って、生き生きとしている。
貴族の子だ。
でも、どうして私を見るんだろう。
「お父様、あの子を――――?」
何か喋ってる。
私に、何するんだろう。
実験かな。
それとも、頭を下げないのが気に入らないから、死刑?
ああ、研究所の人が来た。
私を牢屋から出した。
そうか、目の前で殺されるんだ。
まぁでも、暗い部屋で一人で死ぬより、よっぽどいいな。
ガチャ
その音は、拳銃を構えた音ではなく、私の首輪が外れた音だった。
どうして?なんで?
私の頭が混乱でいっぱいだったところに、貴族の男の子は話しかけた。
「今日から僕のメイドになってもらうよ。よろしくね!」
その声は、明るくて。
私たちを道具としか見ない研究所の人とも
頭を下げないだけで怒るお金持ちの人とも、違った。
ああ、これが、絵本や夢物語でしか知らなかった、『しあわせ』なのかな。
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作者メッセージ

うまくできたか怪しいです…。
暗い感じにかけた…のかな?っていう感じです…。
短くてすみません!
コメントしてくださるとうれしいです!

2024/08/24 17:22

ラムネ
ID:≫ 62ybjIPYeMiR.
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